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にゃんぞぬデシ ワンマンライブ ネコの集会 〜公園通りで雨やどり〜 の感想文

 昨日は薄曇りの中やや体調不良ながらにゃんぞぬデシのライブを観にいってきました。

 開演前は天気が悪くなっていたものの何とか前物販などは雨に降られずに無事「猫じゃらし付きステッカー」を手に入れる。前回のワンマン同様、開演前BGMとして本人がパーソナリティーを務める「スペシャルラジオ📻」が流される。
(今回の選曲プレイリストは以下の通り)

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「今朝からずっと雨音のすきまに耳をすましてる」/「2つの願い」
「今日は雨降り 化石のように 青い空に沈んだまま」/「くちなしの丘」
「くもり空 いっそこのまま雨を降らせよ まだ帰るには早いんだと本当は言いたかった」/「スポットライト」
「雲が切れて太陽が顔出す七色の橋も架けられたよパーティーはまだ続く」/「old tree」より
「路地にだって、哀れだったこの街に 今日はミスターブルースカイが住んでいるんだ」/「Mr.Blue Sky」
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ラジオ中に説明があったのかもですが、家帰って全部歌詞拾ってみたら「雨関係」の歌でした!


 確実なことは言えませんが登場曲がJackson 5の「I WANT YOU BACK」からELO(?)に変わってた気がします。


いよいよ本編のはじまり。

 (すいません、3曲目ミセスじゃなくてミスですね)一番ライブで驚かされたのが、その「Miss.Merryが憂鬱」のイントロの瞬間でした。川口ケイさんのジョン・ロードばりのキーボードプレイが炸裂してプログレッシブにゃんぞぬデシ爆誕の瞬間。この曲は2015年の秋に発表。マイナーチェンジを重ねながらゆっくり育くまれていった曲でもあります。

「Miss.Merryが憂鬱」を最後にライブでみたのがこの時で、ポップス〜歌謡曲寄りのデシちゃんの楽曲群でも一番のロックナンバーともいえるこの曲。期待通りというかここまでやってくれるかという大胆かつ挑戦的なアレンジだったので、これからも止まらない変化に期待してしまう。あとツイートでも触れましたけどAメロの最後の小節に「バチバチバチバチ」(語彙力)って本人にライティング当ててたの、めちゃくちゃいい演出だったですね!

 そしてやはり触れないわけにはいかないのがアンコールで披露した、テレビ東京系ドラマ24「Iターン」のOP曲「勘違い心拍数」。これは期待以上の良曲でした。にゃんぞぬデシらしさ+「ここ数年のフェス邦ロックで盛り上がる系」のトレンドをうまくミックスさせてできた最高のナンバー。個人的に胸にきたのはAメロ〜Bメロの哀愁漂うメロディの流れの美しさ( ;  ; )これどっちかというとED曲じゃない?って思ったんだけどそれは別としても劇中でインスト版にしてガンガン流れるといいなとおもいました。というか曲を1回しか聴いてないけれどこれはにゃんぞぬデシ、一気にドカンと行きそうな気配しかないです。来年あたり想像以上に大変なことになってるかもしれません。

 にゃんぞぬデシの場合各曲の感想に触れていくと際限がなくなるので、この2曲プラス弾き語り披露の新曲の「知らない人」が素晴らしかったとだけ触れておきます。

 また楽曲そのものだけでなく実家バンドとの演奏が1月のワンマン時と比べうまく噛み合っていてバンマスの宮野弦士さんの終演後の「とにかくみんなで丁寧にやろうと言っていた」という言葉だったりKey.川口ケイさんのツイート引用させていただくと

まさに「ストイックにやる」がそのままにゃんぞぬデシを引き立たせる素晴らしい演奏につながったんだと。ライブを通しての感想をいえばとにかく質の高い曲、アレンジ、楽しませるための構成(「ネコの原理」のコール&レスポンスしかり、「気分予報士」の1番のみアコースティックからのバンドアレンジしかり)など客を常に楽しませようとする、完璧な内容でした。個人的にもにゃんぞぬデシのライブをみてきた中で一番の内容だったと確信!

 ライブが終わったあと外を出るとポツリポツリと雨。結局帰宅したあともしばらく余韻がさめなかった最高の時間でした。





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