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中国JKコスプレイヤーMaya

閉店ガラガラなショッピングモールが目立つ上海。しかし、そんな中でも一部のショッピングモールは繁盛している。オタクをターゲットにしたJoy Cityがその一例だ。コスプレ好きのオタクたちは、限定グッズやアニメ関連商品に多額のお金を費やし、これらのモールを活気づけている。

南京東路のモール

4月の夜、私は長楽路でMaya(仮名)ちゃんに会った。彼女はピンクのウィッグ姿だった。初めはふざけているのかと思ったが、話を聞いてみると彼女の状況が少し見えてきた。

JKのMaya

JKの彼女はメンタルの不調により学校を休んでいるという。「コスプレは私の唯一の楽しみなんです」とMayaちゃんは笑顔で言った。彼女はピンクのウィッグや自作の衣装を見せてくれた。普段のストレスから逃れ、「違う自分になれる瞬間が好きです」と微笑んだ。

わんさか

そう言えば、去年、ビリビリイベントを見に行った時に、中国若者の輝いた表情が忘れられない。「これが僕の居場所だ」といった生き生きとした笑顔だった。

JOY CITYにて

中国では学校と塾に追われる日々を過ごす若者が多い。勉強や将来への不安から一時的に逃れ、自分を表現する場としてのコスプレ。それは単なる趣味以上の意味を持つのだ。

yeah

そんなオタク文化に注目し、その需要に応えることで、新たなビジネスチャンスを見出しているショッピングモールは確実に増えている。しかし、一部では再び供給過剰で共倒れする店も見え始めている。

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