「マイルール」〜Ⅻ信用しない言葉編〜
「この水は中国の仙人が飲んでいる、不老不死の水なんですよ。」「この壺を家に置いていれば、一生お金に困ることはありません。」。。。うさんくさい。
そういうことを言っているのではない。
もっと、普段僕たちが使っている言葉で、僕が信用していない言葉がある。今回はそれらを紹介したい。先に言っておくが、僕はめんどくさい奴ではない。(自分で言うあたりが危ない)
揚げ足を取って人を攻撃することはしない。たまに僕なりの考え方は伝えさせてもらうことはあるが、強制はしない。
それでは初めていこう。
「信用しない言葉マイルール」
・「お前のためを想って、言ってるんだぞ」
さようでございますか。ただ、今の僕にその伝え方では、どうも役に立たないようだ。
・「これが普通だよ」
成程、この村ではそうですか。ただ、あちらの村ではどうやら違うようです。「普遍の真理」なんてそんなにポンポンあるもんじゃないだろう。
・「これが常識だよ」
あら、さようでございますか。「常識=正しい」とは、どこの方程式ですか。僕はそんなことを習った覚えはありません。
・「それはお前の価値観だろう?」
賢いように聞こえるが変である。「このペン、デザインもスタイリッシュだし、書きやすくていいんだよねー」「でも、それはお前のペンだろう?」
そうですが、なにか?である。「お前の価値観は受け入れられないから、それ以上言うな。」実はこう言っているのだ。ペンを押し売りしているような人以外には言うべきではない。相手を論破し、否定する、そんな一面がある言葉だ。あなたの目指す多様な価値観とは、逆行する言葉である。
・「これから信頼関係を築いていきましょう」
これから無条件で信じ合う仲になりましょう。それは今言う言葉ではない。まず、そういう君は何者だ。
・「アイツが全部悪い」
気のせいだ。0対10で相手が悪い戦いは存在しない。
・「私はかわいそう」
「レ・ミゼラブル」を観た後に、もういっぺん同じことを言ってみよう。そんなことができたら、あなたには十分に強固なメンタルがある。言うほど弱い存在ではない。大体がちっぽけで、全然かわいそうではない。
・「あなたは間違っている」
確かに間違えたこともするだろう。人間だもの。ただ、「赤ペン」を持っているのはあなたではない。
・「〇〇すぎて死にそう」
それが予見できていたら、おそらく死なない。
・「お金をもらっているんだから、まじめに働け」
確かに賃金は頂いているが、真面目代は頂いていない。勝手に賃金の中に入れてもらっては困る。
・「一度逃げた奴は一生逃げ続ける」
そんなことはありえない。「立ち向かう」から「逃げる」があるのだ。「勇気ある撤退」をどう説明する。
・「我慢するのが仕事だ」
それではあなたの職業は「我慢」ということになる。僕はそういうわけにはいかない。
・「結婚は我慢だ」
それではあなたの結婚の目的は「我慢すること」ということになる。成程、出家か。(南無)この人のためなら何だってできる、と思った過去を忘れてはならない。目的は「幸せになる」ことだったはずだ。
いかがだったろうか。
言葉をあまり信用しないとは、あまりまに受けないということである。その考えに支配されないということである。みんなの価値観でなく、自分の価値観を持つことである。そして何より、偏ったものの考えにならず、常にバランス感の良いものの見方をすることである。
そうする中で、あなたの中にも「自分の価値観」が出来上がってくる。これがあなたの個性ともなる。あなたにしか出来ない判断もできるようになる。
言葉は人間の豊かな感情、この世の真理を表すにはまだまだ足りない。人間の頭も追いついていない。だから、そんなに当てにしないことだ。僕の言葉もそんなにあてにしてはいけない。(それを言ってはおしまいよ)
これがあなたの「言葉に対する向き合いかた」のお役に立てれば光栄である。
それではまた。
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