すぐキレる人の正体
こんにちは天照のSOMAです。
本日はタイトル通り、すぐキレる人っていますよね。これだけ騒がれてもまだ煽り運転をする人がいますし、SNSでも争いが絶えません。
今日はそんな人の正体をあまり根拠のないカルシウム不足以外の視点から書いていきたいと思います。
敵意帰属バイアスの違い
早速ですが社内心理学的にはキレやすい人とキレにくい人は上記の敵意帰属バイアスに差があると言われています。
敵意帰属バイアスとは、相手にされた行為を敵意や悪意から生じたものと捉える精神的傾向です。
例:駅のホームで人と肩がぶつかった
答:『自分が悪い』『混んでるから仕方ない』
→敵意帰属バイアスが低い
答:『ぶつかられた』『わざと当たられた』
→敵意帰属バイアスが高い
これらのような事実とは関係なく捉え方を敵意帰属バイアスと言います。
他にも上司から注意された際にも自分が嫌いだからみんなの前で注意したと捉えるか、自分のために注意してくれたと捉えるかなど、様々な場面で観察することが可能です。
場面によって変化もあり、また自分の精神状態にまで大きく左右されます、一般的には満たされない欲求が多い事や、身体的ストレスが多い場合などは敵意をより感じやすいです。
敵意自体は人間の生存本能としては大変重要なものなので、自分が弱っている場合は周囲にいつも以上に気を配る必要が生まれ、このような敵意に敏感な状態になります。
A・ドッヂの社会実験
実際の犯罪で逮捕されている青年を対象に、一般的には敵意がないと考えられる行動に対して、どれぐらいの敵意を見出すかを調査したところ、敵意帰属バイアスの強い青年ほど犯罪件数が多いという事が分かりました。
このように攻撃的な行動の裏には敵意を読み取る力に差があるということが分かります。
それぞれの言い分がある。
犯罪だけでなく、個人間での小さな衝突にもそれぞれの言い分があります。
大抵の人が嫌がらせも、やられたからやり返したまでであると言っています。
教育委員会の報告で確認された範囲では、学校のでイジメを行っていた集団に対して聞き取りを行っても『楽しくてやりました』『暇つぶしでやりました』などと告白する子供はいません。
基本的には『相手が先に仕掛けてきた』と言っておりあくまで自分達の正義に則った行動であると自己を正当化しています。
ここからはデータではなく、僕の持論ではあるのですが例え客観的には100:0のような場面でも人は自分を守るために、相手の悪意を主張する生き物だと思っています。
イジメが良くないことは、今の時代全ての人が分かっています。
それでもその道を進むのは悪意ではなく、むしろ自分の正義を持っているのだと感じます。
相手が〇〇だから私(達)は罰を与えている。
まさに敵意帰属バイアスが強い人が攻撃を正当化している時に使う言葉です。
SNSなどを見ると、誰かの過ちを嬉々として取り上げて過剰に攻撃する姿を毎日見れます。
それを見て『暇だなぁ』とか『自分は関係ないのに何故あそこまで怒れるのかな?』と思ったことがある人も多いと思います。
それらは自分との敵意帰属バイアスの差によるものなのかもしれません。
自分が過度にキレやすくなってるなと感じる場合は心の奥にある自分の欲求に向き合う事や、ゆっくりと身体を休めることを推奨します。
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