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凡人が自伝を書いたら

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凡人が自伝を書いてみます。 興味あったら、ご覧ください。
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#note毎日更新

【凡人が自伝を書いたら 71.はじめの一歩(前編)】

さあて、どこから始めようか。 目的は、僕やチーフがいなくてもまわる店にすることだ。 夕方…

【凡人が自伝を書いたら 70.夜王の不在】

ふむふむ。 なるほど、ね。 無限ループ!! 僕は「厄介な問題」に直面していた。 「夜王」…

【凡人が自伝を書いたら 69.新たな依頼】

真夜中。 〜森の中の古いあばら家にて〜 みすぼらしい服装をした、髪の毛少し薄めの中年男性…

【凡人が自伝を書いたら 68.トップのゆえん】

お久しぶりです。どうも、新しい店長です。 「やや滑り気味」の挨拶を、スタッフ達は暖かく迎…

【凡人が自伝を書いたら 67.その店、繁盛店につき】

ほー。 やっぱ言うだけあって、結構忙しいですなぁ。 ははっ! 少し過去に話をさかのぼる。…

【凡人が自伝を書いたら 66.右腕の問題】

ふう。 酒がうめえな。酒が! 焼き鳥と酒。 うめえ。 もぐもぐ。ゴクゴク。(本当はちょび…

【凡人が自伝を書いたら 65.春のように暖かく(下)】

ブルブル。。 ブルブルブル。。おー、寒い。 12月、すっかり冬が訪れていた。 そんな寒さの厳しい季節になっても、店に入れば暖かい。 残暑厳しい9月には肌寒く感じたお店が、12月だというのに暖かい。 「エアコンじゃね?」なんて「野暮」な事は言っちゃいけない。 「気持ちの問題」である。 スタッフがみんな笑顔で働く、そんな「暖かいお店」になっていた。 Yチーフのコミュニケーションも徐々に変化していた。 スタッフに助けを求めたり、お願いをするようになっていた。以前の

【凡人が自伝を書いたら 64.春のように暖かく(中)】

ふきふき。 キュッキュ。 ゴシゴシ。 ジャー。 ふぅ。 いいぞ。 ピカピカじゃないか。 …

【凡人が自伝を書いたら 63.春にように暖かく(上)】

でたー。 この感じ。 まだ9月なのに、なんだかもう寒い感じ。 エアコンの設定温度を見る。 …

【凡人が自伝を書いたら 62.焼け野原からの復興(下)】

焼け野原に取り残された「か弱い子供達」が、成長し、輝きに満ちてくる。閑散とした「焼け野原…

【凡人が自伝を書いたら 61.焼け野原の復興(中)】

大人しい。 ひじょーに、大人しい。 もう少し、しゃべってもいいんじゃないですか? 僕は正…

【凡人が自伝を書いたら 60.焼け野原の復興(上)】

ここは、福岡県と大分県のほぼ県境。 昔の呼び名で言えば、「豊前(ぶぜん)の国」と言ったと…

【凡人が自伝を書いたら 59.肥前の国(後編)】

それまで、営業支援なんかも含めて、たくさんの店を見てきたが、都会に比べ、地方の店舗という…

【凡人が自伝を書いたら 58.肥前の国(前編)】

僕は、お隣佐賀県へと車を走らせていた。 というのも、僕の異動が急かつ、無理矢理に決まったので、福岡で店長として配属できる店舗が無かったからである。それは、僕自身も僕のわがままで、元いた店長が、どこかに異動させられるのは申し訳なかったので、当然のことだと、納得していた。 福岡に到着した日に、そこ一帯のエリアを統括するマネジャーである、Kエリアマネジャーと連絡を取った。 Kマネジャーは、僕の状況が落ち着くまでは、店長をやらせない。責任ある立場にも置かず、エリア内の人員不足の