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甘い物大好き、免疫力低下、不調が多い‥カンジタ菌の仕業かも!?

腸内環境を乱す要因として、食、自律神経、リーキーガットの解説をさせていただきました。
今回は、腸内常在菌の一つである、カンジタ菌(イースト菌、カビ菌、酵母型)について。


カンジタ菌と聞くと悪いイメージがありますが、誰しも体内に持っています。
働きとしては、


・免疫細胞を刺激して細胞性免疫を強める働きをする
・善玉菌の栄養源になる

カンジタ菌の厄介なところは、カンジタ菌が大量に繁殖すると病原性を示すようになることです。
そうすると、“菌糸型“といって型を変え、粘膜を壊し(まさにリーキーガット)、糸状に延び組織の奥深くまで侵入していきます。


この侵入に、私たちの体は“ヤバいやつがきた!”と反応し、白血球を集め何とかしようとするわけです。
これが、免疫異常、炎症反応、アレルギー。


厄介なことに、菌糸型になると、消化管全体に広がる為、腸管粘膜が荒れてしまいます。腸管粘膜が荒れると、腸の不調の原因になったり、栄養吸収がされにくくなってしまいます。

<カンジタによる諸症状>
・免疫力低下
・お腹が張る
・便秘、下痢
・PMS
・低血糖
・甘い物がやめられない
・肌荒れ
・疲労感、不安感
・不眠症
・耳鳴り
・匂いに敏感
・膀胱や膣の慢性的な感染症


<カンジタによる影響>
・解毒機能
・遺伝子の調整
・神経伝達物質の合成(ドーパミン・セロトニンなど)
・ホルモンの合成
・免疫機能
・神経の保護
・DNA/RNAの合成
・エネルギーの産生


カンジタ菌はどうして増えるの?


①アルカリ性、日和見菌過多
腸内が弱酸性(肌と同じ)に保たれていると増殖しにくい状態(酵母型)で存在してくれますが、腸内がアルカリ性になると菌糸型に変性します。

日和見菌が増える(アルカリ性)のは‥
麹や酵母で作るもの(甘酒、鰹節、味噌、醤油、チーズ、酒、酵素ドリンク)
日本食は日和見菌が増えやすいのです。☜ここに④の食べ物が入ると大荒れします!
それに対し腸内を酸性にするのが善玉菌。善玉菌は乳酸で増えます。(酢、塩、糠漬け、キムチなど)
※アルカリ性、酸性両方がバランス良く存在し“弱酸性”であることが大切。アルカリに寄りすぎるとカビます。

②ストレス、自律神経
交感神経が優位な状態だと、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、血糖値が上昇します。この状態はカンジタ菌が増殖しやすい環境。
また、交感神経が緊張すると腸の働きは低下する為、腸の免疫力も低下します。すると、カンジタ菌の増殖を促してしまいます。

③薬
抗生物質(特にペニシリン)は様々な菌に対して効力を発揮する為、腸内の善玉菌にも作用してしまいます。→カンジタ菌が一気に増殖し腸管組織を占領。
また、ピルは膣内のグリコーゲン産生を促す為、カンジタ菌の餌となるグルコースへ変化してしまいます。


④砂糖、グルテン、カゼイン(乳)、アルコール、カフェイン、動物性
糖はカンジタ菌の餌となります。(それもまた精製されたお砂糖)
加工肉やファストフード、市販の調味料、精製されたお砂糖は何にでも入っていますよね。
カフェインやアルコールは交感神経を刺激したり、血糖値を上昇させる。
グルテンやカゼインは腸粘膜を荒らし、カンジタ菌が繁殖する環境を作ります。


⑤歯科用の金属
少量であっても体内に水銀が取り込まれ、水銀のメチル基を餌にカンジタ菌が増殖します。


どうでしたか?
良かれと思って食べていた発酵食品がカビを繁殖されていたり、ストレスが溜まり甘いものに走る‥なんてことも日々ありますよね。
カンジタ菌は誰しも保菌しているので、増殖させないよう上手く付き合っていくことが大切です。


私は肌が荒れたり免疫力が低下していると、使用している乳酸菌生産物質が肌に滲みたり、甘く感じたりします。(皮膚や口腔内の常在菌を増やすために使っているアイテムです)まさにアルカリに傾いている証!自分の傾きを教えてくれるなんて本当に有難い..


そんな時は、酸性の梅アイテムでケアをしたり、麹酵母の発酵食品を控えたりします。乳酸菌生産物質もいつもより多めに摂取します。
善玉菌の話はこちら☟


そして、何よりストレスを溜めずに、緩んで休んでリラックスすること。
しつこいですが、腸はリラックス状態に働いてくれますよ♡


今日も読んでくださりありがとうございました!


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