エドガーケイシー音楽療法＃4　声に秘められた変革力①

声を使ったお仕事をしておられる方の参考になればいいなーと思いまとめます。

「人生の中に芸術、特に音楽を活かしなさい。人々に役立つためにまず歌を実践するのがいい。声を使う。話し声がいい。それを訓練すれば、多くの人の助けとなり、その人を愛深き美しい人として保ってくれよう。」（5256-1）

以下は声というよりも呼吸法について、しかも瞑想と結びつけられた特殊な呼吸訓練について2475-1の方に与えられたリーディング（抜粋）です。

「呼吸こそが生ける有機体の活動の基礎であり、呼吸訓練は体に有益な作用とも有害な作用をも与える。
◆肉体には現象界で体を機能させるための属性がすべて備わっており、
◆精神体には肉体的・精神的・霊的な感情と表現を導く力（人を自分自身や他人、物事や環境に関係づけさせるための手段・方法）がある。
精神は見えないかもしれないが、知覚できる人間もいる。ある人間の精神体が人との関係に自分自身をむけさせる方法で導き出した結論を知覚できる人もいるということ。
◆霊体・魂体は目に見えないあの永遠の存在。忍耐をもって、その精神体、肉体との関係に気付きはじめる時のみ、その意識の中で見ることができるもの。これら「肉体・精神・魂」は人間の中で一つになっている。同じように「父なる神・御子・聖霊」とは一つ。

　呼吸法を使って精神を働かせることで人の持つ側面の一つ一つを活性化させることができる。呼吸法によって魂の性質を表し創造する中枢であるライディッヒ細胞群が拡大し始めると、人が最初に受胎した時に辿った道に沿って、力が進み、組織に働きかけ体内の7大線中枢を開くのである。このような能力を使いこなすために、その人がどんな準備をしてきたか、これからしてゆくかによって有益な状態に保ったり変えたりできる場合もある。

　この生命力の拡大はライディッヒ中枢→副腎→上昇流に乗って松果体から感情の制御中枢へ至り、体の精神力を通して反射される。
　このような力が普遍的意識・永遠なるものとの結合に向かって肉体の意識を緩め自己を押し出す。ここで自我のコントロールを許しては、有害なものとなる。しかし、自我意識を解き、真我の表現を許すときに、誰が何がそこに支配的な力を揮うのかをよく理解し実感しているならば普遍的な意識状態の中にいることの証である。それは今エドガーケイシーの体が置かれている状態でもある。

　この全貌を分析するためにこの人は心の持ち方と摂取する食物によって、人の体にどんな性質の違いがでてくるのかをまず研究するのがいい。肉体は物質的自然界から摂取するもので形成され、精神体は肉的精神、霊的精神の両面から摂取するもので形成させるからである。　

　指導者や監督者なしに中枢を開くのは弊害を招きやすいがこうした監督を人に求めてはならない。むしろキリストの普遍的な意識で自分を包み、あなたにゆだねられるかもしれないその力に導かれるようにしなさい。

　肉体的、精神的な弊害を避けるためには、導かれたいと求めているその力に自分を同調させなさい。今日あなたが誰に仕えるかを選びなさい。あなたを通して存在する生ける神か、それともその場限りの満足しか与えない、物質的な事柄にあなたを引きずり込む知恵なき知識か。

　このようにしてあなたは、すべての魂に与えられた生得権である霊的同調の力を建設的に使い、地上経験に役立つ力として使えるようになろう。急がず着実に進みなさい。体を整えなさい。十字架の救い主の生きた建設的力よりも自我の表現を絶えず求めようとする力に支配されかねない方法で中枢を開放しようとする前にあなたの心を準備しなさい。

　自我の求める欲求をなくしなさい。あなたが真の助けとなる力に目覚め、それを手にするためである。

　願望と目的を明確化しその方向付けをしっかり握ってないなら、体を通過するクンダリーニの活動によって腺中枢がゆるめられる際に破滅的な力を呼びかねない。

　どのような準備をするかは、他人やその他の源から与えられるよりも、自分自身の進歩によって自ら選択すべき事柄である。体を浄化し、心を浄化しなさい。それによって作るべき原理、理想の選択がはっきりしてくる。浄化に必要とされることはなんでも行いなさい。

　あなたの場合、いまのところなにが起こるかを見届けることのみが目的になっている。猫が好奇心から何をしでかすかを考えてみよ。一方好奇心によってガリレオやワットが何を得たかも考えてみよ。同じ好奇心を全く異なる方向で使ったものである。

　ヨガの呼吸法や瞑想法を実践してゆくなら全心全霊でやりなさい。自分の得たものをどうするのかについて、知識と理解が得られた場合に限る。それがなければやらない方がいい。」（2475-1）

　自我・エゴというのはよっぽどなものだとつくづく感じます。
最近とくに小麦製品やスイーツがやめられない私は自我の求める欲求の言いなり・・・。危なっかしくて瞑想できていません。

　しかし「霊的同調はすべての魂に与えられた生得権」というのは勇気をいただけます。音楽の波動や呼吸法でうまく同調していきたいものです。