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著者インタビュー #09【佑貴つばささん】

今回は、好評発売中の『色とココロの教科書 驚くほど自分の可能性がわかる色彩心理』。その書籍の著者である 佑貴つばさ さんに、執筆時のエピソードや内容のポイントなどについて伺いました。

著者プロフィール

佑貴 つばさ

佑貴さんバストアップ

色彩心理の専門家 「色とココロのコンシェルジュ」
仏ブランド・シャネルの日本法人に、アシスタント、セールスアナリスト、ビジネス企画管理部門マネージャーとして25年勤務。
「色彩心理」を学んでいる時、自身も「ぬり絵をつかった色彩表現」から深層心理に気づき、起業を決意。「色彩心理の専門家」としてアラフィフで自分の道に踏み出す。
「色彩を通して深層心理にアプローチ」するメソッドと、「色彩のイメージ効果」をつかったカラーアドバイスで、「転機にさしかかり、これからの生き方を模索している」働く大人をサポート。「女性を内側からも外側からも輝かせる」セッション・ワークショップ・セミナーを行い、好評を得ている。また、企業向けに「色を楽しみながら自分がわかる」メンタルチェック研修も行っている。

【 メディア出演・掲載実績 】
フジテレビ「みんなのニュース」、TBS「Nスタ」、日経・電子版、読売新聞朝刊(全国紙)、Bay FM 「BAY LINE」、夕刊フジ「人生二毛作」

著者インタビュー

――まず、出版してみて周りの反響はどうでしたか。

佑貴:ありがたいことに Amazon で「ベストセラー1位」を何度か獲得して。そのお陰もあり、本を読みホームページを検索して、ワークショップやセッションに来てくださったお客様が多数いらっしゃいます。とても嬉しいです。
25年間務めたシャネルを退社し、新しい分野の仕事「色彩心理カウンセラー」として起業したのが2016年2月。2年後の2018年3月に、本著で初の出版をさせていただけたのは幸運だと思い、ご縁に感謝しています。

――本を出すことでお仕事にもつながっているようで嬉しいです。では、本題に。なぜ本作を書きたいと思ったのかを教えてください。

佑貴:ひとつは、「色は人の心理と結びついていて、色にチカラがあること」を広く知ってもらい、色彩心理を身近に活かしてほしいから。
もうひとつは、「もっと自分らしく生きたい」と感じている大人の背中を「色を通して」押したい、という想いから。
それをお伝えするために、色で本当の気持ちに気づき、やりたいことに踏み出して心が満たされた私の経験も書かせていただきました。
想いをギューッと詰め込んだ(笑)1冊になっていると思います。編集長に「7万文字書いてください」と言われていたのですが、「8万文字」書いてしまい、1万文字削ったくらいです。

――気持ちが高まって、つい多く書いてしまったのですね(笑)。その中でも執筆時に苦労したところはありましたか。

佑貴:「彩色されたぬり絵」を載せるところでしょうか。
ピンとくる配色を1つ「選ぶ」ことで「読者が自分を見つめられる」ように、同じモチーフのぬり絵を12パターンの配色で掲載しています。心を見つめる方法をこれに決めるまで悩んで、手が止まってしまった時期が2カ月程あります。
またペーパーバック版では、ぬり絵の「色み」が再現されるまで、編集長と何度もやりとりしながら試作を繰り返したので、時間を要しましたね。

――色の再現は何度か調整して確かに大変でしたね。ただ色味の印象で読み手の捉え方も変わってしまうでしょうから、時間をかけて正解でした。
佑貴さん自身が色彩心理を学び、「ぬり絵をつかった色彩表現」から気づきを得て、起業を決意したそうですが、色彩心理をもともと学ぶきっかけは何だったのでしょうか。

佑貴:アラフィフの頃。「なんだか心が満たされない」と漠然としたモヤモヤを抱えて、買い物に依存していた時期があります。そんな折、「ぬり絵ワークショップ」を体験して。使った色から「心の葛藤」に気づきました。それがきっかけで、色彩の道に進むことを決意したんです。
さかのぼれば30代の頃。書店で偶然「色彩心理」について書かれた本と出合い、感銘を受けた経験があります。「いつか色彩を仕事にしたい」と心の奥にしまっておいた思いが、人生の転機を迎えた時、心のモヤモヤとして表れていたんですね。

――まさに人生を変えた本との出合いですね! そうした経験も通じて書いた本作は、どんな人へ特におすすめしたいですか。

佑貴:「真面目に一生懸命頑張っているのに、なんだか心が満たされない」と感じている大人に読んでいただきたい1冊です。「こうすべき・こうあるべき」と考える自分から、「こうしたい・こうありたい」と感じるものを大事にする自分へ、一歩を踏み出してほしいからです。

色で心を解放し、色で本来の自分を取り戻し、色で自分らしさを表現する。本著が「自分らしく生きる」ための小さなきっかけになれば、とても嬉しいですね。

――それでは、この本の教えを読者が最大限に活かせるように、有効な読み方を教えてください。

佑貴:惹かれる色の変化は「心の変化」につながっています。
「以前好きだった色と、今好きな色」が変わった方や、「子どもの頃に好きだった色と、大人になってから好きな色」が異なる方は、それぞれの色につながる心理を詳しく読んでみてください。自分にどんな変化が起きたかを知るきっかけになると思います。

また、「こうありたい自分」のイメージを表す色があれば、その色を日々身近に取り入れてみてください。色を見ることで心に変化が起きますし、色を身に着けることで、鏡越しに見る自分のイメージも変わります。
今年3月にリニューアルした購入者特典 『「ありたい自分」になるカラーコーディネート集』も参考にしながら、服や小物に「こうありたい自分の色」を取り入れてくださいね。

特典表紙

――特典もすぐに役立てる内容ですね。これ、無料でいいのでしょうか(笑)。本作で一番気に入っている推しのポイントはどこでしょうか。

佑貴:本の中でもっとも伝えたいことは、色をきっかけに「本当に求めているもの」に気づいて、それを大事にしてほしいということ。このことは各章に書いていますね(笑)。
第五章には、お客様の実例を「キーになる色別」に9例載せています。本当の気持ちに気づいて次のステップに進んだ方のお話を、ご自身の参考にしていただければと思います。

――「色彩心理ワークショップ」についてもお伺いしたいのですが、どんなことが学べたり、得られたりするのでしょうか。

佑貴:「いつもと異なる方法で自分を知る」ワークショップといえます。
自分と向き合うときは、「言葉」で考える機会が多いのではないでしょうか。言葉は「左脳」が司っていますが、色は「右脳」で感じるもの。それで、いつもとは違う形で深く自己分析ができるんです。

ぬり絵

(ぬり絵:© T.Suenaga, HEART & COLOR CO.,LTD. 1992)

クレヨンや色鉛筆を使って2枚ぬり絵をします。1枚目は、ぬり絵に使った色から今の自分を読み解きます。感情・思考・行動・環境(仕事・人間関係など)が、無意識に選んだ色に投影されます。表現を見ながら、自身で深層心理や可能性に気づくことができます。その後2枚目のぬり絵には新しいイメージを描きます。

――その人その人で、使う色や表現がさまざまですね。どんな方が参加されていますか?

佑貴:まずオススメしたいのは、次のような方たちです。
・今が「転機」だと思うが、どうしたらいいのかわからない。
・自分の個性、隠れた可能性を知りたい。
・言葉以外の方法で、自分の心を整理したい。
・心の「モヤモヤ」を「スッキリ」に変えたい。

ご参加いただく方は、30代後半、40代、50代の「これからの生き方を考える転換期」を迎えた女性が多いですね。絵の得意・不得意はまったく関係ありませんので、皆さまも是非、気軽にご参加くださいね。

――自分と向き合いたいときに、ワークが手軽にできて良さそうですね。色といえば、ズバリ佑貴さんの好きな1色は何でしょうか。その理由も教えてください!

佑貴:どの色もその時々で「自分に必要な色」となり得るので、1色を選ぶのは難しいですねー(笑)。ただ、私にとってかけがえのない思い出とつながる色のひとつが「ラベンダー色(※ラベンダーの花のような明るい青紫色)」です。この色がそばにあると癒されたり、落ち着いたりします。

そして私にとって母のイメージ。小学校の授業参観日に、着物で学校に来てくれた母は「ラベンダー色のショール(ストール)」を肩に掛けていたのですが、その母の姿が綺麗に見えて、とても嬉しかったことを覚えています。母は私が起業する半年前に突然亡くなり、そのことも起業を決めた理由のひとつ。この授業参観日の思い出から「ラベンダー」は私にとって、母をイメージさせる大切な色となりました。

皆さんの好きな色も、大切な記憶とつながっているかもしれませんね。

――大切な記憶と色のつながり、とても良い話です。最後に、今回のnoteを読んでいただいた読者へメッセージをお願いします!

私は、会社員時代とはまったく異なる仕事で、50代で起業しました。何歳からでも、やりたいことにチャレンジできると思っています。
惹かれる色はココロからのメッセージ。自分の心の声に耳を傾け、本当に望んでいるものを大切にして一歩踏み出してくださいね。「色彩心理」がそのきっかけになれば、とても嬉しいです!

*   *   *

書籍紹介

「好きな色」は何色ですか?

あなたが「惹かれる色」は、あなたの心を表現しています。
また、あなたの「周りにある色」は、あなたの心に影響を及ぼしているのです。

色は、体験・記憶、イメージとつながっていて、人はひとつひとつの色に「意味」を持たせています。
「惹かれる色」の象徴的な意味を読み解くことで、あなたが深層心理に閉じ込めた「本当の気持ち」を見つけることができます。また、色のイメージ効果で気持ちを変えることも可能なのです。

この本では、18色について「惹かれる心理」を解説しています。

「赤・オレンジ・黄・緑・青・紫」「白・黒・グレイ」に加えて、「ターコイズ・水色・紺色・黄緑・茶色・ベージュ・ピンク・マゼンタ(赤紫)」そして「虹色」
それぞれについて「色の持つイメージ・意味」「その色に惹かれるときはどんな心理なのか」「色のイメージ効果をどのように取り入れると良いか」がわかるようになっています。

また、12パターンのぬり絵配色から「今の気分」に近いものを選んでもらい、今のあなたの「感情・行動・環境」がわかる自己診断ワークもあります。

「これからどうしよう?」と迷っているあなたへ。

ずっと探しているものは何ですか?
あなたの心を本当に満たしてくれるものは何ですか?
この本をきっかけに、あなたが心から望んでいる「答え」に気づき、「色彩」が一歩踏み出すためのチカラになればとても嬉しいです。


【目次】
第一章 色とココロの関係
第二章 本当の自分を取り戻すために
第三章 「惹かれる色」が語るあなたのココロ
第四章 「選んだぬり絵」の配色を通して自分と向き合うワーク
第五章 人生の転機は「惹かれる色」に表れる

【購入者様への特典】
「ありたい自分」になるカラーコーディネート集PDFテキスト

第一章までの無料全文公開、関連記事も合わせてお楽しみください!

色彩心理ワークショップのご案内

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「色」と「あなたのココロ」とのつながりを「ぬり絵」をつかったワークショップで体験。色彩による自己表現の楽しさや、色とココロのつながりを体験し、自分を見つめてみたい方へ。

ワークショップ詳細とお申込みはこちらから。
https://peatix.com/event/1870954/

あなたのご参加をお待ちしています!

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