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台風前の儀式かな

明後日には台風がやって来そうな南の島。
台風前にはやるべき事がいくつかある。
まるで儀式のような、行事のような…
そんな感覚に近いかもしれない。

まずは食料の確保だ。
離島は貨物船での物資運搬がほぼ全て。
明日には船便は欠航し、物流がほぼストップするだろう…
なので、台風前にはできる限り早く買い物に行き食料を確保する。

当然、島民の考えは皆同じ。
結果的に、台風が近づく頃には、スーパー、コンビニの棚はスッカラカンだ。
水、卵、インスタント食品、カップ麺から瞬時に無くなっていく。
倒産間際の店舗のような、何にもない食料品棚。
これが風物詩でもある 笑

他にもやるべき事がある。
ベランダの片付け、車、自転車の避難、停電対策、防風対策…
慣れたとは言え、沖縄の台風はホントに凄まじい!!!

イメージ通りなのか、島民はのんびりした性格の方が多いと思う。
だがしかし!!
台風対策は、全国を通してもトップレベルで優れているし、万全に万全を期して、誰もが対策に取り組んでいる。


台風への備え方、考え方は、伝統のような
もはや、遺伝的に刻まれているかのように熱心だ。結果的に強い台風がやって来ても、大きな被害が長年少ない。
この点は見習うべきである。

基本的に台風が接近中は仕事もお休み。 
そして家から絶対出ない。
このポイントを守れる島民と、守れない、あるいは外に出ざるをえない本州の人々…
移住者として、この違いを強く感じる。

そんな僕も朝から買い物に行き、1週間は生きていける食料を確保した。
晴れとスコール、時折虹の出る空が繰り返す南の島。これも台風前の天候である。
今日のうちに、やるべき事をやり、台風接近中は、ゆっくりヤーグマイ(家に籠る)しようと思う。





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