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トイレ・お風呂・寝る前

まだなんとか1人で歩けていた頃、トイレもお風呂もこちらもまだ1人でできていた。
トイレもしくはお風呂は私の創造の場所で、そのどちらかに入ると何かしら良い案が浮かんだものだ。創作物だけでなく、プログラミングで行き詰ったときもトイレやお風呂に入れば「あ、そっか!」と簡単に答えを出してくれる。そこに神様が住んでるとかではなくて、居場所から離れて気分が変わるとか、頭がリフレッシュするとか、そういう類なのだと思う。

トイレとお風呂が1人で出来なくなった時、私は創造の場所は奪われた。
家で生活をしている時は常にベッド上にいるから、私が物理的に気分転換できる機会はない。
しかし、不思議と様々なアイデアは浮かんでくるのだ。

特に眠りに落ちる寸前が面白い。夢と現実のはざまを行ったり来たりしながら、ふと良いアイデアが浮かぶ。私はそれをメモせずにそのまま眠る。朝が来て、アイデアがきちんと残っていれば採用する。

それで夕べ、小説の題材が浮かんだ。今ここにあらすじを書くわけにはいかないが、なかなか面白い。
ただ、オチがまだ決まっていない。トイレもお風呂も寝る前も、アイデアを落としてはくれるがオチまではくれないのだ。私の数ある物語のアイデアのほとんどにオチがまだできていない。手をつけていけば自然の流れでオチがつくこともあるが、結論に至る伏線を張るためにもある程度考えておいた方が作業が早いように思う。

いや、でもこうも考えられる。
あの長編『源氏物語』にはオチがないが、光源氏が女三宮と実父(と想像される)柏木の子・薫を抱いた時、若かりし頃の因果を想うシーンはとてもよくできているし、スターウォーズだって6作目から1~3作目への繋ぎなども見事である。それは初めからそのように想定されていたわけではなく、前出をうまく利用したのだろう。

と考えれば、最初からオチなど作っておかなくても何とかなるのではないか。だいたい、オチなどは登場人物たちが勝手に作ってくれる…
そんな思いもある。

ただ、今言えることは、この記事にはオチがないということだ。
さぁ、どうしたものか…。

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