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チョコと魅力について

明治のミルクチョコレート、赤いパッケージのやつ。大きい板チョコのやつではなくて、一つ一つが個包装になってるあれ。あれがめっちゃ好き。甘いけど甘すぎず、ミルクのまろやかさもあって病みつきになってしまう。あと一個、もう一個!とアンコールが鳴りやまない。でも、食べていると口の中がどんどん甘くなってしまうので、なんだかんだ一番最初に食べたやつが一番美味しかったなってなる。

なんか悔しい。全部最初の1個目と同じくらいの美味しさを感じたい。だから俺はお口直しをしながら食べてみる。口の中が一回リセットされるからあら不思議、二つ目も三つ目もとても美味しく食べれる。

そしてありきたりではあるが、チョコを食べるときのお口直しはやっぱりコーヒーがいい。なんでコーヒーがいいのか。それはコーヒーが苦いから。「甘い」の対極にある「苦い」。「苦い」を間に挟むことでチョコは一段と甘く、美味しくなる。ああ至福。


「ギャップがある人が素敵」とよくいうが、これはこのチョコとコーヒーの関係に似ているように思う。互いに差があればあるほど輝く。チョコはコーヒーといれば単体で食べるより、美味しくなれる。互いが互いの引き立て役なのだ。まさに桜木と流川。

暑ければ暑いほど海が気持ちいいように、人の魅力も対極を同時に持つことで本来の価値以上の輝きを放つ。

だから冷たそうなのに優しい、完璧そうなのにおっちょこちょい、はモテる。恋愛映画の定番だよね。ルフィーだってそうだ。小柄だし、一見弱そうなゴムゴムの実なのに強い。

そういう逆接が成り立っている人が魅力的なのではないかと思う。

締め方がわからなくなったのでチョコの名言で終わろう。

a little bit of sweetness can drown out a whole lot of bitterness.

では!





読んでいただきありがとうございました。