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自称“錬金術師”が奇跡を起こす!!ヨーロッパ最古の食器ブランド「マイセン(MEISSEN)」!!!

皆さん。こんちゃ。

炎の錬金術師マスタング大佐とホークアイ中尉の掛け合いを壁に隠れて眺めて聴いていたい。

大嶋です。

※写真は8年前です


「鋼の錬金術師」良いですよね。
物語とか登場人物の名前はほとんど忘れてしまいましたが。最後まで読んでいて面白かったのはよく覚えています。

アニメもOP、EDがどれも良かったですね。
ポルノグラフィティやL'Arc〜en〜Ciel、シド、YUI、ASIAN KUNG-FU GENERATION

まるでMステのスペシャルばりの豪華メンバー!

今回は、そんな錬金術師に関連したヨーロッパ最古の食器ブランド「マイセン(MEISSEN)」について少しばかり語ります。


「白い金」


およそ300年以上前

ヨーロッパの王侯貴族を中心に硬く艶やかな純白の磁器が愛用されていました。特に日本の古伊万里や柿右衛門が人気を呼び、清(昔の中国)で作られた白磁器も頻繫にヨーロッパへと流通されていました。

当時、磁器を製造するには高度な技術と原料の配分率などが謎につつまれており、磁器を「白い金」として美術品や贈り物、時には自国の兵士と交換する貴族もいました。

この白い金をどうにか自分たちで作れないものか
( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )

ヨーロッパ各地の王侯貴族が躍起になっていた時代。
ポーランドを統べたザクセン選帝侯のアウグスト強王も磁器の製造方法を求めていました。そこで強王は哲学者であるエーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウスの知恵を借りることに。

一方その頃。


プロイセン王国では“錬金術師”のヨハン・フリードリッヒ・ベトガーが現れます。彼の噂を耳にした国王フリードリッヒ1世は城へ招こうとしますが。この錬金術師はあくまでも自称であり実際に金を生み出すことは出来なかったようです。

※錬金術師とは、その名の通り物体(卑金属)を化学的に金へと昇華させる術師を指します。中世ヨーロッパでは魔術の一種であり“神への挑戦者”とされていた錬金術師でしたが、その秘密を暴こうと捕らえられてしまい拷問されたのちに死んでしまったケースが多かったのだそう。ちなみに、自称“錬金術師”であったベトガーですが、薬学師を志していた節もあります。薬学の教育を受けていた彼はいつしか不老長寿の薬、「賢者の石」を求めて研究していた記録が残っています。


錬金術師と哲学者


次第に国王から追われる身となってしまったベトガーは何とか国外への脱出に成功します。

が!実はベトガーが錬金術師であることを知っていたのがもう一人いました。

アウグスト強王です。

プロイセンの国王と同じくベトガーについての噂を聞いていた強王は
プロイセンから逃げ延びてきたベトガーを半ば強引に城へと勧誘します。

今になって「ホントは錬金術師じゃないんです!!!」なんて言うわけにもいかず。かといって金の製造も出来ないので。西暦1705年、ベトガーは不本意ながらもドイツはマイセンにありますアルブレヒト城にて磁器の研究をすることになりました。

城に幽閉されることになってしまったベトガーですが、
ここで頼れる相棒としてエーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウスが再登場。彼は哲学者であり、数学や物理にも通じる秀才でした。

エーレンフリートはベトガーの良き補佐として彼をサポートします。
(一方でヨハンは何度も城を抜け出すものの兵士に捕まっていました)

※一説によると磁器を完成させたのはベトガーではなくエーレンフリートであると提唱する者もおります。エーレンフリートは1707年に磁器の研究途中で亡くなってしまいますが、彼をなくしてはベトガーの成功は無かったと言っても過言ではありません。もし、エーレンフリートが磁器の完成までに生きていたら話は変わっていたのかもしれません。


その後2年もの間、独りで研究を重ねたベトガーは1709年、ついに磁器製造の解明に成功します。翌年の1710年、ヨーロッパ初の硬質磁器マイセン(MEISSEN)が誕生しました。


ヨーロッパにおいて前人未到を成し遂げたベトガー。

5年にわたったお城での(幽閉)暮らしもこれにてお別れ!

晴れて自由を勝ち取ったぜ!!!

Who!!!!!!

テンションアゲアゲなベトガー!


ところがどっこい


強王「磁器の秘密はどこにも知れたくない!!よってベトガーくんにはお城での(幽閉)暮らしを延長しまーす」


ベトガー「URYYYYYYYYY!!!!!!!!」


ヤケになってしまったベトガーは多量のアルコール摂取や密室された空間による研究により薬を大量に吸い込んでしまったこともあり1719年に亡くなってしまいます。わずか37歳でした。

アルブレヒト城には、今でもベトガーの間が残されています。
観光でドイツに訪れた際には是非、ヨーロッパ最古のお城としても名高いアルブレヒト城に足を運んでみてください。


マイセン(MEISSEN)の磁器製造の秘密を通していた強王でしたが、当時のヨーロッパでは戦争が絶えず行われ、国同士が入り乱れていました。いつしか磁器製造の情報が漏れ、マイセン(MEISSEN)での労働環境に不満を覚えた職人が国外へ逃亡したり等々。強王による磁器製造の独占はあえなく幕切れとなりました。



ベトガーの傑作


偽りの錬金術師として語りながらもヨーロッパで初となる磁器製造の偉業を成し遂げたヨハン・フリードリッヒ・ベトガー。

実は彼、もう一つ大きな成果を残しています。

磁器製造が解明される前、ベトガーは赤茶色に帯びた炻器の焼成方法を編み出しました。これをベトガー炻器といいます。

当初の目的だった白磁器製造に成功すると、ベトガー炻器は世間から身を隠すように消えていきます。


ところが20世紀になるとベトガー炻器が彫塑に向いていることが判明。

およそ200年の時を越えて世間から注目を浴びたベドガー炻器は動物の彫像を中心に現在もマイセン(MEISSEN)の公式サイトに掲載されています。

まるでチョコレートのような独特な色合いですよね。
クマさんの毛並みやシワ具合が見事に表現されています。

宝くじに当選された際には是非、ご購入くださいまし。


エピローグ


はじめこそホラ吹き野郎だったベトガーくんが最終的にはヨーロッパの歴史に名を残すことになりました。
私も日本の歴史に名を刻みたいところですが、間違っても城に幽閉されたり兵士に追い掛け回されるのはごめんです。
でも。一度きりの人生。何か一つでも世の中に大嶋を残しておきたいところ


私はnoteという世界でせいぜい爪痕を残せるくらいには頑張ってみようと思っています。

どうでもいいですけど、noteとfateって似てますよね。


え、似てない?





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