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【5分要約】Vol.28_人は話し方が9割


「あの人は話し上手で羨ましいなあ…」

今回はこんな悩みを持つあなたを助けてくれる本をご紹介します。

<こんな人にオススメの1冊>
✔︎初対面で何を話したらいいか分からない
✔︎すぐに話が途切れて会話が続かない
✔︎話し上手と言われる人たちが羨ましい


こんにちは、ゴミー(@GOMIE_BLOG)です。

今回取り上げる本は、2021年1番売れてる会話の本で、現時点で60万部*も売り上げている『人は話し方が9割』です。今回も5分で読めるように要約していきます。*2021年3月時点


著者情報
永松 茂久
・人財育成JAPAN代表取締役
・「永松義塾」主宰


・大分県中津市生まれ。講演の累積動員数は延べ40万人にのぼる。
・経営、執筆、人材育成、経営コンサル、ブランディングプロデュース、『永松義塾』の主宰など数々の事業を展開。
・『いい男論』、『黙っていても人がついてくる リーダーの条件』など著書多数。


◆人は話し方が9割

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私たちは人生のほとんどの時間を誰かと話しているのに、多くの人が話すことにコンプレックスを持っています。

仕事、交友関係、恋愛、あらゆる場面で「もし上手く話せたら、結果が変わったのかも」と思った経験はないでしょうか。特にビジネスの場では、話せないだけで「仕事ができない」というイメージになってしまいがちですよね。

でも、会話が上手な人と下手な人って「実はほんのわずかな違いしかない」と著者の永松さんは言います。本書のサブタイトルにあるように、1分で人を動かして100%好かれる会話のコツがいくつか書かれていますが、中でも特に重要なポイントに絞って解説していきます。


◆話が上手い人と下手な人

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そもそも、なぜ話の上手い人と下手な人がいるのかという話ですが、

それは「環境の違い」です。

人は環境に大きな影響を受けるため、話が上手い人と一緒にいれば話はどんどん上手くなるし、下手な人と一緒にいると下手になります。なので、まずは自分の周りをチェックして、話が上手い人がいないのであれば近付くことが第一歩になります。

◆今から誰でもできる3つのコツ

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次に、会話の3つの基本があります。会話が苦手な方でも今からすぐできる内容なので、最低限まずはこれらを押さえましょう。

1. 否定禁止
ポジティブなことを話す人とネガティブなことを話す人だと、やはりポジティブな人が好かれます。否定的な話ってどう頑張っても楽しくならないので、人も集まりにくくなるということを常に忘れないようにして下さい。

2. 笑顔で頷く
プレゼンなど人前で話す時って誰もが緊張しますが、そんな時に頷いて聞いてくれている人がいたら話しやすいし気持ちいいですよね。なので、逆に聞く立場の時は、笑顔で頷くことを意識してみましょう。

3. プラストークをする
1.の逆ですが、明るい言葉が明るい空気、明るい人間関係を作るので、人を褒めたり、最近楽しかった話などできるだけポジティブな話題を選んで下さい。

◆相手に9割話させる「拡張話法」

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前提として、話が上手な人は話を聞くことが上手な人です。なので、ここからはそんな聞き上手な人たちが必ず押さえている、相手がどんどん話したくなる話し方のコツ「拡張話法」(5つのステップ)について解説していきます。

1. 感嘆
一つ目が「感嘆」で、相手の話を聞いた時に驚くことが大事です。リアクション良く反応し、「!」「?」「♡」などの感情を意識して、思っている×10倍の反応を意識しましょう。また、「そうなんですか」ではなく「そうなんですか〜!」と語尾を伸ばすと、会話が盛り上がりやすくなります。

2. 反復
続いて、相手の話を繰り返しましょう。

Aさん:「僕、カレーが大好きなんです。」
Bさん:「お!カレーですか、いいですね〜!」

このように反復することで、相手は次の話をしやすくなります。

3. 共感
次に、「分かります」とか「大変だったね」のような言葉を使って、相手の気持ちに寄り添いましょう。相手の話に深く頷いて同じ表情をしながら、時に勢いよく、時に静かに言うことがポイントになります。

4. 称賛
続いて、「素敵ですね」とか「すごいですね」とか「さすが○○さん」のように相手を褒めましょう。ここでも×10倍くらいの感情を乗せることがカギになります。

5. 質問
最後は相手の話中心で会話を進めるために、「それでそれで?」とか「今は大丈夫?辛くない?」など、その後の状況を聞くことです。的確なタイミングで質問が入れられると、相手も心を開いてどんどん話をしてくれるようになります。


拡張話法の目的は、「相手の話を広げること」です。相手の「気分良くたくさん話せたな」という印象が「また会いたい」という気持ちに繋がるので、この5つを意識してみて下さい。

◆「正しい話」をするな

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上手く話せば話そうとするほど、「もう会わなくていいかな」と思われるきっかけを作ってしまいます。

なぜかと言うと、人って別に正しい話を求めていないからです。そうではなく、「相手のためになる」とか「喜んでくれる」といった相手が求めている話をすることです。

ビジネスでもプライベートでも、結局のところ人として好かれるかどうかが大事になります。

自分が売りたい物を一方的に宣伝しても売れないんですよね。相手目線で好かれる話ができる人が圧倒的に結果も出しやすくなるということを覚えておきましょう。

◆嫌われない話し方

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ここまで相手に好かれる話し方のコツを説明してきましたが、それ以上に大事なのが「嫌われないこと」です。

自分が嫌いな人からいくら正しい話や良い話をされても、全く聞く気が起きないですよね。また、1回嫌われてしまうとリカバリーがかなり難しいので、嫌われる人の話し方の特徴も押さえておきましょう。

1. 4Dワードを連発する人
まず、以下の4Dワードを口にする人は嫌われやすくなってしまいます。これは先に説明した「否定禁止」にも繋がる話ですね。

<4Dワード>
❶でも ❷だって ❸どうせ ❹ダメ

2. 相手の話をまとめる人
相手の話を広げて気持ち良く話してもらうのが話し方の基本ですので、反対に相手の話をまとめたり、終わらせれば嫌われやすくなってしまいます。一部ビジネスの場では話をまとめることが求められる局面もありますが、基本は相手の話は拡張させましょう。

3. 相手の話を奪う人
最後に、これはめちゃくちゃ多いですが、相手の話を泥棒してはいけません。

Aさん:「最近読んだこの本良かったんだよね!」
Bさん:「僕も僕も!すごい良い本あってさ〜」
Aさん:「…」


要は上に乗っからないことに気を付けて、相手にもっと話してもらおうという基本姿勢に徹することが大切です。

◆最後に

ここまで話し上手になるためのテクニックを解説してきましたが、結局のところ一番大事なのは「心」です。「どうしたら喜んでくれるか」、「どうしたら相手のためになるか」という気持ちがあれば自然に会話は広がります。

そのために、人の気持ちを考える癖をつけることが大切です。例えば、テレビで記者会見を見ながら「この人にどんな質問を投げかけたら喜ぶだろう」と考えてみるなど、日常に練習できる場所は無限に転がっています。

この記事が明日からもっと会話が楽しく、もっと周りから好かれる存在になれる助けになれたら嬉しいです。


今回は以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。
今後も仕事や人生に役立つ情報をどんどんアップしていきますので、覗きにきてください。

ではまた!


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