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自分自身をグロースハックし恒常的成長を促す方法

※発言は所属会社とは無関係な個人の見解です。
グロースハッカーとはオウンドメディア、サービス、企業や事業を成長させることを指すプロフェッショナルですが、ここで一つ疑問です。自分自身をグロースハックすることは可能なのか、そして、それができるとしたらどんな恩恵が生まれるのかを考察したいと思います。

まさしく、占いのヒトが自身を占えば、ずっと幸運じゃないか、というようなパンドラに触れてみたいと思っておりまして、先に結論を申し上げます。
自身のグロースハックは可能です。本日は、そんな自身をグロースハックし恒常的に成長させる方法について綴ります。

グロースハックとは一体なに?

まずは、グロースハックの定義について触れていきます。

ショーン・エリス氏は、グロースハックという言葉を生み出した伝説的なグロースハッカーで、初期Dropboxの成長を支えた人物です。

Dropboxを去った後も、いくつもの伝説的なグロースハック事例を残したショーン・エリス氏は、自らWEBサイト(https://growthhackers.com)を立ち上げ、グロースハックのノウハウを共有したりと、企業の成長を支え続けています。

ショーン・エリス氏が生み出した言葉で、
オウンドメディアやサービス、事業や企業を成長させるための手法として話題のデジタルマーケティングとなっています。

オウンドメディアやサービスの目標達成におけるペイン(問題)を、あらゆるデータから導き、もっとも影響力の大きいボトルネック(主要因)を発見し、数多ある解決法の中から、優先順位を設け、実行と解決、さらに成果判断を付けられ、恒常的に売上を増加させる仕組みを創れるヒトを指します。

まず自分が何者であるかを知ることが重要

グロースハッカーの本業と一緒で、まず対象となる要因を徹底的にデータドリブンすることからはじめます。スタートアップやデータがない場合、KGI、KPIから考えるノーススターメトリックなどが有効ですが、データが有る場合はまずその状況や状態を判断します。そうでないと、建てるべき目標の整合性や達成難易度が直感的になってしまい、意味のない行動計画となってしまうからです。それは、自分を対象とする場合でも一緒です。

いざ、自分を分析してくださいとお伝えしても、”自分のことは知っている”という心の声が聞こえてきそうですが、
・あなたは何日間でスキルを取得できますか?
・スキル取得における得手不得手のジャッチは何日目で気付きますか?
・0→1、1→10、10→100、どれが自身にあっていますか?
・あなたの仕事における最も大事にしているコア(核心)はなんですか?
・あなたの今までの人生ひとことでいうとなんですか?
・今まで経験した成功/失敗の要因を説明できますか?
・あなたの好きなスキルは、なぜ好きなのですか?
・あなたの市場価値はどれほどですか?

と聞かれると、以外に答えられないことが多いんじゃないでしょうか。まず、自身を徹底的に知ることをします。経験量も事象や事柄とし、n数にすればきちんとデータになります。

元デザイナーがグロースハッカーとして活躍するまでの戦略的思考で、綴らせていただきましたが、私は高校生から自身を分析しており、また、その論拠になる証明なども繰り返し実施しており自分自身について語ることができます。

例えば、
『あなたの好きなスキルは、なぜ好きなのですか?』
ですが、私はデザインが好きで、幼少期からデザイナーになることを夢に見ていました。で、さらにデザインを深ぼると
1. クリエーティブなどを描くことが好きなのか
2. 0から1を生み出し作り出すことが好きなのか

でいうと2.となります。つまり、私はデザインが好きだが、視覚的な価値提供を行うデザインを求めているデザイナーではなく、より広義なデザインとしてのデザイナーを求めていることがわかります。

このように自身の好きも分析することで、デザインも
・クリエーティブからパッケージのようなデザイン
・ヒトとヒトをつなぐデザイン
・プロダクトやサービスのデザイン
・仕組みや汎用性、再現性を生み出すデザイン

と広がります。ちなみに私は0→1なので、上の内容はすべて好きであるということがわかり、媒体(Webや紙)や絵(クリエーティブ)にこだわるヒトではないことがわかります。

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それが理解できると"すべての事象がデザイン"に置き換えることができ、苦手ややりたくないことがほぼないデザイナーになります。これがある主のモチベーショントリガーです。もし、今後のキャリアや習得で迷っているヒト、やりたいことが明確なヒトも一度自身を分析することをお勧めます。以外に自己分析ができておらず、その職についたはいいけど思ったのと違う…ということもしばしば。本当にやりたいことはなんですか?

自分を知ることで自分の武器を知る

例えば、私はロールプレイングゲームが好きです。それは、最終的にLv99になり最強の装備を持って俺TUEEEEEEEEだから、ではないです。
私が好きな理由としては、自分ではない他人格を操り、自分の采配裁量の元、成長させることが好きだから好きなんです。そこに自己投影は一切なく、サクセスストーリーとして”成長”があるから興味を惹かれます。

このことより、私はヒトの個性や能力を活かし成長させトッププレイヤーにさせるのが好きなことがわかり、総じて、育成やマネジメントが好きなんだなということがわかります。(※おこがましい記述ですが、一旦棚上げして記載しています)

自身を分析することで見えた、自分の得意領域(好きな領域)から戦うべき武器が見えてきます。さらに、私は、『分析』『計算』『戦略』『デザイン』などが武器として認知しており、それらを組み合わせることで更に強力な武器(切り札)になります。

自分を知ることで自分の弱みを知る

これも先程の理由と一緒で、弱点を知ることで見える戦略はあります。
・弱みをカバーするためにどうするべきか
・弱みはなんで弱みなのかを知り尽くし解決する
・弱みを活かした戦い方はないか など

このように、自身の弱みを知ることも、強みを応用して自身を磨くためのツールとして利用することができます。

私は、”営業”が苦手です。だからこそ飛び込んだりします。それは、
1.苦手思考のまま苦手の証明をせずにやらない選択をしたくない
2.強みを活かしてマインドを切り替えて挑戦し合理的に経験値を得る

とする自己分析による戦略的思考により実施します。

本件、2.が特に自己分析により強み弱み理解が活かせた話なので解説すると、私は優れたヒトや秀逸なアウトプットなどに惹かれます。そのためには自身よりできるヒトを対峙する必要があります。逆に、時間を無駄に浪費したくない指向性が強く、死亡年齢や労働年齢から自身の活用できる時間を計算するヒトです。この2つの観点から、自己成長はもっとも生まれる戦略はあるのかを検討します。

その結果、
得意領域:小学生との50m走をしてなんの価値に繋がるのか
苦手領域:プロアスリートと50m走をし、どうやって勝つのか戦略を練る

このように、自身の興味意識やネガティブ思考を組み合わせて思考することで、成長や学びがある方法を見つけ出します。仮に苦手領域に成長機会があった場合、自身を逆境へ向かわせる選択をします。

これは、自身の得意と苦手を把握しているからこそ、自分のモチベーションコントロールができ、感情ではなく合理的判断で成長への、選択・実行を行えるからできます。(※何でもかんでも無思考で飛び込むとは違い、成長する上で必要なスキルが苦手なものだった場合を事例としています)

成長の鈍化要因としては○○と○○と○○

結論から申し上げますと成長を鈍化させる要因としては
1. 目標のゴール設定がない
2. 認識、現状把握できていない(成長を促進させるガソリンがない)
3. 苦手意識をもっている(意識・感情の先行)
だと考えております。

1. 目標のゴール設定がない
これがないとどこへ向かうべきか、その成長角度はどれほどか、いつまでになすべきかなど、計算式が建てられないのでまずは建てましょう。できれば、1年、5年、10年、最終目標は設計したいところです。これはBusinessで言うところのKPI設計と一緒ですね。

2. 認識、現状把握できていない(成長を促進させるガソリンがない)
これ出来ていると思いこんでいて出来ていないケースが多い代表例です。自身の経験や過去の実績から自身を把握することで、強みや弱みを見つけ、成長に重要なトリガーを見つけます。同時に、自身のモチベーションが持続できるガソリンも見つけられると、永久機関で走りにけることができます。これもBusinessで言うところのアクセス解析や課題分析ですね。

3. 苦手意識を持っている(意識・感情の先行)
やっても意味ないことはしなくて良いと思っています。時間の無駄なので。しかし、本当に意味ないことでしょうか。苦手だからではないでしょうか。
計算や数値、データやロジック。苦手だからしていない状態ではないでしょうか。成長をするために、いや、成長のためだったら感情は捨てて飛び込むことも重要です。これもBusinessで言うところの打ち手の阻害感情です。

鈍化要因がなく、自己分析ができているのであれば、あとは実行しPDCAを高速で回すことにつきます。
・うまくいったこと:要因と原因の追求と汎用的再現性の追求
・失敗したこと:要因と原因の追求と同じミスをしない仕組み化

を行い、どんどん実施施策の評価と継続可否のジャッチをしていくことで自分をグロースしていくことができます。

この話の結びとして

冒頭にもお伝えしましたが、グロースハッカーが自身をグロースハックすることは可能です。また、私自身しております。恐らく同年代や親しい世代のヒトからするとすごい成長スピードで駆け上がっているのは、自身をグロースさせるために、自身を被検体として高速でPDCAをしているからです。

上記について言っていることは実はなにも難しくなくグロースハッカーが普段業務でしていることを、自身に対して施しているだけです。(これは公私混同というのかな?笑)

オウンドメディアやサービスの目標達成におけるペイン(問題)を、あらゆるデータから導き、もっとも影響力の大きいボトルネック(主要因)を発見し、数多ある解決法の中から、優先順位を設け、実行と解決、さらに成果判断を付けられ、恒常的に売上を増加させる仕組みを創れるヒトを指します。

自身の成長目標達成における問題(鈍化要因はないか)を、自身を徹底的に分析し知ることで、もっとも影響力の大きいボトルネック(例えば目標と現状の差分におけるスキルなど)を発見し、数多ある解決法(感情抜きで手段はなんでもよい)中から、優先順位を設け、実行と解決(PDCA)、さらに成果判断を付けられ、恒常的に自己成長させる仕組み(強みを活かしたり、モチベーションがあがるトリガーを利用)を創るだけです。

ということになります。デジタルマーケティングとして、大きな注目を浴びているグロースハッカーですが、実は自己成長にも転用できるグロースハック。もしかしたら、知らず識らずのうちに、「グロースハックしていた」、なんてこともあるのでは!面白かったり、興味を持った方はスキを!良ければフォローしていただけると嬉しいです。

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