中国拳法で最強の門派はどこなのか?私が太極拳をおすすめする理由

私は、これまで、様々な中国拳法の門派を研究してきました。

この中で、最強の門派はどこなのかと聞かれれば、人によるとしかこたえられません。

なぜならば、違う門派の達人同士が、命がけで戦ったことがないからです。

これでは、いくら拳法理論が優れていようと、どうしようもありません。

私が、最強の拳法だと思うのは、太極拳だと思います。

なぜならば、太極拳の発勁は、筋肉をほとんど使わずに、脱力による気の爆発によって起こすからです。

なので、老人や女性でも、実践は可能です。

それに、どんな達人でも、年齢とともに、筋肉は確実に衰えていきます。

確かに、戦闘において、筋肉は重要な役割を果たしますが、人の力には、どうしても限界があります。

その点、踊りの健康体操ではない、武術の太極拳であれば、勁力によって、複数の男に押されても、耐えられる力が身に着くのです。

高齢で拳法を引退する人がいる中で、太極拳なら、生涯を通して、中国武術を研究していけるのです。

それに対して、八極拳は、一撃必殺を代表する武術です。

日本でも、この門派が一番有名です。

ただし、八極拳は威力をだす分、技の隙が大きく、熟練者相手では裏をかかれるリスクがあります。

形意拳も、強大な威力をだす門派です。

これも、独特の歩法で勁力を出します。

ただ、ローキックなどの足技に弱い印象を受けます。

そんな中、八卦掌は、相手の体を回り込んで、相手を地面にたたきつけたり、強打をあたえる武術です。

関節技や投げ技に組み合わせると、かなりの効果を発揮します。

しかし、この武術メインで最強となると、難しい印象です。

そう考えると、通背拳が、最速で相手に致命打をあたえる武術として使えます。

ところが、マイナーな武術であるため、全貌が見えてきません。

こう考えると、最強の中国拳法を考えるのは難しいです。

なので、こういった考え方をする人は、拳法をならって、実践するのが一番です。

だいたい、中国拳法の熟練者は、複数の拳法を並行して習っています。

今の拳法の先生は、昔と違い、お金を払ってくれたら、重要なところまで教える傾向にあります。

失礼ながら、人間ですから、その傾向は仕方がないと思います。

私は、戦闘理論の深さから、太極拳を最強だと思い込んでいるだけです。

人によって、最強の格闘技は違います。

私は、陳家太極拳を、今、学びなおしている途中です。

未熟者なので、どの門派にケチをつける資格も、本当はありません。

ご無礼をお許しください。

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