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【一日一問】身体も心も傾けて聴く、ということ
みなさん、こんばんは。
Grounding Lifeの長谷川由香です。今日は少し肌寒い一日になりましたね。私は、基本リモートワークをしています。今日も終日自宅にて、先日開催したワークショップでのアンケートをもとに振り返りをしていました。
途中、娘の雛人形を整えつつ、ついついお雛様で遊んでしまいました。私が幼いころは『人形を触るな』と教えられたのですが、最近は『人形で遊ぶ』という事が愛着の表現のようです。そんなこともしつつ…
今回のワークショップは『自然の中で自分を見つめる』というタイトルでした。自分を見つめる時間を持ち、その内容を他の参加者とシェアする、そして自然の中に身をゆだね、自然から感じることをまた内省につなげる…そんな循環ワークです。
今回ご参加いただいた方のアンケートでこういう声をいただきました。
『相手の話をきちんと聴くということの威力はすごいと思った』
とても嬉しい感想です。なぜなら、私はこの『きちんと聴きあう』ということをとても大切に思っているから。今日はそのことについて少し書きます。
本当に聞いているのか
コーチングでは『傾聴』というスキルを学びます。ここではスキルの内容について詳細を書きませんが、日常生活でイメージが付きやすいのでお尋ねします。皆さんは、日頃、誰かの話を聞く時、心や体そして頭はどういう状況になっているか意識したことはありますか?
例えば、こんなことないでしょうか?
・頭で次の話を考えながら聞いている
・目を見ずに、あるいは体を向けず、他の作業をしながら聞いている
・次の会議や、食事の事など、全く関係のないことを考えながら聞いている
こういうこと、よくありませんか。私も子供の話を聞く時に、こんな状況になっていることの方がほとんどです。パラレルで様々なことをされている方にとってはとても自然なことかもしれませんね。
こういう聞き方には馴染みがあるかと思いますが、こういう『聴かれ方』をするとき、皆さんはどんな気持ちになるでしょうか。
聴かれていない時のインパクト
感覚は人それぞれと思いますが、私は上記のような聴かれ方(ながら聴き、とでもいいましょうか)をされると
・大切には聴かれてない
・あまり内容を丁寧に扱ってもらっていない
・私の感情には関心を持たれていない
というインパクトを受けてしまいます。なんだか一方的に話していて、相手は『うんうん』『ふーん』という応答ばかり。感情を聴いてほしくても、課題解決されそうになって、話者がいつの間にかすり替わってしまう感じ。
人形で表現するとシュールですね。さて、そういう聴かれ方を繰り返すと何が起きるか。あくまで私の場合ですが、
大事な話を二度と同じ人にしようとはしなくなるのです。
これは『関係性』においてとても重要なことだと思います。皆さんはどんな聴き方を相手にしているのでしょうか。そのことで相手インどんな印象を与えているでしょうか。
聴く、というのはそれだけでエネルギー
先のアンケートには
『相手の話をきちんと聴くということの威力はすごいと思った』
とありました。さらに『対話をすることで自分が気が付かないことを沢山気づかせてもらった。特にネガティブにとらえていた自分の過去の話をポジティブに聴いてもらえた感じがして嬉しくなった』と書かれていました。
身体(シンプルに言うと目と耳を相手に向ける)を向け、話を横取りせず、ただただ相づちを打ち、真剣に聴く。
どんな人なんだろう、何を思っているんだろう、と興味を持って聴く。たったそれだけで、人は『今、一緒にいる』という感覚を覚え、その場が安心で温かい場になっていくのです。
私たちには本来その力があるのです。まさに『人のなせる業』と思います。
今日の設問
皆さんの中で『聴くこと』に興味をお持ちの方がいらっしゃれば、コーチングを体験したり、学ばれることをお勧めします。私もこの9年間、コーチングを学び、自分の内側が本質的に変容したり、人との関係性が大きく変化したりしました。きちんと聴く、というのは生き方にも影響がある事なのです。
今日の設問はこちらです。
あなたは本当はどんな話をしたいですか
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