ノン-ノンアイロン
「料理のプロ」はたくさんいるが、「皿洗いのプロ」はあまり聞かない。
前者は、人によって上手い・下手があるが、後者にはそれがあまりないからかなと思う。
では、アイロンがけに上手い・下手はあるのだろうか。
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春らしくなってきた。ということで、引き出しにある衣服の整理をしていた。
買いたくて買ったものの、あまり着ていない服があるというのは、よくある話かなと思う。私もそれが気になった。
しかし、私の場合は明らかに1つ傾向があった。
原因には心当たりがあった。
シャツは、アイロンをかけてもシワがうまくとれなくて、着ることが億劫になっていたものが多いのだ。
一応書くと、私はアイロンがけが嫌いなわけではない。ラジオや音楽を聞きながら、アイロンがけをする時間は割と好きだ。そして、時間があればノンアイロンのシャツにもアイロンをかける。
だが、私の実感として、ノンアイロンでないシャツ(以下、ノン-ノンアイロン)は、そもそもアイロンをかけてもシワがとれないことが多い気がしている。
私は、常にアイロンがけに全力で挑んでいる。そこに疑いはない。
世の中にノン-ノンアイロンのシャツも出回っているということは、標準的な技術力でアイロンをかければシワはとれるということなのだろうか。
私のアイロンがけの腕が劣っているということなのだろうか。非常に悩ましい。
逆に、長く着ているシャツはたいていノンアイロンだ。
中でも特に優秀なシャツがある。何年も前に、友人に勧められて背伸びをして買ったものだ。
Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)というブランドのボタンダウンである。写真:最下段
※ファッションにかなり疎い私は、初めてブランド名を聞いた時「リーマン・ブラザーズ」的な何かだと勘違いした。
何年着てもシワが綺麗にとれる。ボタンがとれたりも皆無。最強。
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いくら休職中とはいえ、アイロンのかけ方の習熟に時間をかけようとは思えない。
結婚でもしない限り、私の場合は…シャツはノンアイロンのものを買い続けるしかなさそうだ。