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「井の中の蛙」が「茹でガエル」になるのを回避できた話

「井の中の蛙大海を知らず」という言葉があります。
「広い世界を知らずに、狭い範疇で物事を考える」
と、解釈されることが多いです。
そして、その続きが
「されど、海の深さを知る」で、
続きの部分は、出所が定かではないそうです。

ことわざの解釈をしたいのではなく
先日、「あ、これって、井の中の蛙?!」
と、気付いたことがありました。
気分はゲロゲロでした。飲み過ぎではありません。

丁度今から1ヶ月前の2月19日、20日両日
ロイトン札幌にて
「北海道新聞主催 資産運用フェア」が開催されました。
資産運用のセミナーや、ブース出展が沢山あるイベントで
今回で4回目になります。
来場者向けの「15分無料相談ブース」も毎回用意され
ファイナンシャルプランナーと税理士さんに
相談できるようになっています。
初回から、相談員として参加させて頂き
有難いことに今回も、お声を掛けていただきました。

イベント初日の午前中
2人程ご相談をお受けした後、少しだけ間が空きました。
ペットボトルのお茶を飲んで一息ついていると
若者が1人、真っ直ぐ歩み寄ってきて
「相談したいのですが・・」
と、目の前の椅子にストンと着席しました。
「どうぞどうぞ」
と、慌ててペットボトルをテーブルの隅に寄せ
お話をお伺いしました。
その後も比較的若い世代の方からの相談が続き
そうこうしているうちに初日は終了。
2日目も初日と変わらず
色々な方のお話をお伺いし
あっという間に2日間が終了しました。

今回多かったのはNISA、積立NISA、iDeCoについての質問でした。
それも殆どが「これから始めたい」
という方からのご相談でした。

NISAも積立NISAもiDeCoも
ネットニュースなどでよく目にするキーワードですし
詳しく知りたいときは、スマホで調べれば
丁寧に解説する動画や記事にたどり着きます。

そんな情報過多の渦中にいると
「資産運用等に関する基本的説明は
内容がどうしても、似たり寄ったりになるので
改まって発信したり、記事に書く程のことではないかな」
なんて、最近実はちょっと思ってました。
でも、これは勝手な思い込み。井の中の蛙でした。

「この情報を必要としている方に届きますように」
3年位前にHPなどに記事を掲載する際、
一番最後によく使用していたフレーズです。

大切なことを忘れていました。
情報を必要としている人のために
誰かがすでに説明した同じ内容のものであっても
発信し続ける必要はあったのでした。
目の前の椅子に着席した若者は
今の私に必要なことを気付かせてくれました。

ところで、「茹でガエル理論」って聞いたことありますか。
蛙をいきなり熱湯に入れると、熱くて飛び上がるけど
蛙を水に入れて徐々に温めると
蛙は温度の上昇に気付かず、そのまま茹でガエルになって
死んでしまうという話です。怖いですね。
私も危うく、「大海を知らない井の中の茹でガエル」になるところでした。
ゲロゲロ。

ということで、現行のNISA制度が2024年から変わります。
あと2年しかないのですが
もし、NISA、積立NISAに興味を持っていて
まだ口座を作っていない方は
早めに知っておいた方がいいかもしれません。
次回はそのことについて、書きたいと思います。
この情報を必要としている方に届きますように。

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