何を考えてるか分からないから

2019年4月15日 20:31

誰かと映画を見に行ったら泣きそうになっても我慢する。ライブを見に行っても楽しさが見えないように堪える。

家でアニメを見ればボロボロ泣くし、漫才の動画を見れば手を叩いてゲラゲラ笑うのに外ではストッパーをかけてしまう。

恥ずかしいのだ。感情をむき出しにするのを見られることが。

そんな性格なのにステージに立ったり文章を書いているのは、そういう場に立つと「いつもの僕」と「伝えたい僕」が分離するからだ。今でもライブ以外では人前で歌うことが恥ずかしい。

だけど少しずつ2人の僕が1人になろうとしている。普段の僕はちょっとだけ気持ちを出せるように、ステージの僕はあまり格好つけないようになった。

楽曲提供をしたときに「こんな感じでどうですか？」とデモを送る。その時にわかりやすく喜びが伝わってくるとさらに頑張るぞと思える。

僕が怖いとか近寄りづらいと言われるのは、それと逆で他人から見たとき何を考えてるか分からないからなのかもしれない。

ステージやSNSではたくさん発信するのに、実際に会うと感情が掴めないというのは自分でいうのも悲しいけど確かに不気味だ(笑)

もっと1人でいるときみたいに自然に振る舞えたら、恥ずかしがってる僕まで、格好つけたがる僕まで、まるまる出しちゃえたらいいよなと思う。

ステージの上でも恥ずかしがりながら歌っていいし、ステージから降りても歌うように想いを伝えていい。

そういう風にできたらいいな。

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素直に好きとかいいねって言いたいなあ。

後藤大
「弱虫のままで理想に嘘をつかない」
音楽と文章を中心にものづくりをしています。

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