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今宵は中秋の名月!Fly Me To The Moon!

今宵は中秋の名月。ぐっでぃテレビのある兵庫県明石市は天気も良く、今宵は絶好のお月見日和になりそうです。

いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

気が付けばセミの鳴き声も聞こえなくなり、辺りはすっかり秋色に。
中秋の名月とは、秋の真ん中に出る月のことを指すそうで、2020年の今年は今日10月1日が中秋の名月にあたります。

今回はそんな中秋の名月に聴きたい、私の好きな”お月さまソング(ムーンソング)”をいくつか紹介したいと思います。

Fly Me To The Moon(フライミートゥザムーン)フランクシナトラ他

『Fly Me To The Moon』といえば名曲中の名曲ですね。誰もが一度は耳にしたことがあるはず。カバーもたくさんあり、誰がオリジナルだなんてそんなことはどうだっていいくらい名演がたくさんある曲でもあります。

中でも有名なバージョンの一つがフランクシナトラの『Fly Me To The Moon』。フランクシナトラは大人の貫禄で『Fly Me To The Moon』を見事歌いあげています。このアルバムでは8曲目に収録されています。

ポップス系のシンガーならブレンダ・リーのバージョンが有名ではないでしょうか。このような哀愁のあるメロディを歌わせると彼女は天下一品です。

『Fly Me To The Moon』は最後の12曲目に収録されています。ちなみに1曲目の『All Alone Am I(ひとり淋しく)』も名曲です。

『Fly Me To The Moon』はボサノバとの相性も大変よく、ボサノバスタイルにアレンジしたバージョンもたくさん存在します。女性ボサノバシンガーの第一人者であるアストラッド・ジルベルトのバージョンも最高です。

『Fly Me To The Moon』はこのアルバムだと4曲目に収録されています。夏の手前に聴くボサノバも最高だけど秋のボサノバも心地よくてGOOD!!

ちなみにこの『Fly Me To The Moon』という曲。もともとは『In other words』というタイトルで発表されていました。

歌詞的には「Fly Me To The Moon(私を月に連れて行って)」というフレーズは恋人へ私の願いを聞いてほしい一つの例えとして表現されていて、In other words(言い換えると・・・)こういうことなの、と様々な例えが歌詞の中で登場します。最終的にはIn other words(言い換えると・・・)「please, be true(どうか真剣に)」「I love you(私を愛してほしい)」という、愛の言葉で締めくくられています。

歌詞的には「In other words」というフレーズがポイントとなりますが、「Fly Me To The Moon」というフレーズの美しさからタイトルは変更して正解だったのではないでしょうか。

ちなみに初めてタイトルを『In other words』から『Fly Me To The Moon』に変更して発表したのは、アメリカの大歌手ジョニー・マティスだそうです。

Mr.Moonlight(ミスタームーンライト)ザ・ビートルズ

オリジナルはDr. Feelgood & The Interns(ドクター・フィールグッド&ジ・インターンズ)。ビートルズはカバーのこの一曲ですが、ジョンレノンのシャウトが『Mr.Moonlight』という曲に新たな命を吹き込んだように感じます。

『Mr.Moonlight』ビートルズ4枚目のアルバム『Beatles for Sale』の6曲目に収録されています。全体的にこの『Beatles for Sale』というアルバムはジョンレノン色の強いアルバムで、1曲目の『No Reply』から2曲目の『I'm a Loser』はジョンの曲で名曲です。話は少しそれますが3曲目の『Baby's in Black』はジョンとポールのコーラスワークが最高の一曲で、ちょっと地味な存在の曲だけど大好きな曲です。

ちなみにオリジナルのDr. Feelgood & The Internsのバージョンはこんな感じ。心地よいラテンのリズムにブルージーなボーカルが映える、こちらもなかなかのバージョンです。

実はこの曲、秋の曲ではなく夏の曲です。夏の夜も心地よくいいものですもんね。歌詞は夏の月のきれいな夜に彼女と出会いロマンティックな時間を過ごせたことに感謝する内容です。

Dancing In the Moonlight(ダンシング イン ザ ムーンライト)キング・ハーヴェスト

出ました。今回の大本命『Dancing In the Moonlight』。歌っているアーティストはその名もキング・ハーヴェスト!!(収穫王とったところでしょうか。)

キング・ハーヴェストは1969年にアメリカニューヨークで結成されたロックバンドで1971年まではフランスを中心にヨーロッパで活動をしていたそうです。

1972年録音されたにこの曲は、彼ら最大のヒット曲で録音はフランスで行われたという話も。キング・ハーヴェストはいわゆるワンヒットワンダラー(一発屋)ではありますが、この曲の完成度はなかなかのもの。エレピを中心としたアレンジが非常にお洒落で、月明かり照らされた稲穂が妖精になり心地よくダンスしているようにも感じます。(私の勝手な脳内イメージです(笑))

歌詞は、月夜の晩に気の合う仲間たちと楽しく過ごす様子が描かれたような内容です。色付けして考えると、収穫祭の夜に仲間と楽しく過ごしている様のような感じかなぁ。日本でいうと村の秋まつりの夜みたいな感じ!?近所の人たちと楽しく飲んだり踊ったりって感じかなぁ!?

最後にもう一曲

ちなみに今日2020年10月1日は中秋の名月ですが、厳密には満月は明日10月2日とのこと。そんなことから最後に邦楽から一つ曲を紹介します。

14番目の月 荒井由実

アルバム14番目の月の2曲目に収録されているタイトルナンバー『14番目の月』。このアルバムはユーミンが松任谷正隆さんと結婚された後、最初に発表されたアルバムで荒井由実名義の最後のアルバムとなります。

歌詞は絶頂の満月(次の日から月はかけてゆく)より、絶頂の一つ前の14番目の月(まだ最高が残っている状態)が一番好きといった繊細かつユーモアに満ち溢れた内容。なんかその気持ちわかるなぁ。お盆よりゴールデンウィークの方が好きって感覚によく似ているかも。


いかがだったでしょうか。月はどこの国でも昔から人々にとって身近な存在だったんですね。人々のあこがれでもあり、やさしく見守る存在でもある月。今夜は月を見ながらゆっくり音楽鑑賞なんかもいいかもしれませんね。

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