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今聴きたい雨の曲【洋楽70年代後半以降編】

今週も初夏を思わせるような天気が続きそうですが、今回もやってまいりました第4回目を迎えました『今聴きたい雨の曲』が大集合するnote(笑)今回は【洋楽70年代後半以降編】です。

いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

今回も名曲揃いで書きたくてうずうずしているので、前置きはこの辺にして早速張り切って行ってみましょう!!

We re All Alone(ウィ・アー・オール・アローン)-1976年-/Boz Scaggs(ボズ・スキャッグス)

おぉ出ましたAORの名曲『We re All Alone』

1976年に発表されたこの曲は、ブルー・アイド・ソウルシンガーであるボズ・スキャッグス『Silk Degrees(シルク・ディグリーズ)』というアルバムのB面最後の曲として収録されています。

今ではAORの名曲として名高い『We re All Alone』ですが、当時はシングルヒットを狙った曲ではなかったようで、リタ・クーリッジをはじめ、様々なアーティストのカバーが相次いだことから曲の良さを知られ名曲となっていったそうです。

リタ・クーリッジバージョンはこちら
私の大好きなフランキー・ヴァリも歌っています。こちらのバージョンもヒットし、この曲の評価を上げた火付け役の一人でもあります。
数あるカバーバージョンの中でも、私がお気に入りのカバーはハワイで結成されたデュオ”セシリオ&カポノ”のバージョン。ボズ・スキャッグスバージョンとはまた一味違う、ハワイ特有のおおらかさと爽やかさが魅力です。

ちなみに『We re All Alone』の歌詞っていわゆるダブル・ミーニングといって、読み手によって複数の解釈が出来るように作られた歌詞だといわれています。”二人っきりだね”といった解釈と、”みんな独りぼっち”という解釈。題名だけでもこれだけ違った解釈が出来る曲ってなかなかありません。

”二人っきりだね”と解釈して読む歌詞と、”みんな独りぼっち”と解釈して読む歌詞って同じ歌詞でも全然違ってきてとっても面白いのでみなさんもよろしければ、一度歌詞を読んでみて下さいね。(私は結局どう解釈すべきか分かりませんでした・・・)

Save It For The Rainy Day(雨の日の恋)-1976年-/Stephen Bishop(スティーヴン・ビショップ)

ボズ・スキャッグスに引き続き、AOR界隈で人気のスティーヴン・ビショップがやってきました。

私事ですが20代後半くらいからAORにドはまりし、AOR系のアーティストをディグりまくってた時代に、聴きまくってたのがスティーヴン・ビショップ。

爽やか且つ知的な雰囲気のスティーヴン・ビショップは大のお気に入りで、よくドライブのお供にかけてました。スティーヴン・ビショップの曲をかけながら海岸線をドライブすると、ほんとトレンディドラマの主人公になった気分になれて最高です(笑)

1976年に発表されたスティーブン・ビショップのデビュー曲であるこの曲。邦題は『雨の日の恋』となっていますが、英語が得意な人ならピンときた方もおられるかもしれませんが『Save It For The Rainy Day』は慣用句で『万が一に備える』という意味

歌詞の内容も雨とは実は関係がなく、男心をもてあそぶ女性に惚れこんでしまい、ついついいつもその女性のペースに乗って言いなりになってしまうので、そうならないように『いざという時に備えておくんだぞ』と言い聞かせているちょっと面白い内容でです。

ちなみに曲の間奏のギターソロは、エリック・クラプトン。そして後半、急に「オ~オ~オ~オォォ~」とシャウトしながら出てくるのはチャカ・カーンです。(めっちゃ豪華!!)

Spring Rain(スプリング・レイン)-1976年-/Bebu Silvetti(シルヴェッティ)

イントロを聴いて「おぉこの曲は・・・」と思った方も多いはず。

そうこの曲は電気グルーブ『シャングリラ』でサンプリングされた元曲です。

『Spring Rain』の作曲をし演奏をしているのは、アルゼンチンのピアニストで作曲家のベブ・シルヴェッティ。(単にシルヴェッティを表記されることの方が多い。)

こういう曲のジャンルって何に入るんでしょうか。私は当時を知らないので正確にはわからないのですが、おそらくディスコ系インスト曲に入るんじゃないかなぁなんて思ったりしています。しかしこのような曲でダンスするなんて超お洒落!!

この手のダンサブルなインスト曲って私好みで大好きなんです。バリー・ホワイト率いる、ラブ・アンリミテッド・オーケストラなんかも同じようなジャンルの音楽でなかなかいいですよ。

『Love's Theme(愛のテーマ)』/ラブ・アンリミテッド・オーケストラ

雨の曲とは全く関係ないけど、ディスコ系インスト曲つながりで、大大ダイスキな一曲。ラブ・アンリミテッド・オーケストラの『Love's Theme(愛のテーマ)』

子どもの頃CMや番組のテーマソングとしてたまに使われていたので、子どもの頃から好きな曲です。

The Hustle(ハッスル)/Van McCoy(ヴァン・マッコイ)

こちらも雨の曲とは全く関係ないけど、ディスコ系インスト曲つながりでヴァン・マッコイ『ハッスル』。なんだかんだでディスコサウンド好きなんですよ。こちらは今でも有名な一曲ですね。

Rainbow Connection(レインボウ・コネクション)-日本2001年・世界2004年・録音1980年-/Carpenters(カーペンターズ)

ちょっと裏技かもしれませんが、1980年に録音された音源をもとに日本では2001年に、世界では2004年に発表されたカーペンターズ『レインボウ・コネクション』も雨の季節に聴きたい一曲。

作詞・作曲はポール・ウィリアムズケニー・アスチャーの二人。ポール・ウィリアムズは前回紹介した『 Rainy Days and Mondays(雨の日と月曜日は)』の作曲に携わったことで知られ、カーペンターズとは近い関係にある作曲家です。

この曲は2001年の放送された『恋がしたい 恋がしたい 恋がしたい』というドラマに未発表曲にもかかわらず主題歌として使用され、日本でシングルカット、そして日本独占でアルバム発表され、その後世界で発表された日本先行のヒット曲です。

当時このドラマは見ておりませんでしたが、テレビやラジオ、街中でよく『レインボウ・コネクション』がかかっていたことは鮮明に覚えています。

実はこの曲、カバー曲でして『マペットの夢みるハリウッド』という映画の劇中歌として映画に出てくるカエルのキャラクター”カーミット”によって歌われヒットしました。

Rainbow Connection(レインボー・コネクション)-1979年-/Kermit(カーミット)

オリジナルはこちら。劇中ではカエルのカーミットによって歌われています。

I Like Chopin(雨音はショパンの調べ)-1983年-/Gazebo(ガゼボ)

『雨音はショパンの調べ』と言うと、小林麻美さんの曲というイメージが強い方も多いはず。もちろん私もユーミンの作詞による小林麻美さんのバージョンのイメージが強いです。

しかしこの曲、実はカバー曲で、イタリアの歌手でカゼボにより発表された曲でした。海外の曲を日本語でカバー、そして大ヒットのパターンは結構あり、最近ではDA PUMP『U.S.A.』 なんかもその部類ですね。

Driving Rain(ドライヴィング・レイン)-2001年-/Paul McCartney(ポール・マッカートニー)

ぐぐ~んと時は進み2001年のポール・マッカートニーの曲『ドライヴィング・レイン』で雨の曲を締めくくることにしましょう。

この曲は当時の奥さんであるヘザーさんと、どしゃ降りの中ドライブをした経験をもとに作られた曲で、正真正銘雨の曲です。

2002年の来日公演で初めてポール・マッカートニーのコンサートに行くことが出来た私。当時の新曲としてこの曲もコンサートで演奏され、そのパワフルな演奏、ボーカルに度肝を抜かれたのを昨日のことのように覚えています。

ちなみにライブ版はスタジオ版よりややアップテンポでさらにパワフルでかっこいいです。

もちろんコンサート後には『ドライヴィング・レイン』が収録されたアルバム『ドライヴィング・レイン』の購入。後追いファンにとって最新のポールのアルバムをリアルタイムで楽しむことが出来たことに感無量でした。

あとがき

いかがだったでしょうか。邦楽編を含め4回に渡り、雨の曲を集めてみました。

私の勉強不足もあり80年代頃から急に雨の曲でパッと思いつくものがなく、一気に2000年代の『ドライヴィング・レイン』まで飛んじゃいました(笑)

80年代以降の雨の曲、もし思いつくものがありましたら皆さんぜひ教えてくださいね。

たまに脱線しながらも一つのテーマで音楽を聴くのって楽しいもんですね。完全に自己満足ですが、なんだかラジオDJになった気分でめちゃくちゃ楽しかったです(笑)

私も皆さんのnoteから新しい曲との出会いや、音楽以外にも色々な発見や気づきなどさせてもらっているので、今回のようなnoteで「おぉこの曲懐かしい~!!」とか「あったなぁこんな曲!!」とか「おぉなかなかいい曲発見!!」とかあったら嬉しいなぁと思います。

今度は夏に聴きたい曲特集しちゃおっかなぁ(笑)

P.Sおまけ・・・雨ソングと後はやっぱり虹が見たいもの。今回のnoteは私の大好きな虹ソングでフィナーレと行きましょう!!ザ・ローリング・ストーンズ『She's A Rainbow(シーズ・ア・レインボー)』!!

4回に渡りお付き合いいただきありがとうございました。

今聴きたい雨の曲【邦楽編】はこちら
今聴きたい雨の曲【洋楽50~60年代編】はこちら
今聴きたい雨の曲【洋楽70年代前半編】はこちら

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