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【凡人が自伝を書いたら 68.トップのゆえん】
お久しぶりです。どうも、新しい店長です。
「やや滑り気味」の挨拶を、スタッフ達は暖かく迎えてくれた。
暖かい!!
良いスタッフ!!!
判断基準は微妙だが、この店のスタッフたちはとにかく人が良い。
僕の「人の受け入れ力」が上がったのもあるが、少しクセのあるスタッフでも、それはそれで面白く、人としては、とても良い人たちばかりだった。
お昼の主婦さんたちを筆頭に、接客スタッフの対応も良く、客ウケがいい。
調理のスタッフも優秀なスタッフが多く、料理もバンバン出てくる。
さっすが!
やっぱ繁盛店のスタッフは違うなあ。
忙しい店というのは、僕の統計上では、クセ強めのベテラン勢が店を牛耳る、完全実力主義。人間性どうこうではなく、仕事ができる人間だけが認められる。
そんな感じだから、どうしても仕事はできるがクセは強い。そんなスタッフたちばかりになってしまう。まともな人間はすぐに辞めてしまう。
そんな感じだった。(あくまで私見)
「スタッフから愛される店」
ただ、この店は違った。
皆暖かく、人当たりが良い。そんな感じなので、もちろん忙しくて大変に違いないが、スタッフの数は充実していた。これも前の店長や、チーフの人柄の賜物だろう。
スタッフに好かれる店は、お客にも好かれる。
科学的に説明しろ。と言われたら「頭が痛くなってしまう」ので困るが、僕の経験上では、結構間違いがなかった。
大変だけど、人は良いし、楽しいから続けている。
全員にアンケートを取ったわけではないが、多くのスタッフたちは口を揃えてそう言っていた。
それが、この店が「お客から愛されている理由」の一つだった。
「立地の優位性」
いやー。こうして見ると、やっぱこの店、良いとこに建ってるよなぁ。
この店は誰もが羨む立地条件だった。
県内でも割と大きめな駅の目の前。
その土地的にも、比較的栄えていたため、駅前には大きな会社もたくさんあり、サラリーマンもいる。それだけでなく、ここは県の中心部まで、電車で2駅程の高立地。
中心部に勤めている人にとっては、ここが「ベッドタウン」であることが多かった。もちろん、昔からこの土地に住んでいる人もいるため、家族連れも多い。
さらには、有名大学や高校も徒歩圏内にあったので、学生もたくさんいる。
ズバリ色々な面で「最強」だった。
むしろ、「売らない」ことの方が難しかった。
昼はサラリーマンや主婦さん軍団で、夜は家族づれや、学生・若者軍団で、店は常に賑わっていた。
それだけでなく、従業員にも事欠かない。
立地によっては、主婦さんや、学生が採用し難い土地なんてものもある。
ただ、この店にはそのどちらもいた。
店長として、売上と、人員に困らないというのは、非常にやりやすいものだ。
大体の店長の悩みなど、ほとんどこの2つに集約されるからである。
いやー。良いよね。最高だよね。
むしろ最高すぎて、逆になんか申し訳ないよね。
そんなことを思っていたが、そこにわざわざ僕を持ってくるのには理由があった。
それだけでなく、Yチーフも含めた、トップ2枚替えには、きちんとした理由もあった。
「必殺仕事人」(自称)にやって欲しい、「仕事」があったのだ。
なんだか書いていて「良い気分になった」ので、
短いが今回はこれにてお開きとしよう。(え、)
それについては、次回書いていこう。(え、)
なんだかすいません。それではまた!
お金はエネルギーである。(うさんくさい)