僕の読書遍歴(前編)

こんにちは。趣味してますか?趣味してます。

今日は、自分の読書遍歴と小説家を志したきっかけてきなことを書いてみたいと思います。
そうです、酔っています。笑
自分のことを語り散らかすのってなかなかですからね、

小中学生

自分はいまでこそ割と本を読む方でありますが、昔は全然そんなことなかったんです。
小学生の時はミッケとかデルトラクエストとかかいけつゾロリを読んでた記憶です。
家では親が理科の先生である影響もあってか図鑑ばかり読んでいたと思います。
しかし、その端々で既に理系には目覚めており、生物系の本や天気の本は少し読んでいました。
中学に上がるとその流れで専門書的なものを読み始め、「面白くて眠れなくなる」シリーズとかにはまってました。
さらにそんな初学者的なものにとらわれず、もっと難しい本も理解できないながら「なんかすごい」「なんか面白い!」といった感じで読んでいました。
中でも覚えているのは「極限環境微生物」という本。コロナ社さんから出版されているその本を中学生で読み、わからないところは先生に質問紙に行ってました(先生もよくわかっていなかったみたいですが)。

こんな感じでこの時はまだ小説は全くと言って良いほど読んでいませんでした。
めちゃくちゃ生粋の理系人間です笑

高校生

高校生になり、転機が訪れます。
なにがきっかけか全く覚えていないのですが、あるひふと「君の膵臓を食べたい」を読んだのです。
キミスイに関しては中学生の時にクラスメイトが読んでいてその表紙を見た先生が「どんな作品だ」的なことを言っているのを覚えているくらいです。
でもなぜか、読んだのです。
そして、ラスト。ちゃんと泣きました。
これが物語!
そう思いました。
そしてその一撃で完全に小説にハマった僕は、まずは住野よる先生の作品をあれこれと読み、そのたびに小説、物語沼にハマりました。
というわけで、僕の人生を明確に変えたと言っても過言ではない作品は、

君の膵臓を食べたい

これです。

あらすじ

盲腸手術の抜糸で病院に行った主人公はそこで病院とは無縁そうでしかない明るいクラスメイト、山内桜良に会う。
そこで彼女の秘密を知った主人公は、彼女にふりまわされ、気づいたら特別な存在になっていて・・・。

的な話です。
要約とかあらすじってやっぱ苦手です。勘弁。

感想

この作品で自分が衝撃を受けた要素は大きく2つ。

1:小説なわではの技法が使われている
 とりあえず主人公の名前が終盤まで明らかにならないのは面白かった。それに、名前はヒロインが主人公の名前を呼びかけるニュアンスしか示されていない。これは文字作品ならではなと思い知らされた。

2:情景描写
 とにかく景色がずっと綺麗なんですよね。読んでる俺の勝手な想像かもしれないが、これも同様に明記されていないものも多く、それなのに明確に、そして美しく映し出されるひょうげんがとてもよかった。

正直読書初心者だし素人の感想でしかないが、高校一年の時にこれらをキミスイから読み取って衝撃を受けたのだ、

このnoteではもう人作品だけ紹介します。

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦先生の作品。これは正直表紙買いした記憶です笑
小説にハマった自分は書店に行って色々と眺めていたわけです。
その時に見つけたのがこの表紙。
中村佑介さんのイラスト。
今になって思えばこの絵柄が好きなのはアジカンのジャケによるすりこみもあったかもしれませんが、(アジカンも好きだったので)この表紙にビビッときて購入。
読んで衝撃を受けました。

あらすじ

とある京都の大学生の主人公はサークルの後輩である黒髪の乙女に恋をする。
しかしドも越えるほどの弩級奥手の主人公は、偶然を装って彼女の目に移る作戦を思い立ち、あれこれとじっこうする。
しかし、みょうちくりんな登場人物や奇妙奇天烈な偶然によって阻まれ、出会い、のらりくらりと失敗していく。
そんな作品。

感想

この作品の感想はなんといっても読後感。
満足度がかなり高かった。

1:巧みな言葉遣い
 なんと言ってもこの作品、森見登美彦先生の世界は日本語の可能性を感じる。知っているのに知らない世界、わかるけどずれている景色が言葉巧みに表現され、文章のリズムも相まって勢いでかなり読み進む。
これはやっぱり唯一無二じゃないかなと思う。

2:伏線?
 正直、伏線と言うとずれてるかもしれないしもう少し違う表現について考えたいものだが、この作品は最後まで最初に出てきたヒトやものを回収してくれて気持ちよかった。
あとは何と言ってもラストシーン。
これがあると一回目とすぐに二回目を読みたくなる。(是非読んで欲しい。)


といった感じで今回はながくなりそうなので一旦ここまで。
続きは明日かまたその次か。

よければおすすめの作品とか教えてください。

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