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変化を生み出す妄想トレーニングの紹介

人生は暇つぶし。
暇つぶしだから、どうせなら楽しく暇つぶしをしたい。
人生での活動で楽しい暇つぶしって、99%ぐらいは「正解がないことに向き合う」ことだと思う。
それが価値のある変化と呼ばれたり、成果と呼ばれたり、クリエイティブって呼ばれたり、おもしろいと呼ばれたりしている。

わかりきったことをやり続けても楽しくない。

わかりきったことに答えを出しても変化は生まれない。

わからないことに挑戦したり、誰も知らないことを発見したり、気づきを得たり与えたり、そういった正解がないことに向き合う能力が人生をより豊かにしてくれる。
簡単に言うと暇つぶしが楽しくなる。

どうすればそんな素晴らしい才能は身につくのだろうか?

私は「妄想」がその才能を育てるのではないかと思う。
そんな話を書いてみる。


妄想商品を出品する「Mouma」

Podcast「新型オトナウィルス」(どの回だったか忘れた)で、紹介されていたのがきっかけで知ったMouma

(多分この回です↓)


Moumaとは、19文字で妄想商品を生み出し、価格を自由に決めて、仮想マーケットで販売する遊び心満載なWebサービス。

1000万円がアカウント発行時にもらえて(もちろんMoumaでしか使えない)、誰かが生み出した妄想商品も買える。

商品を生み出すのにお金は必要なくて、必要なのは自分の感性と知識と思考による妄想だ。
つまり、最初に貰える1000万円が尽きても、作った商品が売れたら、また妄想商品を購入できる。


仮想のマーケットではこんな感じ↑で商品が陳列されている。
商品はどれも一点物のため、誰かが買うと売り切れになる。


商品を選ぶと価格が表示される。
バーチャルな空間での売買だけど、値付けに関しては結構シビアで、高過ぎても売れないのは当たり前だけど、かといって安くすれば売れるというものでもない。
売れる商品は、商品の魅力と価格の妥当性が吟味されているように思う。

プライシングを勉強する機会はなかなか無いので、その意味でも非常に良いツールだ。


購入すると購入履歴に表示されて、出品者の情報も見れる。


自分の出品履歴も見れるので、なにがウケて、どれがダメだったのかがよくわかる。

私は6つアイテムを作って出品したがどれも売れず、心が折れかけていた。
渾身の妄想で生み出した7品目のオリハルコン綿棒(100本入り)が売れた時はそれはもう歓喜した。
歓喜のあまり夜のしじまに向かって叫んだよ。(妄想だけど)

それぐらい売れた時は嬉しいし、面白い商品を見つけた時は笑えるし、「なるほど!」ってなったり、なんせ脳が刺激される素晴らしいサービスがMoumaなのだ。


妄想が育てる変化を生むチカラ

私のnoteを読まれている方々であれば、Moumaがどんな風に素晴らしいWebサービスであることは大体わかって頂けたかと思う。

Moumaは正解が無いことに向き合い、変化を生む才能を磨くのに、とても適している。

なぜ適しているのか?


1.妄想商品には答えがない
これほど素晴らしいことはないと言ってもいいほどに、答えがないところが素晴らしいと思う。

Moumaには答えは用意されていない。
どんな商品を生み出そうと自由だ。
なんせ妄想なので。

作り手次第で夢にも思わなかった商品が生み出される。

敢えて「答え」があるとすれば、出品した物が売れた時は、ひとつの正解を生み出せたと言える。

これって、実社会と同じなのだ。
売れる商品を作れ!
PVを稼げるブログタイトルを作れ!
思わず読みたくなる雑誌記事の特集を考えろ!
好きな人に自分のことも好きって思ってもらいたい!

どれも答えなんて用意されていない。
やってみて初めてわかるのだ。
トライ&エラーを繰り返すことで、答えにたどり着く精度が上がっていく。

Moumaはリスクなしで答えのない問いにチャレンジできる。
妄想商品を生み出すたびに頭を思いっきり使う。
これほど気軽にできる素晴らしい思考トレーニングはないのではないだろうか。


2.買う時にも妄想できる
Moumaの妄想は商品を生み出す時だけではない。
買う時にも妄想ができる。

なぜなら妄想商品は「19文字の名前」と「価格」しか情報がない。
細かく具体的な商品説明は買う人が妄想するしかないのだ。

例えば私が買った「カツオエボリューション(¥15000)」という妄想商品。

もはや名前だけでは訳が分からない(笑)。

作者はどんな物を妄想したのだろうか?
わたしにはカツオが磯野カツオなのか、魚のカツオなのかも謎だ。

しかし、とにかくエボリューション=進化していることに違いない。

「進化したカツオ」
いや
「進化するカツオ」か?

色んなカツオエボリューションが走馬灯の如く私の脳内を巡りながら、値段を見た。

¥15000とそれなりに高額なお値段に私は期待感が一気に膨らんで購入した。

こんな具合にMoumaは情報が少ないからこそ、買う時に妄想を膨らませてくれる。
買い手の数だけ商品のバリエーションがあるのだ。

ちなみに、カツオエボリューションはMoumaの中の人、根本大司さんが作った商品でした。


3.わかっている答えをいくら出しても変化は起きない

売る時にも買う時にも思考力を鍛えらえるMouma。
そこには既にわかっている答えはない。

世の中には分かり切った答えを出すことに必死になって仕事している人が実は結構いたりする。

例えば、日本の人口は減少しているから、これから飲食店に来店する日本人は減る。

うん。そりゃそうだって話なんだけど、こういう分かり切った答えをめちゃくちゃお金かけて時間かけて導き出している人が存在しているのだ。

これは学校教育の評価軸が染みついていて、答えのある答えを出すことが素晴らしいと勘違いしていて、答えのない問いに挑戦できる能力のないオトナがいるから起きている現象だと思う。

わかりきった答えをいくらアウトプットしても変化は生まれない。
よくて現状維持だ。

答えのない問いに対してアウトプットするからこそ変化は生み出せるのだ。


妄想商品を作ってみてわかることは、藤子・F・不二雄先生がどれほどに天才だったかがよくわかる。
あれだけキャッチーで課題解決能力の高い、欲しくなる秘密道具をたくさん生み出すなんて本当にすごすぎる。

ぜひあなたもMoumaで妄想商品を販売してみてください。

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