見出し画像

ペインボディと傷ついた女性性、PMSやPMDDのこと

久しぶりのnote投稿。8月の下旬から、メンタル的に、かなりキツい時間を過ごしてきて、3日前くらいから、沼から抜け出してきた感じです。

今年に入ってから、たくさん、たくさん、そして深く自分の内側と向き合って、7月後半になって、

私が幸せになったら、お父さんを恨めなくなる。

私は、自分の幸せと引き換えにして、
お父さんに復讐したかった。


お父さんを、安心なんかさせたくなかった。

という、大きな気づきを得て、ラスボス級の峠を越えたんだから、もう大丈夫。お疲れさま、私…!!

…などとボンヤリ油断していたら、もっともっと、ヘビーな峠が待っていました。

そのヘビーな峠は、ここ2年ほど、姿を消し去っていたPMDD(月経前不快気分障害)の症状と、セットになってやってきました。これが、本当にキツかった…

PMDD(月経前不快気分障害)の症状が現れると、自分でもコントロールできないくらいの、激しい怒りの感情に襲われます。

そして、その激しい怒りの矛先は、なぜだか決まって母にだけ向かってしまうのでした。

子どもの頃の私に、寂しい思いをさせたのは、母だけではなく、父もだったのに、どういうわけか、父に対しては、そこまで怒りが沸きません。

今回も、母に対しての怒りが止まりませんでした。

どうして、私は母にだけ怒りを向けてしまうのか?以前はそうしてしまうことに、自己嫌悪し、ただ死にたくなるだけでした。

でも、自己嫌悪するよりも、母に怒りを向けてしまう自分に寄り添い、
どうして怒りを向けてしまうの?と、自分に問いかけてみたのです。

すぐに答えは返ってこなくて、数日間はその苦しさの中にいました。

私は苦しみながら、エックハルト・トールさんの「ニューアース」という本を読んだり、エックハルト・トールさんについて語っている方のYouyubeを観たりしていました。

結果的として、エックハルト・トールさんが語っている【ペインボディ】という概念が、非常に助けになってくれました。

【ペインボディとは】
人間が古い記憶を長々とひきずる傾向があるから、ほとんどの人はエネルギーの場に古い感情的な苦痛の集積を抱えている。
私はこれを「ペインボディ」と呼んでいる。

エックハルト・トール「ニューアース」P.155

ペインボディは、個人の生い立ち、経験に由来するものもだけではなく、集団的なものも含まれていて、PMSやPMDDといった生理前の心身の不調は、女性特有のペインボディなのだそうです。

これを知ったとき、私が母に感じている、この怒りは、私個人のものではなく、女性全体が持っているもの、抑圧してきたものだ、と感じ、それによって、私が母にばかり怒りを向けてしまう理由が分かりました。

私は、母に対して、ずっと嫉妬していたのです。

なぜかというと、私が、自分自身に対して、「出産していない、母親になっていない私は、女性としてダメな人間だ、欠けている」と、自己否定していたから。

そうやって、私が私を裁いて、子どもを産んでいない自分に罪悪感、劣等感を持っていて、母を攻撃することで、自分を保とうとしていたことに気がつきました。

でも、母を攻撃して、母を傷つけながら、誰よりも傷ついていたのは、私自身の女性性でした。

その痛みが、PMDDの症状、そして母への怒りとして表れていたんです。

「出産していない、母親になっていない私は、女性としてダメな人間だ、欠けている!」と、私を裁いていた声は、私自身の声ではありません。

これまで地球全体に蔓延っていた、【女性=子供を産むもの、産んで当たり前という共通認識の声】だったり、もしかしたら、【前世、過去世での辛い記憶からの声】かもしれません。

私はいままで、自分の前世というものに興味はありませんでした。でも、「ニューアース」に書かれていた、

女性たちはただ動物をかわいがったり、一人で野原や森を歩いたり、薬草を集めていただけで、魔女の烙印を押され、拷問にかけられて火あぶりにされた。聖なる女性性は悪魔的だと宣告され、人類の経験からこの側面がほぼかき消された。

これほど暴力的ではないにしろ、その他の文明や宗教にも(ユダヤ教やイスラム教、仏教にさえも) 女性的側面を抑圧してきた経緯がある。女性の地位は子をう生む道具、男性の所有物にまで貶められた。

エックハルト・トール「ニューアース」P.169

という文章を読んだとき、もしかしたら、「私は前世で、魔女狩りにあって火あぶりにかけられたのかもしれない」と感じました。

私も、動物やお花が好きで、一人で野原や森を歩くときに安らぎを感じたり、ハーブやアロマに興味があるのに、そういう自分の女性性を、尊重することができませんでした。

それよりも、まわりの人から認められるようにならなければいけない、認められるようにするにはどうしたらいいのだろう?ということばかりを気にして生きてきて、それが私を苦しめてきました。


もしかしたら、前世で「オンナなのに子どもも産まずに、動物や植物と戯れているお前は異端だ。お前は魔女だ!」と言われた記憶が、ペインボディとして、私のなかに残り、ずっと私を支配していたからかもしれません。

私の前世が魔女だったのか、それが本当のことなのかどうかは確かめようもないありません。

でも、自分を否定したり、苦しめたり、焦りを感じさせるような考えや感情は、本当の私の声ではない。

これだけは100%、そう言える、確信できます。

女性なら、子どもを産んでいなければいけないとか、他にももっと、色んな条件や、制限が溢れているけれど、

何かをしていなければ、何かができなければ、愛されない、認めてもらえない、劣っているというのは、本当に、大嘘だし、幻想でしかない。

このことを痛感、身をもって学ぶため、そして、自分を赦すための8月後半だったのかもしれません。

とてもとてもツライ時期だったけれど、私を苦しめていた大きな重荷をおろすことができました。これが、一番のラスボスだったように思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?