#10 パリ協定って何???分かり易く簡単にまとめてみました!
日本の “四季” が “二季” になる!?
秋の空気を感じられるようになってきました✨✨
私は朝空気を思いっきり吸って、その日の空気のにおい?を堪能するのが好きです(笑)
最近はずっと心地よくて、空気を吸う度、
「よぉし、今日も仕事がんばんるぞー🔥🔥🔥」
ってなっています!!!!
けれど今、極端な気候続きで、日本の四季が二季になるのではないか!?という意見が挙がっています😱
このブログ発信も気候変動対策の役に立てるように頑張ります🔥
ということで今回からは、
ESGの “E” に当てはまる気候変動対策について具体的にどのような目標・政策があるのかをお話していきます✨
よろしくお願いします(^O^)/
気候変動対策における目標:パリ協定
多くの人が耳にしているとは思いますが、
気候変動対策における目標は
”平均気温の変化を1.5℃以下にしよう”
です!!!!
ただこれだけだと大雑把すぎるので1つずつ説明していきます!!!
ーそもそもパリ協定とは?ー
ーパリ協定で決まった具体的な内容ー
〈目標〉(参考:経済産業省 資源エネルギー庁 (目標のみ))
①世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて1.5度以下にする
②できる限り早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトさせて、21世
紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバラン
スをとる
〈対象〉
先進国と発展途上国(普遍性)
〈特徴〉
①5年ごとに各国の貢献目標(NDC)の提出
⇓
②2年ごとに進捗報告・審査を行う(透明性の枠組み)
⇓
③5年ごとにグローバル・ストックテイクを行う
まず、1.5度目標を達成する為にそれぞれの国がどの程度貢献できるかという「国が決定する貢献(NDC)」を提出します。
次に各国が実施報告や進捗などを報告し、審査されます。(透明性の枠組み)
その後、世界全体での進捗・取り組み状況を確認・評価し、評価が低い場合には目標の底上げを促す「グローバル・ストックテイク」が行われます。
そして、それを受けて各国がまた新たな目標(NDC)を提出し、それに向けて実行していくという流れになっています。
日本の目標(NDC:国が決定する貢献)
日本もパリ協定の締約国であるので、2021年4月にNDCを提出しています。
〈日本のNDC〉
2050年:ネットゼロ達成
2030年:温室効果ガス46%削減(2013年度比)
さらに50%の高みに向けて挑戦を続ける
ーNDCの問題点ー
日本のNDC目標は低すぎると批判を受けていると先述しましたが、
これがNDCの問題を顕著に示しています。
それは、NDCを提出する事自体が前向きな成果と捉えられ、NDCの内容がパリ協定の目標を達成するものに到底及ばないという事です。
それはNDCは独自で貢献目標を定められ、罰則がないからです。
その結果、緩い目標に留まり、NDCを達成したとしても本来の1.5度に抑える事が出来ないという状態を引き起こしています、、、😖
実際にUNFCCの分析では、2030年の目標が全て達成されたとしても、今世紀までに2.7度の上昇が見込まれています。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次報告書でも同じような事が書かれています!
2025年にNDCの提出が再度行われますが、どのように変化するのか注目です!!!!
まとめ
以上がパリ協定の簡単な内容になります!!!
母に
”ゴールテープがゴールと思うな!ゴールテープの10メートル先がゴールだと思え!そうしたら、最高速度でゴールできる”
という事を教わりました。
何が言いたいかというと、
私も日本のNDCを見た時に ”提出している事” に関心を覚えましたが、
現状を知ったときに
世界・国・企業・個人がもっと覚悟を持って取り組まなければいけないと感じました。
達成しても本来の目的が達成されない目標は意味ないし、
本当に46%削減したいと思うならそれを通過点として捉えた目標を立てなければいけない!
と思うわけです。
しかも本来達成すべき目標値62%なので尚更だと思います、、、。
ただ、
私は目標値が高すぎるからといってガチガチに構えるのではなく、
”できる事からしていき、それを積み上げていく”
このファーストステップをしっかりと踏む事も大切だと思っています!!!
この考えについてはいつか触れられたら良いな~と思っています!!!
次回は、
この目標を達成する為にはどうしたら良い!?
という点についてお話していきます😌🍀