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グロースハッカーが喚起!コロナ禍こそマーケッターが活躍すべき

マーケティングという言葉をご存じでしょうか。昨今、デジタルマーケティングという言葉も民主化し、誰しもマーケティングに携わる機会が多くなっております。

そんな私はグロースハッカーとして日々奮闘しておりますが、その中でマーケッター視点でも成果創出を行なっております。グロースハッカーが喚起します。今まさにマーケッターが真価創造するチャンスだと感じておりまして、そんなマーケッターについて本日は綴りたいと思います。
※発言は所属会社とは無関係な個人の見解です。

マーケティング=marketing

そもそもマーケティングとは一体どういうことを指すのでしょうか。まずは、マーケティングの定義から進めさせていただきますが、フィリップ・コトラーの言葉を借りると、「マーケティングとは、消費者、顧客、パートナー、および社会全体にとって価値のある提供物を創造、伝達、流通、交換するための活動、一連の精度、およびプロセスをいう」を指します。つまり、エンドユーザーと企業間における価値あるサービスの提供ということになります。

フィリップ・コトラーは、現代マーケティングの第一人者として知られ、これまで数多くのマーケティング理論を発表し、様々な研究機関で功績を残してきました。現代マーケティングの第一人者として知られ、顧客のセグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングを説くSTP理論や、マーケティングの4Pにpublic opinion(世論)・political power(政治力)を加えた6P理論、または4Pにpeople(人)・processes(プロセス)・physical evidence(物的証拠)を加えた7P理論などが有名。

また、マーケティングというのは、「1.0 → 2.0 → 3.0 → 4.0」と更新を繰り返し、20世紀以降のマーケティングのトレンドを定義し続けてきました。

マーケティング1.0:製品中心の考え方(製品中心)
産業革命をキッカケに大量生産・大量消費が可能となったことから、製品管理に重きを置いた概念です。

マーケティング2.0:消費者中心の考え方(消費者志向)
「顧客」に焦点を当てる戦略的な手法により、消費者の「感情」に訴えかけるマーケティングが主流となりました。

マーケティング3.0:人間中心の考え方(価値主導)
マーケティングにおいて市場の声に耳を傾けざるをえなくなり、消費者と共に製品・サービスの価値創造を行うようになりました。

マーケティング4.0:自己実現の考え方(自己実現)
人間はすでに「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」までの段階は既に満たされていると考え、「自己実現」の欲求こそが人間が本来満たすべき欲求であり、現在のマーケティング施策も「自己実現」に焦点を当てるべきだと提言しています。

このように、時代や市場の動きに合わせてマーケティングはアップデートされ続けています。重要なことは、時代や注視すべき内容は変化しているものの、市場(エンドユーザー)と企業の関係は変わりません。この2者間における状況やトレンドに合わせてサービスを生み出すことがマーケティングなのです。

マーケッターとは

マーケティングを担当する職業の人のことをマーケッターと呼び、対応範囲はとても広域です。「サービス・事業の開発」から「流通」「宣伝」のに加え「販売戦略」や「スキームの構成」まで多岐にわたって関わるヒトということです。

わかりやすく伝えると、市場調査によりユーザーのニーズや動向を研究し、その市場が求める商品やサービスを生み出し届ける。また、反応を見て改善しよりユーザーの求めるものを満たす=市場を作り出す一連のプロセスを行うヒトを指します。

さらに分かりやすく言うと、ユーザーと企業を繋ぎ、コア(=サービス)を広く伝播させニーズを満たすことができるヒトと言っていいでしょう。

マーケッターが今こそ価値を発揮すべきタイミング

今まさにマーケッターは価値を発揮すべきタイミングであると喚起したいと思います。なぜ今なのか、それは新型コロナウイルスによる影響を受け、経営戦略の見直しを強いられているタイミングだからだと言えます。

世界を代表するコンサルティングファーム、マッキンゼーがこんな記事をご紹介しています。

新型コロナウイルスによって、ユーザーに与えた態度変容は図りしれません。例えば、
・潔癖症ではないヒトが商品の流通における接触点を意識する
・ヒトとの関係性へのリスクから断つ状態変化
・不要不急における家中心の生活革命

などなど、様式変化が起きざる負えないほど様変わりしました。

新型コロナウイルスの影響の度合いやその期間は、地域、業界、さらにはバリューチェーン上の立ち位置によって大きく異なる。

と記載されているが、変化幅は業種業態サービスによってことなりますが、間違いなく長年の経験や会計性は見直さざるを得えない状況になると考えます。さらに、財政状態や将来のビジネス展望までも、これまでとは全く異なる状況になり、急務で立て直す必要が発生します。

例えば、対面による契約サービス、契約後の数年置きのリテンション。このような企業があったとします。

ユーザー動向から密接なコミュニケーションには不安は募るでしょうし、行動パターンも限定的になるでしょう。また、ネットの活用はますます増える中で関係維持(目移り)も多くなることが推測できます。

このことから、まず対面事業が見直しされるでしょうし、契約形態もデジタルなどが考えられます。限定される行動の中でのPRを有効的に行う必要もあれば、競合参入を防ぐためにあらゆるデジタルツールを活用し、関係維持を死守する事が重要になります。さらに、リテンションにコールセンターを利用していた場合、コールセンターの人件費や設備コストなど・・・このように、立て直ししなければいけないことが理解できたかと思います。

マーケティングとは、エンドユーザーと企業間における価値あるサービスの提供です。このように大きくユーザー動向が変わったタイミングこそ、ユーザーの真意やニーズ、変容から、最適なサービスを開発・提供するタイミングです。市場を見極め、ユーザーインサイトを特定し、事業を好転させるきっかけはマーケッターが担っていると私は考えます。

この話の結びとして

マーケッターはユーザーと企業を繋ぎ、コア(=サービス)を広く伝播させニーズを満たすことができるヒトということがわかったかと思います。

商品の売れる仕組みつくりに関して、PDCAサイクルを繰り返し、売上を向上させていくことを繰り返し行うことはグロースハッカーに近いです。そんなマーケッターこそが新型コロナウイルスの救世主になるべき人材であると考えます。ユーザーが大きく変わったことを知り、そのユーザーとコアを結べるヒトはマーケッターしかいません。

新型コロナウイルスによって変わった市場を読み解き、企業を正しい向きへ向かせることができるのはあなたです!面白かったり、興味を持った方はスキを!良ければフォローしていただけると嬉しいです。

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