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結局みんな同じなの

国民性による違いをユーモアで表した「エスニックジョーク」というものがある。有名なジョークは『沈没船ジョーク』だ。

沈没しかかる豪華客船。脱出ボートが乗客数より少ないため、船長は乗客を海に飛び込ませようとするが、乗客はなかなか飛び込まない。世界各国の乗客に何と言って飛び込ませようとするか。

アメリカ人に:飛び込めばヒーローになれます
イギリス人に:紳士はこういう時に海に飛び込むものです
イタリア人に:海で美女が泳いでいますよ
日本人に:みなさんはもう飛び込みましたよ!!

日本人の同調意識(圧力)は、私がこの世の中で嫌いなもののひとつだ。
スペイン語を教わったペルー人は「みんな同じ方向を向いているから発展が早いんだ。ペルーなんてみんな好き勝手なこと言うからなかなか発展しないよ」と笑っていたので、他国からみれば同調意識も悪ではないのかもしれない。

話は少し変わる。
私のフレグランスコレクションは去年と一昨年でものすごい数になった。スキンケアコスメ等と違って、フレグランスは数か月では使い切れない。
最近は100mlしか販売しないブランドもあり、使い切れないのになぁと思いつつボトルを購入している。ディスカバリーセット(数ml×数種類のセット)があればそちらを選ぶようにしているが、それでもなかなか減るものではない。
新作、限定、セール、値上げ前etc 様々な言い訳を自分に言い聞かせながら、購入しては開封すらしていないものもある。
結局使い切れずに処分するはめになるとき、使ってお金よりも、モノに対して酷い扱いをしてしまったなぁと罪悪感を抱く。

そこで、今年はなるべく手持ちのものをどんどん使って、新規購入の数を絞ろうと決意した。


…という決意は、どうやら私だけではなかった。

SNSには、「今年は手持ちのものを愛でる」というフレグランス愛好者の書き込みをたくさん見かけた。

なーんだ。みんな同じなのね。

フレグランス愛好者はちゃんと使い切ると思っていたのだ。みんなも使いきれないどころか、開封してないものとかもあるじゃん。

そしてきっと、その誓いがあっさり破られるところも同じだ。
各ブランドの新作や、新規参入、Salon de Parfumのようなフレグランスのイベント、様々なところで新しい香りに晒されて、おそらく来年の今頃も同じことを呟いているはずだ。

同調意識は嫌だが、みんな同じで何だかとてもホッとした。


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