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メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談を読んでみて

こんにちはこんばんは〜
だいぶ日が長くなってきましたね😌

今日はお仕事休みだったのでカフェ読書☕️
時間を忘れてついつい一気読みしてしまいましたよ、。
万年筆愛用者には堪らない、面白すぎる一作でした。

それでは、ご紹介させてください。

「メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談」

ペンのお医者さんって意味です。

作中に「万年筆には、人の生き方を変える力があります。あなたの人生を変えてみませんか?」というフレーズが登場します。

この物語はペン調整士のもとへ万年筆の修理を依頼する目的で人が訪れ、そこからストーリーが展開されるというものです。

ペン調整士(ペンドクター)とはその名の通りインクの出を良くしたり、ペンの太さを調整したりと万年筆を修理してくれます。
相談者の万年筆の状態を見れば、どのような使い方をしているか、書き方の癖、筆圧の強弱、お仕事内容までわかってしまいます。相談の内容によっては、人生が思うようにいっていないことまで。

登場人物が複数人登場しますが、それぞれ万年筆を使用する理由やきっかけ、万年筆に対する思いが全く違います。

作中に様々な万年筆ブランドが登場するのですが、モンブラン149 が出てきて鳥肌立ちました。
149について書かれている!!!
僕が万年筆を好きになったきっかけが149なので、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

あ、ついでなので149愛について読んであげてくださいね(笑)

話は戻りますが、モンブラン以外にも、カクノ、センチュリーにペリカン。アウロラ、デルタにウォーターマン等々。
特に驚いたのが、ペリカンについて昨年新作で発売されたモデル「トータッシェルレッド」についてもう書かれていた事です。

これらの万年筆が、登場人物のストーリーに合わせて出てくるんです。もうワクワクですね。

主なお手入れ方法やパーツの説明、左利きの方へのおすすめについても作中に出てくるので、万年筆知識ゼロの人にも比較的読みやすいかと思います。
インク沼についても触れられていました(笑)

また、神戸を舞台としていて万年筆のこと以外にも街の描写が浮かぶ表現が素晴らしいと思いました。
神戸には2〜3度ほどしか行ったことありませんが、なんとなくあの辺かなとか想像しながら読んでました。

万年筆を使う人には必ず理由やきっかけ、こだわりがあります。
それを著者がとてもよく表現してくださっていて、僕たち愛用者の思っていることを全て代弁してくれているような感覚になりました。

ストーリーも登場人物同士のつながりがあってとても面白かったです。

万年筆の知識がない方もぜひ読んでみてください!
そして「万年筆いいな」「自分も買ってみようかな」と少しでも思ってくれたら嬉しいです。
僕ってなんか布教者みたいっすね(笑)

あー、おもしろかったなあ。

コーチャンフォーのブックカバー良すぎる。

そういや、ペン調整士ってどうやったらなれるんだろう。
そもそも札幌にいないような気がする。

お腹減ったなあ、今日は何食べよう。

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