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美大を卒業した法務部員 / KUA通信デザイン科(GD)23年度卒業 / でも大学院が…

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美大を卒業した法務部員 / KUA通信デザイン科(GD)23年度卒業 / でも大学院が法律

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  • 法務部員、美大へ行く。

    企業法務に従事する筆者が京都芸術大学でデザインを勉強して考えたこと・思ったことのメモ

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  • 京都芸術大学23年度卒業制作

    京都芸術大学 通信教育部 デザイン科 グラフィックデザインコース 2023年度卒業制作を補足する記事

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卒業制作について

私は2021年に京都芸術大学 通信教育部 デザイン科 グラフィックデザインコースに入学し、3年間の学習を経て、このたび卒業制作を行いました。とても嬉しいことに、コース奨励賞を頂戴いたしました。 卒業制作は下記WEB卒展ページからご覧いただけます。制作物についてはWEB卒展および実地展示で説明していますが、制作背景やこの3年間の学習成果を自分の言葉でメモしたいと思ってnoteを開設し、3つの記事でまとめました。もし宜しければご笑覧ください。 3つの記事は以下のとおりです。

    • 法務部員、美大へ行く。 #06 / ビジュアル表現の生きる場所をノイラートに学んでみる

      このシリーズは、企業法務に従事する筆者が京都芸術大学でデザインを学んだ理由を開陳しつつ、筆者自身があたまの中を整理しようとするものです。私の卒業制作についてはこちら。 先日「法務部員、美大へ行く。 #05 /判例の図解、それは卒制の没案」を投稿して以来、図解やビジュアル表現についてふわふわと考え続けている。そこで、とりあえず思いついたことを忘れないようにメモする。 オットー・ノイラートは図説言語を構想し、「アイソタイプ(ISOTYPE)」というプロジェクトを実践した。これ

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        Film Photography #01 / 04.13.2024

        • 法務部員、美大へ行く。 #05 /判例の図解、それは卒制の没案

          このシリーズは、企業法務に従事する筆者が京都芸術大学でデザインを学んだ理由を開陳しつつ、筆者自身があたまの中を整理しようとするものです。私の卒業制作についてはこちら。 最近、判例の「図解」をめぐり、Xの一部が少しだけ賑わった気がする。なにがどうして話題になったのか、実はよくわかっていないのだが、「判例の図解」は卒業制作のテーマの案として一回真剣に考えたのでちょっと気になってしまった。なのでその話。 1 「グラフィック憲法判例」(没案)ちっちゃいけどご容赦。メモをそのまま持

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        卒業制作について

        • 法務部員、美大へ行く。 #06 / ビジュアル表現の生きる場所をノイラートに学んでみる

        • Film Photography #01 / 04.13.2024

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        • 法務部員、美大へ行く。 #05 /判例の図解、それは卒制の没案

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          法務部員、美大へ行く。 #04 / でもやっぱり法令遵守

          このシリーズは、企業法務に従事する筆者が京都芸術大学でデザインを学んだ理由を開陳しつつ、筆者自身があたまの中を整理しようとするものです。私の卒業制作についてはこちら。 1 コンプライアンスでよくきく「倫理」私はいわゆる「コンプライアンス」領域を長く経験してきました。これは真面目に考えれば考えるほどわからなくなる業務領域です。以下は、規模の大きい事業会社を念頭に置いています。 「コンプライアンス部」が会社に関わる全ての法令遵守を担うわけではないことの方が多いと思います。規模

          法務部員、美大へ行く。 #04 / でもやっぱり法令遵守

          法務部員、美大へ行く。 #03 / 学生最後の日...

          このシリーズは、企業法務に従事する筆者が京都芸術大学でデザインを学んだ理由を開陳しつつ、筆者自身があたまの中を整理しようとするものです。私の卒業制作についてはこちら。 2024年3月31日…これで学生証の有効期限は切れ、本当の本当に学生終了です。2021年からかれこれ3年間お世話になった京都芸術大学、学生生活、終わり際になってようやく寂しくなって来ました。でも、明日から学生生活が始まる人たちもいて、23年度にいっしょに卒業した方の中には大学院に進まれる方もいるので、前向きな

          法務部員、美大へ行く。 #03 / 学生最後の日...

          法務部員、美大へ行く。 #02 / 残り続ける課題

          このシリーズは、企業法務に従事する筆者が京都芸術大学でデザインを学んだ理由を開陳しつつ、筆者自身があたまの中を整理しようとするものです。私の卒業制作についてはこちら。 ついに京都芸術大学を卒業した今、これからどうしようかしらと考えています。手始めに、考えていることの整理のためにこのnoteを開設して、とりあえず書き下しています。 そんな折、そういえば…と思い出したある本をきっかけに、今回は書いてみます。 1 丸谷才一『文章読本』 丸谷才一『文章読本』(1977)の第4

          法務部員、美大へ行く。 #02 / 残り続ける課題

          法務部員、美大へ行く。 #01 / DOJのガイドから

          このシリーズは、企業法務に従事する筆者が京都芸術大学でデザインを学んだ理由を開陳しつつ、筆者自身があたまの中を整理しようとするものです。私の卒業制作についてはこちら。 3/16にちゃんと京都芸術大学を卒業しました。わあい その1:DOJのガイドから (1)米当局のいろいろなガイド 大きめの事業会社でいわゆる「法務・コンプライアンス」に従事していると、従業員向けの教育・周知の活動があります。とくに、コンプライアンス領域ではよくあるんじゃないでしょうか。行動指針、贈賄防止、

          法務部員、美大へ行く。 #01 / DOJのガイドから

          卒業制作について Vol.3 (学びの振り返り)

          京都芸術大学 通信教育部 デザイン科 グラフィックデザインコース 2023年度卒業制作を補足する記事をご用意しました。 私の卒業制作それ自体についてはWEB卒展ページからご覧くださいませ。 Vol.3では、卒業制作を通じて3年間の学びを振り返ります。 ▼▼▼Vol.1~Vol.2▼▼▼ Vol.1では法をわかりやすくデザインすることを散々言っていたのに、Vol.2の通り最終的には少し違う形で制作しました。当初の関心に対して直球にやらなかった理由を説明しながら、大学3年

          卒業制作について Vol.3 (学びの振り返り)

          卒業制作について Vol.2 (制作物)

          京都芸術大学 通信教育部 デザイン科 グラフィックデザインコース 2023年度卒業制作を補足する記事をご用意しました。 私の卒業制作それ自体についてはWEB卒展ページからご覧くださいませ。 Vol.2では、本卒業制作の具体的内容について補足します。 1 対象は高校生Vol.1で述べたとおり、私の卒業制作は、法を「読む」ではなく「みる」対象として捉え、「法を、みる。」というコンセプトをもうけて行うことにしました。しかしこれは、法の表現形式を疑ってみるという壮大なプロジェク

          卒業制作について Vol.2 (制作物)

          卒業制作について Vol.1 (制作背景)

          京都芸術大学 通信教育部 デザイン科 グラフィックデザインコース 2023年度卒業制作を補足する記事をご用意しました。 私の卒業制作それ自体についてはWEB卒展ページからご覧くださいませ。 Vol.1では、本卒業制作の制作背景について補足します。 1 卒業制作のテーマと意義 法は、基本的に言語として存在しており、一般的には「読む」対象です(※1)。 しかし、法は読みにくい文章とされがちで、時には「悪文」とまで言われます。「法、わかりにくいもの」を解決すべき課題と据え、

          卒業制作について Vol.1 (制作背景)