思い出の品、捨てる・捨てないの問題(GTD的な見方で)
「必要な物」以外にも、日常には「物」があります。例えば「思い出」と紐づいた物たちです。
GTDだと「資料として保存する」に分類される
例えば、アルバムを手にとってみましょう。それ自体について今、具体的2行動を起こす必要はありません。そういったものの仕分けとしては、
1:捨てる・・・必要なければ捨ててもよい。
2:保存する・・・資料・情報として蓄積する。
3:保留する・・・今じゃないけど、行動を喚起する可能性がある
といった3つのどれかに仕分けられます。アルバムの場合には、1か2ということになりそうです。そこで、捨てるという選択肢をとれなかった場合には、資料として保存するということになります。
「資料として保存する」の問題・・・スペース・容量
資料として保存する、と決めることは悪いことではないのですが、実際に家やオフィスでGTDを実践する時に問題となるのが、「資料」を保存しようとするとスペース・容量の限界が存在するということです。
私の場合であれば、我が家もそこまで広くはないので、この問題が出てきます。
捨てる・捨てないを自分で選択をすることが重要
資料として保存しておきたいが、全て保存することもできない、となった時には、判断・選択をしていく必要があるでしょう。
もしスペース・容量の問題であれば、データ化することで実体としての物をなくすことに納得ができるかもしれません(例えば、過去の写真アルバム、講義ノートなど)
しかし、思い出の品というものは「そのもの」が価値を帯びていることがあります。そうなったときに、自分で選択をすることになります。その時に考えて欲しいのは、以下の「自分にとっての重要度」というものです。
自分にとっての重要度を「高さ」で考えてみる
GTDでは記事で以前取り上げたこともある「6つのレベル」という考え方をしています。細かいレベル設定は割愛しますが、もし物品の整理で悩んだときには、その考え方を活用して、以下のような問いかけで考えてみてください。
・その物は自分の人生にとって意味や価値があるか?
・その物は5年~10年くらいのビジョンに影響するか?
・その物は1年~2年くらいの方向性に影響するか?
・その物は自分の役割や責任、重要と思う領域に関連しているか?
こういった問いかけをそれぞれ考えてみて、答えられるか?というのは悩んだときのヒントになるでしょう。むやみに捨てるのは危険なことです。逆に全てを保存しておくことも現実問題としてはできないでしょう。
最後は、自分によく問いかけた上で、納得した選択をすることです。
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