詩 新しい日へと渡った君に
今日、
新たに昇った太陽に向かって君は飛び立った
恐る恐る地面を蹴って飛び立った
昨日から今日、そして明日へと渡る君
小さな羽を 広い空に大きく伸ばして飛び立った
上手く飛べなくても大丈夫
見えない羽はこれからもっと丈夫になるから
心細いなら昔の歌を口ずさめばいいさ
どうか君が
空の青さに泣きませんように
空の広さに絶望しませんように
太陽のまぶしさに目が眩みませんように
太陽の熱さに羽を焼かれませんように
どこまでも飛んでいけますように
雨も降る 風が痛い 泣きたく