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【店舗開発DX】ロードサイドの出店検討に必要なデータとは?

こんにちは、アライアンスビジネス営業部の岡村です。

私たちのクライアントの多くは小売・飲食チェーンで、日々やりとする部署は「マーケティング」「販売促進」「店舗開発」がほとんどです。
その中でも「店舗開発」の取り組みとしてデータを使ったエリア分析の一例をご紹介させていただきます。

新たな店舗を出店する際、「一定の基準をクリアしていること」が前提にあります。
それが何かは、もちろん企業様ごとに異なります。
よくある例として、エリアの特性を3つにグループ分けして見るべき基準を決めるという話です。

・住宅街     ⇒夜間人口
・ショッピング街 ⇒商業人口
・オフィス街   ⇒昼間人口
(ご参考:https://note.com/gsi_note/n/n6e718814ccf7

最近ではこれに加え「人流データ」を出店基準に加える企業が増えております。

・駅近立地    ⇒乗降客数
・商業施設イン  ⇒来館者数
・ロードサイド  ⇒店前通行量

例えば、千葉県館山市で「通行量の多いロードサイド」で飲食店を出店したい場合、以下のフローで分析をします。

1.館山市内で「自動車通行量が一番多い道路」を検索

赤く表示された道路が館山市で一番車の通行量が多い道路となります。

2.「平均車速」を確認

車の通行速度が速すぎることで店舗に立ち寄る可能性が低くなるため、調査。
日中の平均が「約30km/時」なので、問題ないと判断。

3.時間帯ごとの自動車通行量を確認

営業時間やシフト調整に活用できます。

【平日】
7時、8時台通行量多 ⇒6:00-9:00でモーニングを強化?
お昼は横這い    ⇒ランチ営業をする場合シフトは最低限でよさそう?
17時台ピーク    ⇒ディナーを食べて帰りたい層をどう囲い込むか?
           誘客すべき時間帯となる。

【休日】
午前中がピーク   ⇒モーニング営業を強化?
午後から夕方    ⇒ゆるく営業?

このように物件ベースではなく、出店したい候補地を予めもっておく事も1つの方法になります。
大きな投資になるため、やはり確かな出店判断にはデータ活用・分析の重要性が問われることでしょう。



みなさま、最後までお読みいただきありがとうございました。
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また、今回の分析に活用しましたシステム・データともにご興味のある方はぜひお問合せください!
※当社へのお問い合わせはこちらです

それではまた次回もよろしくお願いします。

<今回使用したのは・・・>
MarketAnalyzer® Traffic(https://mka-traffic.sfsite.me/

<執筆者プロフィール>
アライアンスビジネス営業部 岡村
旅行業を経て2021年技研商事インターナショナルにジョイン。
当社ではお客様の窓口だけでなく「ギケンサウナ同好会」の事務を担当。
水風呂の温度は15度できまり。