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【要約】『嫌われる勇気』これは人生の攻略本でした。

こんにちは、本要約家のごろーです。

本日は、『嫌われる勇気』、こちらをご紹介していきます
2013年に発売されてから、なんと世界で累計600万部ごえという大人気の本です。人気過ぎて、数々のレビュアーがブログやユーチューブで解説していますので、私が改めてこのタイミングでレビューする必要もないとは思ったのですが、なんといっても、人間が生きる上でとっても大事なことが書かれているのでそこは何度繰り返しになってもいい、いやむしろ何度も繰り返し理解することが大切だと思いレビューすることにしました。

忙しい方のために最初に結論をまとめますと、本書の内容を一言でいうとこうです。

全ての悩みの原因は「人間関係にある」
だから、人間関係がうまくいけば、幸せになれるということです。

アドラー心理学では、仕事、お金、恋愛や結婚、子育てなど全てにおける悩みの原因は人間関係にあるとしています。
仕事はまだしもお金まで人間関係に関係しているとは一見よくわかりませんが、お金ですらその悩みの根本原因をさぐっていくと人間関係にいきつくといわれています。

ですので、この本は、
人生を変えたい
悩みごとをなくしたい
自分を好きになりたい
成功したい
理想の人と出会いたい
家族と笑顔で過ごしたい
といったあらゆる悩み事に効果のある万能薬であるとも言えます。

そんな万能薬のエッセンスをぎゅぎゅっと一言にまとめましたので紹介していきます。
悩みごとをなくしたい、幸せになりたいという方だけでなく、嫌われる勇気を読んだけど、自分の人生に活かせていないという方も、人生が好転するきっかけになると思いますのでぜひ最後までごらんください。

『嫌われる勇気』をぎゅぎゅっと要約するとこうなる

それは

「他人に自分の正しさの押しつけをやめれば、人生うまくいく」

この一言に尽きるかなと思います。

幸せになるために、承認欲求を捨てる、他者との課題を分離する、共同体感覚を持つなど、本書では「幸せになる」方法を順をおって丁寧に説明していますが、そういう聞きなれない言葉は堅苦しくて、本質を理解するのに邪魔になります。
それに、この言葉にはそれらのニュアンスも含まれています。

全ての悩みの本質が人間関係であるとしていますが、人間関係で一番の問題になる点はどこでしょうか?

それを考えたときに、私的には「誰もが自分が一番正しいと勘違いしている」点にあると思いました。

世の中、自分が正しいと思えば、自分の世界の中ではそれが正しいことになります。

そこは問題ないのですが、それは同様に相手も同じように考えているので
「正しさ」のぶつけ合いになってしまいます。
もしくは、自分より大きな権力に屈したり、自分の正しいと思ってる意見をひっこめて、陰で文句をいったりすることになるかもしれません。
これも、一見するとぶつけ合いにはなっていませんが、本心では自分の方が正しいと思っている限り、分かち合うことはできません。

人は、育ってきた環境や性別、年齢もさまざまなので価値観もばらばらです。そして、正しいと思っていることもバラバラなので、自分が正しいと思う意見を相手にぶつけても相手が違うと思えば争うしかありません。

これは、どんなに論理が完璧な正論を頭が悪い人に言うといった場合でもいえることです。

2ちゃんねるの創設者のひろゆきさんは、私が知ってる限り、一番正論を言う人です。
世間では、論破力がすごい、といったイメージがありますが、論破力が強いのは、論理が完璧な正論を言っているからです。
だから、ひろゆきさんの言ってることはほとんど正しいんです。

だけど、その正論をぶつけられた相手は、自分が間違っているという事実を突きつけられるので、自尊心が傷ついたりして、それをかばうように逆ギレしたり反発します。

こうなると、2人が友好関係を築くのはますます難しくなります。

世の中、ルールをやぶってめちゃくちゃにするとんでもない人もいます。
けど、その人の中ではそれが自分の正しさなんですよね。

そんな人と友好関係を築こうとするとき、正しさのぶつけ合いをさけなければいけません。

ここでのポイントは、「友好関係を築こうとする場合のみ」です。
もし、そんな変な人と友好関係を築かないのであれば、それはそれでOKです。というかその方がいいです。
というのも、自分を犠牲にする人生を歩むことは不幸な人生を歩むことなので、アドラーが目指した幸福への道からそれることになるからです。

でも、家族や恋人、友だちといった仲良くしたいけど、言い争いがおきてしまうような場合、それをぶつけあうのではなく、受け入れることです。

受け入れるというのは、相手の思い通りに言うことをきいて、がまんするということではありません。相手のいうことに納得しなければ、きっぱりとNoを突き付けるということです。そして、自分の正しいと思う意見をいう、それが相手と会わなければあわないでいい。その違う状態を受け入れるということです。

それは、お互いに本音を言い合える関係を築くことです。

中には、人と意見が違うと不安になるので、本音を言うことを極端に恐れている人がいます。
なぜ、人と意見が違うと不安になるのか?

それは、自分で自分を信じ切れていないからです。
自分では正しいと思っても、心のどこかで「ほんとかな?」という迷いがある。だから、他人への同意を求めるんです。

その結果、他人から反発されるとショックをうけたり、逆ギレしたりする
こうなった原因は、アドラーは賞罰教育にあるといっています。
つまり、自分の評価を他人の評価に任せてしまっていることが影響しているということです。
テストの点数、給料の金額、フォロワーの人数他人は数字で見えるものでしか評価してきません。
数字で評価するのは、目に見えてわかりやすいし、メディアもネタにしてあおったりするんですが、人間の本質的な価値は、決して数字で表せるものではありません。
賞罰教育によって、この真理が歪められているのが、1番の問題です。

だから、他人がどんなに批判しようが、どんなに自分を嫌っていようが、自分が正しいと思えば、それでいいんです。
自分が正しいと思うことを他人におしつけないし、他人から影響される必要もありません。
ただ、自分が正しいと思ってることが犯罪でもいいとかそういう話ではありません。
自分が正しいと思ってることは、「自分と誰かの喜びにつながること」であるべきです。
自分だけでもなく、誰か他人だけでもなく両方の喜びにつながる行動が正しい行動です。
そうすれば、人間関係うまくいくし、幸せでい続けられます。

簡単ではありますが、以上になります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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