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リーダーの目に見えない仕事を理解してもらうには?

こんにちは。

埼玉県の高齢者デイサービスの運営をしている後藤です。


2人の育児をしたり、デイサービス運営をしたり、同業者のコミュニティの運営をしたり、介護家族のコミュニティの運営をしたりしています。

家庭や仕事以外に居場所(サードプレイス)があると、自己肯定感が高まります。

日々の、運営で感じた気づきを記しています。

今日のテーマが、


リーダーの目に見えない仕事を理解してもらうには?


についてです。


1.目に見えない仕事=シャドーワークについて


シャドーワークというのは、


・専業主婦の家事労働など基本的に報酬を受けない仕事。
誰かが賃労働をすることのできる生活の基盤を維持するのに不可欠な労働

のことです。


家事、育児、介護、ボランティア、妊娠・出産


などが含まれます。


シャドーワークについては、以前にも記事を上げたので、良かったら読んでみてください。


シャドーワークは、表には出づらい仕事であり、評価されづらいので周りの人の理解や注意が必要です。


シャドーワークは、その人の周りの文化次第では、


「やって当たり前」

と思われています。


嫁なんだから親の介護をして当たり前

長男なんだから親の面倒をみて当たり前

専業主婦なんだから家のことをやって当たり前


という具合に。



ただ、表舞台の裏には、必ず影(シャドー)があるもので、輝いている人がいるなら、必ず、シャドーワークをしてくれている人がいるのを忘れてはいけんません。



実はこのシャドーワークは、管理職にもあります。


管理職になって思いましたが、管理職ってメンバーの目に見えない仕事が多いんです。


現場に出る時間が減る分、管理職だからやっている仕事が増えます。


このシャドーワークについては、しっかりクリアにして、メンバーの合意を得ているかいないかでは大違いです。


下手すると、


「〇〇さんは、なにもやっていない。私達はこんなに忙しいのに」


と思われてしまいます。そうなると悲しいですよね。


これ管理職側にも非があります。


シャードーワークがあることにメンバーでは知り得ないことがあるからです。


2.管理職のシャドーワークの付き合い方


管理職としてのシャドーワークとして、私の場合高齢者デイサービスの管理ですが、


・メンバーのコンディション管理
・メンバーの労務管理
・メンバー間の人間関係のマネジメント
・自分の上司との意思疎通、対話
・今後の部署の方向性の検討
・会社の方針の把握、咀嚼、伝達作業
・予定管理
・売上管理
・社外の方とのやりとり
・業界の動向の把握
・営業活動


などがあるかと思います。


これらのシャドーワークの他に、表向きの仕事があります。


私の場合でいうと、機能訓練指導員としての仕事や、メンバーからの相談への回答、1on1ミーティング、集団リハビリテーションの用意、送迎や、電話連絡などです。


シャドーワークを行うことで、メンバーが働ける環境をととえているので、非常に大事な職務と思っています。


ただ、メンバーからの視点で見ると、表向きの仕事=オープンワーク=現場の仕事を沢山してくれる管理職は喜ばれます。


逆に、シャドーワークばかりしていると、何をしているのかわからない管理職として見られるし、下手すると「何もしていない」と思われます。


ただ、1つ言えるのは、オープンワークのように、緊急で重要な仕事(第1領域)や、緊急だけど重要じゃない仕事にばかり、管理職が取り組んでいると、間違いなく組織としての成果は挙げられません。


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【デンタル ナビの株式会社ringoさんの記事より引用】


個人的な見解ですが、管理職のオープンワークは、多く見て7割程度に留めておかないと、短期的な成果は挙げられるかもしれませんが、長期的に見るとマイナスだと思います。


長期的な視点で言えば、管理職こそシャドーワーク=第2領域の職務の時間をいかに作れるかが大事かと思います。


そのために大事なものとして、「相方」「OPENNESS」があると思います。


① 【相方】

メンバーの中に、パートナー(相方)を作り、対話の時間を増やすこと

→役職者でなくてもいいと思います。自分の考えやシャドーワークを理解し、他のメンバーにも働きかけてくれるメンバーを作る。

② 【OPENNESS】(情報の開放性、透明性、戦略のクリアさ)

自分が会社から求められていること、進捗状況、シャドーワークでのメンバーへのベネフィット(利益)を明確にすること



この2つを意識すると、管理職を助けてくれるようになるメンバーが増えてきます。


3.まとめ


今日の話の結論は、


管理職が、シャドーワーク(見えない仕事)と向き合うことで、マネジメント力が向上する


というお話でした。

まとめると、

✅ 管理職のシャドーワークは、メンバーには理解してもらいずらい

✅ シャドーワークとオープンワークのリバランスを図る必要がある

✅ 解決の鍵として、仲間とOPENNESSがある


と言えると思います。


管理職は、事業と人材マネジメント(コト と ヒト)の間で板挟みになり、辛いこともありますが、1人で抱え込まずに仲間を作りましょう!


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