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定年後フリーランス☆講演会講師のリアル(1)登録申請と審査①

 2015年末に、58歳と4ヶ月でサラリーマン稼業から無理やりきれいさっぱり足を洗い、フリーランスとして、カルチャースクール講師を軸に研修講師、講演会講師を加えたところでの総合講師業をめざした。それでまず手始めに研修講師に挑戦したが、とば口であえなく撃沈。その顛末は、別稿〈定年後フリーランス☆研修講師のリアル・書類選考で撃沈〉にかなり詳しいので興味がおありの方はご覧いただきたく。

講演会講師への挑戦も、研修講師への挑戦とほぼ期を一にしている。詳細な日付は忘れてしまったが、だいたいニ○一六年後半からニ○一七年末にかけて、集中して登録申請したと思う。

講演会講師の一般的ななり方は、講演会のプロデュースを事業としている、言うところの講演会エージェントの講師募集に応募して、講師として登録してもらうことが第一歩である。
ただ講演会エージェントのHPの応募エントリー画面から、所定の項目を入力すれば誰でも講師登録してもらえるわけではない。審査がある。定年後のセカンドキャリア形成についての雑誌や書籍は、ここのところをしっかりと書いていないものが多いが、審査はある。まず審査を通らなければ、応募した講演会エージェントの講師にはなれない。
ちなみに私の知る範囲では、講演会エージェント業界統一の認定講師というものはない。講演会エージェントそれぞれが講師認定している。

講演会講師は、研修講師のように講師の登録要件が具体的に記述されていない。たとえば別稿〈定年後フリーランス☆研修講師のリアル・書類選考で撃沈〉で紹介した大手企業研修会社の株式会社インソースのように講師採用要件を細かく記述してはいない。エージェントによっては審査時の余計な手間を省くために記述しているところもあるのかもしれないが、私は見たことがない。ただ、多くの講演会エージェントは、〈現在、講演活動をされている方〉とか〈過去に講演活動をされていた方〉などの要件記述はある。つまり講演の実績があることが、講師登録の大前提にはなっている。

その大前提の上での審査基準は、それぞれのエージェント独自であり、この部分はいっさい開示されていないし、審査基準の問い合わせには応じかねる旨を記述しているところもある。
審査基準は開示されていないが、掲載されている講師のプロフィールで、自分が登録してもらえる水準かどうかおおよその見当はつく。

講演会講師は、研修講師のようにビジネスに限定してはおらず、対象ジャンルが広いので私の印象では、講師登録に限れば研修講師よりはしてもらいやすい。


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