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素敵な在宅医療・介護

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2023年2月の記事一覧

訪問看護ステーションを成功に導く3つのポイント

皆様はステーションを運営するにあたって、どのような点に留意されていらっしゃいますか?はまリハ代表取締役 臼居 優さんの著書『儲かる訪問看護ステーション 成功マニュアル』を参考に、訪問看護ステーションを経営する上で重要なポイントを3つにまとめてみましたので、是非ご覧ください。 私たち株式会社ゼストは、在宅医療・介護のスケジュールを自動作成するクラウドサービスを展開しています。訪問看護における多くの経営課題に向かってきた私たちだからこそ、お伝えできるノウハウをお役立ち記事として

解決することよりも大切なこと

こんにちは。 私は訪問看護ステーションlifeで看護師をしている田代さとみと申します。 お腹が空くと無口になる傾向があります。 そんな私が好きなお菓子はグリコのポッキーです。極細が好みです。 私は去年の8月から管理者になりました。 自分の看護師人生の中で訪問看護ステーションの管理者になるとは思っていなくて。 私はもともとは内向的な人間で、みんなの前で大きな声で話したり、作戦を立ててみんなを引っ張ったりするタイプの人間ではありません。 1人で考え事をしたり、本を読んだりしてい

在宅で生活することを誰に相談するの?

まずは看護師へ伝える 病院はいろんな職種の方が働いています。医者、看護師、リハビリの先生(一般的な名称ですね)薬剤師、栄養士、臨床検査技師、臨床工学技士などなど。まず在宅へ変えることを考えている、と伝えるのは看護師です。もちろん職種によって専門性があるのですが、その人たちへご本人様・ご家族の意向を伝える、連携をとるのが看護師の1つの仕事です。 その上で、他の職業の方がどういう専門性をもつのか、書いていきます。 ソーシャルワーカー 一言でいうと、ご本人様がご自宅や施設でど

容体が急変→救急搬送とは限らない!介護を通してわかった看取り方とは?

一般病院は「病気を治療するところ」昨年の10月、血糖値が800を超え(正常値は80~110未満)緊急入院となった姑。一時は死の淵をさまよいましたが、治療の甲斐あって、退院できました。 姑は入院の数日前、癌の末期とわかり、余命宣告も受けたところでした。 退院前に担当医師から話がありました。 「異常に高くなっていた血糖値は、正常とまでは言えませんが、何とか(死なない程度まで)下げることができました。」 「残念ながら癌の進行を止めることはできません。抗がん剤治療をしたとしても

顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット」について書いてみたいと思います。 ここ最近私は新規や退院直後のサービス変更等でサービス担当者会議(以下:サ担)を行う機会が多くあります。 先週も4回ほど開催してきました。 そこで感じるのが、今後利用者支援において関わるサービス事業所の方々が全て揃い開催するサ担の有意義さです。 私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)として、如何にサ担を短時間で有意義なものに出来るかに全力

【427日目】トライ&エラー

こんばんは。 訪問のお仕事でちょっとずつ福祉用具や行政の方などの他職種の方と連携する機会が増えてきました。 思っていたよりも他職種と連絡を取り合うことに僕は抵抗が少ないようで、そのあたりは自分の良い点だと感じております。 一方で難しいのは、他職種との連携のタイミングが適切だったのかどうかという点です。 連絡してしまえば相手も仕事なので動いてくれますが、準備が足りていなかったり、評価が足りなかったりすると、途中でうまく噛み合わなくなることを何度か経験しております。 ぶ

【退院】「とりあえず自宅に戻って」が通用する家庭としない家庭

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「『とりあえず自宅に戻って様子を見る』が通用する家庭とそうでない家庭」というテーマで書いてみたいと思います。 急性期病院へ入院し、治療が終わり退院の話が上がったとき「自宅に戻る」という選択と「転院しリハビリを行う」という選択を提案される場合があります。 これまで私が関わった「退院ケース」で上手くいかなかったケースがあります。 それは高齢夫婦+別居の子どもが関わったケースが比較的多いです。 先に結論を言うと「退院してみ

訪問看護あるある〜看護師ってこわい!?〜

執筆者:松永あさこ 訪問看護ステーション有度の里 介護支援専門員の実務者研修を受けていた時 グループワークで一緒になった方や隣の席になった方に、必ず言われた言葉があります 「訪看さんってこわいのかと思ってました〜」って そういえば 介護支援専門員実務者研修の中で講師の方も 「看護師に苦手意識がある方も多いと思いますが・・」 と、看護師対応方法を説明していました 看護師ってこわいですか? 私も学生時代は実習先の指導看護師や、新人時代は先輩看護師がこわかったし、今

訪問看護の醍醐味①(新人ナースがもたらした思わぬ効果)

 昨日、一人の利用者様がこの世を旅立たれた。ご自宅でのお看とりを訪問看護でお手伝いさせていただいた。 うちの訪問看護ステーションでは、久しぶりの案件だった。 うちの訪問看護ステーションは、昨年の春から夏を境に、私以外のスタッフが、全て辞めて入れ代わり、現在私以外の3人の看護師はすべて訪問看護をはじめて半年以内の新人だ。 各々看護師として、病院ではキャリアをもっておられるので、看護師としての基礎的な技術と知識は持っているのだが、訪問看護に関してははじめてで、在宅ならではの考え方

死生観:訪問看護リハビリステーション開設に向けて3

急性期病院で勤めると当然ながら人の生死に触れる時間が多くなる。所属する科によるが入院加療が必要なのだから何が起こっても不思議ではない。 1年目の準夜勤でのこと。勤務が切り替わる時間に緊急入院となった方がいた。日勤帯より引継ぎはしたが21時位まではバタバタ。 ようやく落ち着いてきた消灯前にバイタルを再検しに行くとその方は呼吸が止まってる。 先輩を大声で呼び緊急コール・CPRとなるが残念ながら数日後に亡くなられた。 実際に呼吸が止まっている状態に出くわしたのは初めてでとても怖か

在宅医療・介護に関わるなんて思いもしなかった私の入社エントリ

ひょんなことから株式会社ゼストの「在宅医療・介護業界向けの訪問スケジュール管理ツールZEST」にかかわるようになって、早10ヶ月。 2023年2月から心強いメンバーが続々と増えるこのタイミングで、遅すぎる入社エントリを書いておこうと思います! 在宅医療・介護って何?在宅医療・介護とは、文字通り「自宅で医療・介護を受けられるサービス」のことです。 もともと思い浮かべていたのは、昔テレビで目にしたような、離島のお年寄りを往診する医師でした。しかし、利用者の「在宅」を実現する