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あのヤバい豆の菓子


豆が苦手である。

「障害を持つ子は将来どんなところに行くかわからないから、好き嫌いなく食べられるように躾けた」

という母の方針に忠実に従った良い子の私は、会食など好き嫌いが憚られるような場面ではなんでも食べる。
餡子系の和菓子を自ら買うことはなくても、いただきものは美味しくいただくし、枝豆や納豆、えんどう豆類は好きなのだから、絶対的に苦手というわけではなさそうである。

豆の何が不得意かと聞かれると、返答はなかなか難しく、皮を含めた食感だとか、豆臭さのようなものとか、総合的なものと答えるしかない。

最近は、積極的に豆も食べなくちゃいかんかねぇという気になり、ミネストローネや和え物などで時々摂るようにはしている。

豆に対して散々悪口を叩いている私だが、この頃ハマっている豆菓子がある。


カルビーの「ミーノ」である。


ミーノの存在を知ったのは、ある音声コンテンツであった。
豆菓子コーナーなど行ったこともない私は、当然ミーノの存在を知らなかったのだが、なぜかそこで興味を持ってしまった。

それから少し経ったある日、たまたま母がミーノ「枝豆」を買ってきた。
こんな偶然は運命かもしれない。


一口齧るなり

ヤバい

という、軽薄な形容詞しか出てこないほど、それはとても美味しかった。

これが豆かと思うほどの軽い食感、程よい脂感と塩加減。
豆らしいもったりした感じや、甘味は損なわれているものの、口の中でモロモロと解けていく感じは、豆の形をした小麦粉のお菓子なのではないかと勘違いするほどである。
やはり油脂と塩分は気になるが、ポテチにあるような罪悪感が「豆」の一言で消えてしまうのだ。

後日、私は、そら豆と黒豆も買い、ついにはリピートまでする始末。

これはやべぇ…

話によると、現存する栽培農家以外に後継者がいない貴重な豆を使ったミーノもあるとかないとか…

オチも何もない、豆嫌いが豆スナックにハマっているお話でした。

PS. ファミマ限定のえんどう豆スナックも美味しいよ。


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