オレ流クソ主観素人お笑い論13「つまらないについて」

お笑いのネタを見たときに抱く感想の結論として、「面白い」と「つまらない」と大きく2つある。

面白いならそれで良い。

見る側も面白いから満足するし、ネタをやった方も笑ってもらえて満足し、互いに満足感で溢れるから。

しかしつまらないという感想を抱く人も当然いる。

これについて思うことを綴る。


結論から言うと致し方ないが、誹謗中傷や攻撃的なコメントはしないであげてほしい。

特に賞レースなど、審査員の採点によって順位が決まるタイプのお笑い番組に対して必ず沸いてくるが、本当にやめてほしいと個人的に思う。

つまらないのはしょうがない。

ハマらなかったならしょうがない。

100人いて100人にハマる笑いなど存在しない。

せめて言うとしても、「優勝した○○さんは申し訳ないが自分にはハマらなかった」だとか「○○さんはもう少しここをこうしたら優勝できたかも」だとか「○○さんは緊張が見えた」等というコメントならまだ許せる。

自分の思ってた結果と違う、自分が好きな芸人が順位が低かったからといって「どう考えても○○さんが優勝だろ」とか「○○さん優勝はおかしい、お笑いやめちまえ」とか「二度とテレビ出てくるな」というのは言いがかり。

何をどう考えたらそういう結論に至るのかがわからない。

「死ね」とか「バカ」とかになってくるとそれはもはや誹謗中傷だし、更には誹謗中傷を超えた法に触れるコメントまでしてしまう人も残念ながらいる。


あとは「ネタにした○○さんに謝れ」という攻撃的、命令的なコメントもやめてほしい。

「あくまでもネタ」の項目でも綴った通り。

芸人は何かをネタにすることでご飯を食べていることをわかってあげてほしい。

他とは違うことをやらないとどんどん新しい芸人が出てくるから、お笑い界隈も競争なんだということをわかってあげてほしい。

また最近だとR-1グランプリで優勝したお見送り芸人しんいちに対してそのようなコメントをしている人がいるが、M-1グランプリで審査員をしている立川志らくのYoutubeチャンネルの動画を視聴してほしい。

そこで志らくさんがお見送り芸人しんいちの面白さや笑いどころを語っている。

簡単にまとめると人間の本質をネタにしているということである。

13失点の人。

1回戦で滑る小学生漫才コンビ。

100万円配る人。

オーディション30秒で落ちて飛行機で帰る人。

これらもほとんど人間の本質を突いているから面白いんだと落語家は語られていた。

オレも仙台から東京までわざわざR-1の1回戦受けに行って滑って落ちて東京から仙台に帰ったことがこれまで5回もあるから共感して笑えた。

それが人間なんだよね。

落ちるとわかっていても挑戦しに行く、それが人間なんだとオレも同じことを感じていた。


芸人だって人間だ。

ただアホなことをやってふざけるだけのロボットではないことを忘れてはいけない。

つまらなかったならつまらなかったで全然構わない。

色々な感想を抱くことに対してオレは文句は言わない。

ただ芸人もそのコメントを読んでいる、ファンや芸人仲間もそのコメントを読んでいる、そのことを忘れてはいけない。

まあ誹謗中傷の話になると情報ネットモラルの話になってくるので、オレから言いたいことはここまでかなと。

芸人は大変な仕事だ。

他の芸人との競争、しがらみ、滑ることもあるし、批判を浴びることもある。

ふざけてアホなことをやっているから楽だと思っては大間違い。

だからつまらなかったことを表現するにしても、少し気を使ってあげると良いとオレは思う。

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