詩 きらいなあなた

深くもなく 浅くもなく
滲まなければ掠れもしない

眩しくなく 暗くもなく
温かくもなければ凍えもしない

ひどく曖昧な境目を揺蕩うように
世界との 誰かとのつながりを保つ

あなたとはきっとこれ以上仲良くなれないわ
わたしはきっとあなたが嫌いだ
嫌いな季節が夏という事でしか分かり合えないから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?