見出し画像

Life is changing〜ライフは変化するからこそいいのである〜私の人生狂騒曲と心の複数化〜

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディ みかこ
途中で読み止まり、積読(電子書籍なので文字通りの積ん読ではないかもしれないが)していた一冊。ようやく電車の行き帰りで読み終わりました。1作目もとても読み応えがありましたが、本作も思春期の息子と母ちゃん、父ちゃんとのやり取りが新鮮で、それぞれのライフ(ブレイディさんは人生とは訳していません)の協奏曲(時に、狂想曲かもしれない)の味わい深さを感じました。私自身が海外在留邦人っていうのもあり、多様性を追い求めて生きていきたいなあと強く思わせてくれる1冊でもあります。Life is changingですよね。
#読書メーター

読書メーター感想より

 今の私は、イエローでもなくホワイトでもなく、透明に近いかもしれないなあと思う時があります。

 目まぐるしく日々が変化していく中で、色という色を失ってはいないか、行先を間違えていないかそんなことを考え続ける日々です。

 そして久しぶりの更新。noteを始めて半年が過ぎて、コンスタントに更新したいなあなんて思ったこともありましたが、今くらいのペースもいいのかもしれないですね。

 最近は仕事、仕事、仕事の連続で休みなく働いていました。数日前から、これは?と思うことがありいわゆる心のガタが来てしまいそうで、少し休むことを意識し始めました。

燃え尽き症候群にならないためにもはこちらの記事を思い出しておきます。

 とはいえ、仕事が減るわけでもないので、働き場所の工夫といいますか、家でも仕事はするけれど、休みとの棲み分けをしてみました。

 それにしても透明な形のない器の中で、懸命にもがいている自分を俯瞰したら、なんだか急にアホらしくなってしまったのは事実です。

 仕事を通しての自己実現はしたい、でも無理はしたくない。これってワガママなのかな、考えすぎなのかな、それとも、もうすでに人生のある意味狂想曲を奏で始めてしまっているのかもしれない!なんて考えるのを止められないでいるのです。

 我ながら、いわゆる
とほほ(コーテーションマークつき)です。

 話は読んだ本に戻りまして、長ったらしくなりましたが、多様性について今日は考えてみたかったのです。私が今から言及する多様性というのは、自分の中の多様性のことです。それは決して、自分の中の二重人格や多重人格ではなくて、一つの物事に対する複数の視点(パースペクティヴ)のことです。大人になればなるほど、この「心の複数化」が必要になってくるだろうし、増やしていきたいのです。(十分に大人なはずですが。)

 心のコピーとは訳せない、この「心の複数化」は単細胞生物の分裂のように増やせるものなのか、はたまたエネルギーを得て、少しずつ増殖していくものなのか、未だにその縁取りをできないでいます。

 だから私は時々

 苦しいのだと思います。

 息をすることを意識した瞬間、はて?どうやって息って吸うんだっけ?吐くんだっけ?みたいな具合にです。

 そんな私のライフノットイコール人生ですが、

 冒頭で紹介したブレイディみかこさんの考え通り

「ライフはライフ。」

そんな気がしています。人生と言葉にすると重たい視点で、自分を見つめなくちゃいけない気がするのですが、ライフだと自分を含めた点の重なりを、少しずつ自分のものとするというか、生活の中に自分をイマース(immerse)していけるイメージを持てるのです。

 私の人生狂騒曲はまだまだエンディングは遠そうです。でもだからこそいいのですよね。

 今日も最後までお読みいただきありがとうございました。またお会いしましょう。

この記事が参加している募集

サポートありがとうございます。感謝です。