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素人でもできる護身術

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誰でも簡単にこなせるよう、打撃技、関節技、投げ技、寝技、防御について解説します。 どれも危険にあわないように考えられた技となっております。 また、暴力や正当防衛にかかわる法律…
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#中国拳法

中国拳法は格闘技の学問なのか?実戦で使えない疑問を探求してみる

中国拳法の技術体系は、複雑で、かなり豊富です。

人体を効率よく破壊することに目的がおかれており、様々な流派が存在します。

しかも、気の原理を、ことこまかに解説しており、研究度の深さを感じさせました。

まさに、中国拳法は、格闘技の学問だといえるでしょう。

ちょうど、勉強ばかりしてきた人にとっては、知的好奇心をくすぐられるのかもしれません。

しかし、そういう人達は、ボクシングで言う、スパーリ

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強力な打撃を生みだす中国拳法の踏み込みを解説!足の勢いを腕に伝達

普通、強力な打撃を生みだすときは、腕の力だけだと、不十分です。

大男なら別ですが、標準体型の人間であれば、威力が伝わりにくいです。

そんな強い打撃を生み出すにはどうしてらいいのでしょうか?

答えは、足の勢いを全身に伝える形で、打撃を行っていくことなのです。

そうすれば、全身の体重が、パンチにのっていきます。

これならば、筋力まかせのテレホンパンチより、はるかに強烈な打拳を放てるのです。

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ストリートで最強の格闘技は何なのか?中国拳法が一番だと考える理由

ストリートファイターとして、ルール無用の喧嘩を行った場合、一番強い最強の格闘技はどれでしょうか?

仮に、達人同士の争いになった場合、最も、実戦で役立つのは、中国拳法だと思います。

ただし、カルチャースクールでやっているような、おどりのような舞踊ではない場合に限ります。

本場、中国で教えているような、組手を激しくやって、合理的な肉体の技術をつきつめた、中国武術です。

中華4000年の歴史があ

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中国拳法で最強の門派はどこなのか?私が太極拳をおすすめする理由

私は、これまで、様々な中国拳法の門派を研究してきました。

この中で、最強の門派はどこなのかと聞かれれば、人によるとしかこたえられません。

なぜならば、違う門派の達人同士が、命がけで戦ったことがないからです。

これでは、いくら拳法理論が優れていようと、どうしようもありません。

私が、最強の拳法だと思うのは、太極拳だと思います。

なぜならば、太極拳の発勁は、筋肉をほとんど使わずに、脱力による

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サイドからの裏拳 全身を逆ひねりする横打ち フックパンチの代用技

横から攻撃するパンチは、回し蹴り同様2種類あります。

今回の打拳は、逆回転回し蹴り同様、内から外への回転を利用して放ちます。

しかも、打撃部位は、握った指の部分ではなく、拳の上面全体です。

逆回転の方向を、無駄なくフルに伝えるため、今回は、裏拳を採用します。

裏拳は、拳の第一関節の突起部分から下の手の付け根あたりまでを相手に打ち込む、拳の当て方を意味します。

使う場面は、フックパンチとか

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寸勁のような超近接パンチ カウンターや3重ガードにもなりうる一瞬の打拳

通常、投げ技になるような距離で、相手と密着したとき、ほとんどの打撃技が威力をだしきれないでしょう。

足も伸びきらないため、膝蹴り、踏み付け以外の蹴り技は難しいです。

パンチ系の打撃も、下半身の重心移動を技の起点としているため、威力が激減してしまいます。

有効なのは、最低限の足のバネと上半身のひねりを用いた肘打ちくらいでしょう。

それ以外にも、超近接距離で効果を発揮する打拳が存在します。

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中国拳法 発勁の打ち方のコツと弱点 伸びきった足から勁力を送る

通常、中国拳法の発勁は勁力が伝わるように、パンチなら足⇒腰⇒腕、キックなら足⇒腰⇒もう一方の足に伝達されていきます。

つまり、最初の地面への足蹴りが重要になるということです。

しかし、その場合、勁力がしっかり腰へと伝わるように足が伸びきらないといけません。

その様子を示したのが図1です。

図1

足がきれいに斜め直線上に伸びきって、対象部位への打撃力を高めていきます。

これにより、強力な

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ストレートパンチの打ち方 ジャブ 最速で最小限のダメージ

まず、最初に紹介するのは、すべての格闘技で初動でだすことの多い打撃技であるジャブです。

ただ、今回は、スポーツではなく、護身術であるため、相手が乱暴な攻撃してからの発動にとどまります。

世間で、ジャブは、スピードはあるが、威力がない打撃技だとされています。

しかし、本当にそうでしょうか?

確かに、体全体の勢いだけにまかせて、腕だけの大振りパンチをするなら威力がだせると思う人はいるでしょう。

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