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【アトピー書評②】病気がイヤなら「油」を変えなさい!(山田豊文:著)

私のアトピー歴

アトピー歴40年の私の自己紹介

まず私について軽くご紹介すると、生まれながらのアトピーもちでその年月は40年に至ります。

34歳の時にダイエット目的で始めた糖質制限でアトピーが良くなっていることに気づき、そこから本気でアトピーを治してみようと色々トライした結果、ステロイドを使用せずとも生活ができるようになり、医者もいつの間にかいかなくなりました(そうです、アトピーを克服したのです!

でも40歳になり原因不明のアトピー再発。そこから再度あの時を思い出し糖質制限に挑戦するもアトピーは改善せず、あの時本を読んだことを思い出し、もう一度ゼロから自分の体と向き合う覚悟を決めました。

原因を突き止め、実際にアトピーが良くなるまでをつづった記録を残すとともに、誰か一人にでも私の経験が役に立てばと思い(また自分が再発したら見返すためもある)noteにまとめる覚悟を決めた次第です。

私がアトピーを克服するきっかけとなった本をご紹介するシリーズ:その②

この本は2007年に出版された古い本ですが、前回の記事同様に私がこれを最初に目にしたのは2015年でした。

前回の本から「植物油」がアトピーには大敵だと知ったボクは

「油についての知識を深めねばならない」

と思い立ち、新たに手に取ったのが山田豊文先生の本病気がイヤなら「油」を変えなさい!」です。

著者の山田先生は、薬を用いずに人が本来持つ治癒力を引き出して病状を改善する栄養療法に出会い、自らの病気体験を克服した経緯から、ご自身の理論を広めるべく「杏林アカデミー」開校。自ら講師を務める各種講座を通じて、細胞環境デザイン学を日本に広めていくための人材育成に力を注いでおられます。以下に詳しく

著者のプロフィール

1949年生まれ。杏林予防医学研究所所長、一般社団法人日本幼児いきいき育成協会(JALNI)会長。米国最大手の検査機関であるドクターズ・データ社にてミネラル栄養学を学び、指導者としての資格を得る。
細胞の機能を細胞自身が求める極限にまで高める栄養素や環境を提供することにより、人は誰でも最高に健康に生きることができる。それこそが予防医学・治療医学のベースになるという独自の理論『細胞環境デザイン学』を提唱。幼児教育、医療、美容、スポーツなどさまざまな分野でもこの理論を展開し、多くの有名アスリートや芸能人、政治家など各界の著名人からも絶大なる信頼を得ている。また、その理論を日本に広めていくための人材を育成する「杏林アカデミー」を2013年より開講している。

作品の背景

山田豊文先生は予防医学の専門家です。日本はこれといった規制がない危険な油「トランス脂肪」に注目。海外での「トランス脂肪」の扱いは、NY市・飲食店での使用全面禁止、ヨーロッパでは削減運動推進されています。日本の現況に警鐘を鳴らし「それでもあなたは摂り続けますか?」と疑問を投げかけています。
「正しい油」を摂れば、病気はみるみる改善する。主に医師や医療従事者、栄養学を学ぶ人たちに対する新たな予防医学の普及活動をしておられる山田先生の視点を学ぶことができます。

本の概要

本の詳細な内容はぜひご購入いただいてもらうとして、実際に私が大切だと思う部分を5つに厳選して抜粋・引用しながらご紹介したいと思います。

①「肌のかぶれや湿疹ができやすい」「花粉症に毎年悩まされている」「いつも鼻がつまっている」ーーこういった症状を体質だと決めつけている人も多いでしょうが、実はそれが毎日の食事、特に「油」の摂り方と大きく関係しているかもしれないというと、みなさんは驚かれるでしょうか。

②炎症反応は、体内でつくられるいくつかの物質が介在することによって生じていることが知られていますが、実はこれらの物質の一部が体内の「油」を原料に作りだされるのです。
(中略)
高炎症状態は、体のあちこちで炎が高々と燃え上がり、鼻息荒く燃え盛っている様子をイメージしてください。そして、そこにせっせと薪をくべているのが、実はオメガ6を無意識に摂りすぎている私達の食事なのです。

③一般に、オメガ6とオメガ3の理想のバランスは1~4対1が適切であるといわれています。
ほとんどの現代人がオメガ6とオメガ3の食事バランスが10対1、あるいは50対1という、とんでもない比率
になっており、さまざまな現代病を引き起こす大きな原因となっているのです。
「バターよりマーガリン」という間違った栄養学が常識とされる時代がずっと続き、この40年間で、日本人のリノール酸摂取量はなんと3倍以上も増加したそうです。

④かゆみを引き起こす物質として「ヒスタミン」がよく知られていますが、オメガ6由来のロイコトリエンの作用は、ヒスタミンに比べてなんと1000倍も強いといわれてます。
また、オメガ6過多の食事を続けていると、授乳婦の母乳にも影響が現れ、赤ちゃんの健康を害す恐れがあります。

⑤現代の日本人が魚をあまり食べなくなったこともアレルギー体質に拍車をかけていると思われます。
ただ単にオメガ3を摂るだけでは意味がありません。オメガ6を徹底して控えたうえでオメガ3を摂らないと、両者のバランスが改善しないばかりか、単なる「油の摂りすぎ」になり、かえって健康に支障をきたす恐れさえあるからです。
事実、いろいろな病院で「完治しない」といわれていたアトピー性皮膚炎や乾癬の人に、オメガ6を控え、代わりにオメガ3を積極的に摂るようにアドバイスしたところ、劇的に治ったケースもあるのです。

「病気がイヤなら「油」を変えなさい!」:山田豊文著

自分の感想や批評

今回も本のさわりの部分だけ抜粋しました。

抜粋させていただいたこれだけの情報でも目からうろこな発見だったのではないでしょうか?

あまりに書きたいことが多すぎてだいぶ苦労したんですが、ぜひ本書をくまなく読んでいただければアトピーの改善に100%貢献してくれるはずです(実践してくださいね!)

それと、私がツイッターで「外食で揚げ物を摂るのは控えてください」といったのはこの本の知識があったからです。

耐熱性が強いといわれるオリーブオイルでも、150℃以上に加熱すれば、その健康効果が失われていくだけでなく、有害な過酸化脂質やトランス脂肪酸を生成してしまうので注意が必要だということ。

飲食店や露店などの揚げ油(サラダ油・食物油)は繰り返し高温で使用されていますから、アトピーの人が食べたら一気にブワッとひどくなるはずです。アトピーが良くなるまでは揚げ物は控えるのがベターです。

私たちが普段摂取している「油」は光によって酸化が進むので、紫外線の影響を受けにくい遮光瓶に入っていることも大切なポイントだそうです。

自宅用の油を購入する際は、コールドプレス、オーガニック認証、自社製品・自社瓶詰であるかをよくよくチェックして購入の際には気を付けるように心がけましょう。

さいごに特に大切な先生の言葉を伝えたいと思います。

病気は、薬を飲まないと治らないものだと思っていませんか?
病院に行かないと、健康にはなれないと思っていませんか?
食べ物には、病気を予防・治癒する力はないと思っていませんか?

答えは、すべて「ノー」です。

「病気がイヤなら「油」を変えなさい!」:山田豊文著

本の内容はアトピーの人には必須の知識が満載です。一度は手に取って読まれることを盛大におススメしたい一冊です。

【まとめ】私のアトピー奮闘記(長文)

結論をまとめたnoteは「こちらの記事」にありますので、
・まだご覧になっていない
・本気でアトピーに悩んでいる(苦しんでいる)

方はこちらだけ読んで実践していただければ十分です

いつも応援ありがとうございます。
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