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この場所で、世界一周。

豊かだなあ、と思う瞬間は結構たくさんあります。

便利!とか種類がたくさんあって迷うー!とか。しょっちゅう感じてますね。自分がとても贅沢な悩みを持っているなと感じることもあります。

でもでも、やっぱり私が豊かさを感じるのはコーヒーですね。。
私にはなくてはならない存在です。

飲み方や淹れ方の作法や流儀はたくさんありますが、楽しみ方に正解はありません。
正解のないものが、私好きなんです。

そもそも、正解とか不正解とかが超絶似合わない。
コーヒーに関してはとくにそう思います。

嗜好品ですから、好きなように楽しむ。
それを許してくれる懐の深さが、コーヒーにはあります。
私にとっては、体の栄養というより心の栄養を注入している感覚です。

自粛の生活が続き、『生活必需品』という言葉が多く飛び交いました。
でも、そんなときこそコーヒーが恋しくなった人も多いはず。。

私がこんなにコーヒーに惚れ込んだのは、豆の個性に触れたからです。
育つ土地が違えば、育てる人も違う。
人が違えば、やり方やこだわりも違ってくる。

この小さな豆たちは、どんな旅を経てここまでやってきたんだろう。。と考えるだけでもう胸がいっぱい。笑
国産じゃないからこそ、遠くの人や土地を想像して味わう贅沢さ。
(少数ですが日本で栽培されている方もいらっしゃいます)

いろんな景色を見せてくれるコーヒーが大好きです。
ブレンドも好きですが、シングルオリジンは、その土地の風味が際立つので、やはり特別に感じますね。

ときにジャングルに迷い込んだかのような、力強さと、ふくよかさ。
ときに鮮やかで果実味豊かな香り。

人や土地を感じれるコーヒーというのは、格別なのです。。

私は海外に数回しか行ったことがないので、勝手に妄想は膨らみます。どこまでも。

どんな山岳地帯だろう。
どんな人たちが育てるのだろう。
どんな生活をしているのだろう。
どんなこだわりがあるのだろう。
愛情をたくさん注ぐのだろうな。。

自分にとって特別なコーヒーを飲む。
ああ、豊かだなあと思う。

今は、コーヒーで世界を旅できる。

なんと贅沢で、豊かなことか。

昨日はブラジル。
今日はインドネシア。

明日はアフリカまで行っちゃおう。
タンザニアにしようか、ケニアにしようか。
きっと、鮮やかで華やかな風味が迎えてくれる。

でも、この豊かさの裏には仕掛け人がいます。

私たちの手に届くまで、いろんな人たちの手を渡って、愛されて、コーヒーはやってきます。

私が知らないことも多いけれど。
そのことは、いつも心に留めておきたい。

でも、やっぱり「おいしい!」と言って飲むことが、なによりも感謝の表明になるんじゃないかと勝手ながら思って、私は「おいしい」を日々連呼する。本当に、毎回そう思っている。
(ひと口目直後、私はいつも仏のような顔になっている自覚がある)

でもたまに上手く淹れれなかったりするので、すぐにパフォーマンスを見直す。(←え、こわい)
ポテンシャルを最大限に引き出して楽しんでやるぞー!と気合いを入れる。

でも何も考えず、ぼーっと飲むときもあります。
結局いつもそばにいてくれるのね。

間口は広く、でも追求すれば終わりがないほどに奥が深い。
そんな魅力が、コーヒーにはあります。

おつかれさん。と癒してくれるとき。

しっかりしろ!と背中をたたいてくれるとき。

同じコーヒーでも、自分の気持ちやコンディションで感じる味が違ってきたりします。

そんな表情も楽しみながら、また明日も頑張れる。

あしたはどんな世界をみせてくれるかい?


読んでいただき、ありがとうございます!



ここまで読んでいただいたこと、とても嬉しく思います。