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ぐん税ニュースレター vol.28 page03 -税理士受験ノート-

TKC巡回監査士補試験

私は、税理士になるため今の会社を選び、並行して勉強を進めています。ただ、税理士を志したタイミングが遅かったため、まだ勉強も始めたばかりの右も左もわからない状態です。何から始めようか試行錯誤している今、まず目指そうと思った目標が、TKC巡回監査士補の合格です。税理士試験ではないのかと疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、税理士試験ももちろん随時勉強中です。それとは別に会社で受験することができるTKC巡回監査士補という資格があり、その内容が税理士試験につながると感じたため、まずはその合格を目指そうと思いました。
具体的な内容として巡回監査に関する知識と消費税法、法人税法、所得税法、相続税法の5つからなる資格となっています。今年の11月に受験しましたが自分的には難易度が高かったと感じてしまいました。
それというのも、今まで消費税や所得税など名前は聞いたことがあるもののどういう仕組みで計算されて納められているのかなど一切興味がなく、税金について全くの無関心でした。そして会社に務めるようになってから様々な税金の申告書や納付書に触れて、それぞれにルールがあり、それをわからないながらも調べたり上司の方に聞いたりしながらやるうちに覚え始めたのですが、それでもまだ付け焼き刃状態の知識だったからだと思います。もっと業務こなし知識を吸収していけば試験の合格に近づくだろうと思います。

税金の控除

知識ゼロだった私が、勉強していく中で大切だと思ったものがどの税法にもある控除についてです。もちろん税額自体が間違ってはいけない一番大切な部分ですが、控除についてもしっかり押さえていなければ適切に節税し、正しく納税することができないと思ったからです。例えば法人税に関わる控除について、従業員さんの給与が増加したときに使える所得拡大促進税制があります。これを使うためにも、中小企業の場合であれば前年度と比較して1.5%増加していなければならなかったり、その従業員さんが雇用保険に加入していてかつ65歳未満でなければならなかったりなどと他にも細かくルール決められています。
こういった知識は正しく理解していなければ使うことができないですが、使うことができれば大きなメリットとなるため、他にも多くの税額控除について学び、最大限活用することで関与先の皆様の力になれるようになりたいと思っています。そして、最終目標となる税理士に早くなれるよう取り組んでいきたいと思います。

業務部 佐藤


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