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あなたがリカバリーしたいことは?

 こんにちは。先ほど帰宅しましたので記憶が新鮮なうちに、読み終わった書籍の書評をまとめていきます。
 本日読み終わった本は、青山美智子さんの『リカバリー・カバヒコ』です。カフェシリーズで有名な青山さんですが、本作では、趣向が少し違っていたことで、新鮮な気持ちで読み始めることができました。

こちらは、とても有名ですね。わたしも「マーブル・カフェ」のようなお気に入りのカフェを見つけたいものです。

 さて、話は、『リカバリー・カバヒコ』に戻ります。今回も、目次をつけますので気になるところからご覧下さい。


読書メーターでの書評

 まずは、読書メーターでの書評を共有します。

 私にとってのリカバリー・カバヒコはかつて共に暮らした愛猫だったと思う。彼女は、猫だから猫らしくきままに自分の時間を生きていた。触るとふんわりして柔らかくて温かい。毎日の私の疲れを吹き飛ばしてくれる存在だった。
 リカバリー・カバヒコに出てくる主人公たちは、様々な年代、性別だからこそ、生活の中で感じる様々な思いや悩みに共感できる。

 青山さんのファンで本作を読み始めたが、読んで本当に良かったと思う。彼女の作品は、言葉の隅々まで温かく私の心をさらにリカバリーしてくれる。あなたのリカバリー・カバヒコも見つかるといいな。

『リカバリー・カバヒコ』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

私にとっての、リカバリー・カバヒコ

 私にとっての、リカバリー・カバヒコはかつて日本で飼っていた猫でした。野良猫が産んだ子猫だった彼女。生後2か月の彼女を初めて、抱っこしたときのことを今でも思い出します。
 乳離れしたばかりの子猫は、生命力にあふれる暴れん坊。昼も夜も、一生懸命生きるその様は、私にとっての癒しでした。
 そんな彼女との思い出も思い出しながら、本作を読み進めました。

心を明るく照らす言葉たち

 ここで私の、『リカバリー・カバヒコ』の中でのお気に入りの一文を紹介します。

「仕事っていうのはね、合った場所で続けていると、お金のやり取りだけじゃない何かが生まれるんだ。人と人とが紡ぐものがある。会えること、話せること自体が嬉しくなって、あるところまでいくと、お金じゃないってなるんだ。―後略」

『リカバリー・カバヒコ』青山 美智子

人と人とが紡ぐもの

 お金のやり取りだけじゃない、何かが紡ぐものは、言葉での形容を越えているものであると思います。私は仕事をしていて、そんな瞬間にこれまで何度が直面してきました。だからこそ、

「あるところまでいくと、お金じゃないってなるんだ。」
 
 この言葉は胸に突き刺さりました。本当に「そうだ、そうだ。」とうなずきながら、自分でも何故だかわからないけれど、涙が出そうになりながら読み進めました。
 その瞬間があるからこそ、ここまで一歩一歩を積み重ねて来れた、と思います。そして、今日の私の原動力になっているとも感じるのです。  

 皆さんにも本作を読み進めながら、「人と人とが紡ぐもの」は何なのかを感じ取ってほしいと思っています。その人それぞれの答えが見つかるのではないでしょうか。

私も誰かのリカバリーができるように

 私も、いつかは誰かの「リカバリー・カバヒコ」になれたらいいな、とも思います。もしかしたら気が付かないうちに、なっているのかもしれないという淡い期待を抱くことがあります。
 私の紡ぐ言葉が、あるいは行動が誰かの心の灯になれる日を目指したいものです。

あなたがリカバリーしたいものは何ですか?

 あなたが、リカバリーしたいことは何ですか。私は、挑戦する力を伸ばして、いろいろな世界を見渡してみたいと思っています。その力をリカバリーして、前へ前へと進んでいきたいと思っています。

 ぜひ一度、読むことをおすすめします。帯の

「大丈夫。私たちはきっと、リカバリーできる。」

明日への励ましの言葉ですね。

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