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◎明日から使える!小学校の先生として大切だった10のこと〜朝は教室にいる◎


「小学校の先生って、夏休みあるんでしょ?いいなー。」


これはよく言われる、あるあるフレーズ。

先生に、夏休みなんてありません。
有給を消化するだけ。

出張に会議、研修会。

子どもたちがいないからこそ、
有意義に事務作業に取り組めるけど。


子どもたちのいない学校なんて、
楽しくないよー。


さて、
前回は「朝イチ出勤」についてお話しました。

朝の時間はとにかく大切。


《その2》
朝は教室で子どもたちを迎える。


楽しく学べる環境づくり

「朝1番に来た子どもが、職員室へ鍵を取りに来て、教室を開ける」ということを私はしていません。

8時10分に子どもたちが登校します。

8時までには、
①教室を開け、窓を開ける。
②机の整頓、ゴミ拾い
③朝の学習を黒板に書く。

きれいな教室は、
子どもたちにとって大切な環境。

子どもたちが楽しく学べる環境をつくることこそが、先生の最も重要な仕事です。


「おはよう!」

朝1番に、子どもたちに声をかける。

先生が笑顔で迎えてくれたら、
子どもたちの笑顔に1番に会えたら、
こんなステキな1日の始まりは他にありません。

教室へ入ってくる子どもたち1人ひとりに、
笑顔で「おはよう!」


子どもたちの表情を見逃すな

朝の子どもたちは、「お家モード」から「学校モード」へ切り替えの時間。

学校での様子とは、
少し違った顔を見せることがあります。

とっても元氣だったり、
逆にいつもより元氣がなかったり。

その表情を見逃してはいけません。

髪型や服装が変わっていたり、
いつもより来るのが早かったり、遅かったり。

そんな子どもたちの小さな変化に氣づくことができる、貴重な時間です。


1人ひとりの子どもと話せる時間

朝の時間は、まだ授業も始まっていないので、
先生には少し余裕があります。

1人ひとりの子どもと話せる絶好の機会です。

家族の話をしたり、
昨日のことを話したり、
ここぞ!とばかりに話をします。

先生と児童である前に、
一人の人として向き合うことは大切です。


子どもたちの個性を見つけるチャンス

いつも1番に来ている。

一緒に登校している友だち。

朝の準備が速い。

すぐ運動場へ飛び出す。

「先生、昨日ね、、、」と話をしに来る。

静かに読書をしている。

私の目の前まで来て、「先生、おはようございます。」と律儀な子。

昨日の宿題をやっている。

よく遅刻をする。

準備をしているのか、
散らかしているのか分からない。笑

てか、ランドセル置くだけで、
すぐ遊びに行ってるやーん!!とか。笑

などなど、
とにかく朝の子どもたちの様子は、彼らの個性が全開しています。

とにかく楽しい、朝の時間。


問題は起きてからじゃ遅い

「いじめがあったらどうしますか?」
「不登校の児童にはどう対応しますか?」

結局、問題は起きてしまってからでは遅い。

そうならないように、
毎日子どもたちと話す。
一緒に時間を過ごして、遊ぶ。

すべての1番良い方法とは、
起こらないようにすること。



その日は、
朝から職員室での作業でした。
教室へは行けずに、
子どもたちにも会えずに。


「教頭先生!!大変です!!
   先生が学校に来てません!!」

大慌てで子どもたちが職員室へやって来ました。

私の顔を見るなり、
ホッとして教室へ戻って行きました。


そんな彼らが、愛おしくて仕方ないです。



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