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メタ認知の罠

皆様ご存じでしょうかメタ認知。
僕は職業柄勉強する機会が多く学生の頃など最高の思考法だ!と思い意識して生活していました。

メタ認知とは簡単に説明すると。
自分の状況を客観的に評価しようとする、精神活動であると認識しています。

そもそも人間は蓄積された経験に基づく無意識が集まり行動を決定しています。

何気ない朝ご飯も深掘りすると何処かに理由があります。

例えば【怒り】の感情が湧き上がった際に、あえて一歩下がり俯瞰の目で見ると、【何故、自分は怒りを感じているのだろうか?】など自問自答する事で冷静に行動を決定する事が出来ます。

本来は脳科学の分野でよく使われていましたが現在はビジネス分野でもよく聞く様になりました。

その結果、メタ認知という言葉はより広がりを見せた様に感じます。

では何故、メタ認知に罠があるのか。

僕の場合ですが、【おっ、この曲いいな】とラジオを聴いてて思った時、同時に【何故?この曲を良いと思ったのだろうか?】という疑問が生まれました。

幾つかの段階を経て、昔好きだったアーティストに似ているからであると気付きました。

その結果、懐かしのアーティストの曲を改めて聴く様になり気付けば先程の曲を忘れていました。

つまり何が伝えたいかと言うと。

メタ認知は自身の無意識に目を向ける作業なので、過去の自分に縛られてしまう可能性があるという事です。怒りであったとしても喜びであったとしても過去の経験を基礎として自信を評価するため、精神的な発達や新たな発見は見つかりにくい訳です。

ある程度は自身の変化に気づけたりメリットもありますが何回も何年も続けると同じ所で躓く可能性があります。(あくまで自己のみの観察における認知活動ですので、グループ単位などは別です。)

器用に認知活動を切り替える事が出来る人がいればそれはそれで良いとは思いますが、思考法はあくまで反復により会得できるスキルです。

またメタ認知は精神的負荷も強く、特に深く考えない方が良い事まで掘り下げてしまう可能性があります。

そんな時、僕は友人に笑い飛ばしてもらう事で気が楽になる事もあります。

思考法も一長一短ですので流行り廃りに合わせず皆様は、自分に合ったライフスタイルを構築して頂きと思います。

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