見出し画像

日記:カモが2羽かも……?

夏のうちは,←左よりも羽が茶色いカモが川にたくさんいたが,
冬になって,右→の黒い水鳥をよく見るようになった.

てっきり,冬毛で黒くなったものとばかり思っていたのだが,実は……
悪いのは君じゃない
黒いのはカモじゃない

黒いほうはオオバン(大鷭)といって,ツル目クイナ科オオバン属の水鳥だ.

見出し画像をよく見ると,確かに黒い方がくちばしは尖っている.
カモよりツルに近いというのも頷ける.

野鳥の減少が叫ばれる日本において,なぜかオオバンは,逆に増加傾向にあるらしい.
中国東北部から越冬のため秋に渡ってくるとされるが,増加の理由は明らかでない.
日本国内においても,北日本から西日本へと移動して越冬するようだ.

一方で,見出し画像,左の茶色いほう.
カモはカモでもホシハジロ(星羽白)という,カモ目カモ科ハジロ属の水鳥だ.
♂♀の色はかなり異なり,写真は♀である.

ホシハジロも,越冬のため日本に飛来するとされる.

すなわち,見出し画像の2羽は,どちらも冬鳥ということになる.
こうしてみると,渡り鳥は身近にたくさんいて,生態系も季節に応じて変化していることを実感する.

渡り鳥や冬眠という動物の知恵は,いかに冬という季節が厳しいかのを物語っている.
これは我々にとっても他人事ではない.
数十万年前の人類は,クマのように冬眠していたと考えられている.
じつは我々のDNAにも,冬眠の方法がちゃんと記されているのカモ.

冬があれば夏もある.

夏にはカルガモ(軽鴨)やマガモ(真鴨)が多く見られた.
カモ目カモ科マガモ属の水鳥で,最もポピュラーなカモだ.
9月に撮った癒し動画:

ところで,5月にはオオバンとも違う,黒い水鳥がいた.

なんかいる
シュッとしてかっこいい

細長いので,おそらくカワウかと思う.
この子は,他と違って群れではなかった.

他にもカモっぽい水鳥はたくさんおり,見分け方について下記のような知見があるようだ.
https://www.biodic.go.jp/gankamo/seikabutu/data/report/IdentificationGuide_bypage.pdf

以上,鳥のかわいさを述べたいだけの記事だった.

冬は草木もスッキリして,鳥の観察にうってつけの季節だ.
さあ,双眼鏡をたずさえ,冒険へと出発するのだ!
ブッキングドットコム!


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