愛ある言葉の力 言霊カウンセリング
「やすぴょんはね、
やすぴょんが思っている以上の人間だから。
私はそれをよく知っているよ」
抑圧されがちな家庭で育った子供。
支配的な言葉を使う親の元で毎日毎日叱責され怒鳴られ自信を失った子供。
自分に自信が持てなくなった子供は、
周りの人達もきっと
親と同じように
自分を叱責し、認めてはくれない怒鳴るに違いない、何をしても怒られる、嫌味を言われるにちがいないと感じている。
「自分はダメなんだ」そう思い込まされてしまった子供たちがいる。
自分はダメなんだ
自分は最悪だ
長い年月をかけて、親に叱責され続ける中で、思い込みを持たされてしまった子供たち。
「あなたはだめよ」
「お前はどうしょうもない」
「こいつは最悪だ」
生まれた時から、
家庭の中で、毎日毎日
そんな罵声が飛び交っていたら、
未熟な子供の柔らかな脳の中には、
そんな否定的な言葉がたくさんしっかり疑いようもなく染み渡ってしまう。
言葉には気をつけてほしい。
優しい言葉を使ってほしい。
優しいことが言えないくらいなら、黙っていて。
子供が未熟なのは当たり前だ。
しかし、
支配的な家庭環境の中で育つ子供の場合、子供でいることが許されない。
子供でいることが悪いことであるかのように、生きていることが罪であるかのように思い込まされてしまう子供が居る。
そんな子供たちも
やがて
小学生になる
中学生になる
高校生になる
大学生になる
社会人になる
人間関係はうまくいかないこともある
失敗することもある
うまくいくことばかりではない
そんな子供も
やがて大人になる
社会に出る
人間関係はうまくいかないこともある
失敗することもある
うまくいくことばかりではない
皆そうなのだけれど、
誰もがそうなのだけれど
でも、
それは
「自分がダメな人間だからだ」と、子供の頃の「記憶の中のことば」に責められ続ける人たちが居る。
学生になった今の自分を、
大人になっている今の自分を、
記憶の中の
誰かの言葉が
責め続けるのだ。
「おまえはダメなんだ」
「おまえは悪い子だ」
「おまえは価値が無い」
遠い昔そう言われ続けたことがあるから。ずっと遠い昔の子供の頃の嫌な記憶が、脳の中にしっかりしみ込んでいるから。大人になってからも、そんな、子供の頃の遠い誰かの言葉が、脳の中から噴き出してくるのだ。
そして
人は
悩む
あきらめたり、
苦しんだり、
眠れなかったりする。
『天上天下唯我独尊』
天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)とは、お釈迦さまが誕生した時に、ご自身の口で言ったとされる愛ある言葉。
お釈迦さまは摩耶夫人の右脇から生まれ、その直後に七歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指し示し「天上天下唯我独尊」と言ったという逸話がある。7歩歩いたというのは、六道輪廻を逃れ出る尊い存在だという示唆であり、しばしば釈迦を崇める言葉として使われる。
わたしは
相談者に
お釈迦様は、
あなたと同じだと伝えることがある。
「あなたは、お釈迦様と同じ。尊い佛にだってなれるすごい人なんだ」と。
凡人は、
お釈迦様ほど
自身のことをよく理解することができていない。
しかしながら、
あなたはすばらしいのだ。
お釈迦様は「天にも地にも比類なきまでに自分自身こそが尊い仏となる身である」ということを、生まれた瞬間に言葉にした。
私たち凡人は、そんなことはできない。想いもしない。考えもつかない。そもそも生まれてすぐ言葉を話せない。
私たち凡人は、
教えてもらい、修して、学んで、誰かに助けてもらって、ようやく一人前になる。たくさんの誰かのお陰で、さまざまな人さまのおかげさまで、ようやく、なんぼのものだ。
けれど、
生まれたばかりのお釈迦様が言ったように
「自分はすごいんだ」
「あなたはすごいんだ」
「人はすごいんだ」
「やすぴょんは、すごいんだ」
そう何度も自分に、心の中で言ってみる。
声に出していってみる。
すると
自分の耳はそれをちゃんと聞いていて、
脳にしっかり浸透させてくれる。
何度も何度も、言っていると、脳の中の嫌な記憶に、新しい愛ある言葉は上書きされていく。パソコンのワードの上書き機能と同様にだ。
たとえ
「自分はダメなんだ」と脳にこびりついている言葉があったとしても、この方法で何度も何度も新規に「自分はすごいんだ」と唱えれば、脳の中に「
自分はすごいんだ」と上書き変換してくれる。
だから、脳内に、無意識に、潜在意識に染み渡るまで、なんども何度も言ってほしい。
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
子供の頃
何年も
自信を失うくらいに
言われ続けた誰かの嫌な言葉や、怒りや叱責や嘲笑を書き換えるには、
何度も何度も、毎日毎日、
朝起きたらすぐ
夜、ベッドに入ったらすぐ
かならず、
なんども
口癖になるくらい言い続けてほしい。
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
「自分はすごいんだ」
愛ある言葉を、脳に染み渡るくらい、無意識に浸透するまで、潜在意識に満ち溢れるまで繰り返し何度も、自分で言ってほしい。そして自分の耳で聞いてほしい。
すると、奇跡は起きるから。
だって
本当に「やすぴょんは、すごいんだ」
だって
本当に
やすぴょんは、やすぴょんが思っている以上の人なんだってことを、わたしは知っているから。